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135 色々…

季節は10月…


もう少しで本番です。。


「…そうか…(・v・;)

 今週末が地区予選の、」

『メンバー登録の締切です。

 それでオーダーも、、』


 夏が過ぎ風アザミ。。。


 今日は10月1日。(・.・;)

 ついにそんな時期に。。



 地方予選は10月17日。


 目標は…6位入賞。

 次のラウンドである

 府予選に進むこと。。


 その目標を果たせず、

 陸上部が解散したのが

 一年前のこの予選。。

 ( ;n;)/


 やけど…


 今年の駅伝部は去年の

 陸上部とは違うんや。。

 (`・ω・´)


 だって去年は下馬評も低く

 結果も7位に終わってる

 のに対して今年は…


 どう転んでも6位は確実。

 優勝でも全く不思議のない

 戦力を携えたんや。



 けどせやからこそ…

 ここは通過点にすぎん。

 (*・ω・)


 あくまでターゲットは…

 Xデーはその17日後。。


 11月3日の大阪府予選。

 (`△´)ノ


 ここで一位になって、

 大阪代表として都大路に

 出場すること。。


 これがワシらにとって

 最大かつ…(・ー・;)


 たった一つの目標。。 


 この一年のすべてを…

 陸上人生の全てをこの

 一点に賭けたと言っても

 過言やないと思う。。



 では…どうするか、、

 (´・ω・`)


 その夢勝ち取る確率を

 少しでも上げるには

 どう対応すればええか…


 それを考えるのは

 コーチであるみなみと

 千林さんの役回り、、



「…まず状況を整理する。

 まず最終目標は府予選の

 優勝で動かさない。。」

『はい。(;´・v・)

 それ以外にありません。』


「となると…(・v・;)

 地方予選はどうする??

 ウチにとっては貴重な

 実戦経験の場だぞ。。」

『そうです。(´・v・`)

 是非色々と経験して

 もらえればと。。』


「…色々??(・.・;)

 府予選と同じオーダーを

 組むのではないの??」

『…はい。。(;´ーvー)

 このチームには色々と

 ありますよって。。』


「…例えば??(・.・;)

 今さらどのような長短に

 配慮すべきだと、、」

『…そこは…(-v-;)

 状況整理しましょう。

 色々ありますから……』



 まぁその、(・.・;)


 夏合宿終了からたった

 二話で秋になったのには

 色々とあるのですが…


 そうではないです。。


 オーダーを組む上でも

 色々とあるんです。。



 なお以前にも書いたけど

 前提となるオーダー。


 そして練習の成果。。

 非公式を含むタイムは…


 一区=放出京喬(13.56)

 二区=能勢豊(8.38=3000m)

 三区=天保山昇(14.39)

 四区=キックス・オーキャット(14.34)

 五区=赤阪千早(15.18)

 六区=浜寺高師(15.22)

 七区=佐野泉(14:26)

 控え=阿倍野遥(16.24)


 てな具合。(・.・;)


 少なくとも地方予選で

 苦戦する戦力ではないと

 思うんやけど。。



「…やはり第一は…(-_-;)

 放出の故障具合か、、」

『…はい。(・.・;)

 暑い時期に比べると少し

 痛みが出やすいと…』


「…ではどうする??

 放出を一区以外の別の

 区間に回すのか??」

『…ないです。(ノ-ω-ノ)

 アイツは一区を外せば

 むしろ短い距離で

 スピード出すよって…』


「では…外す??(゜Д゜)」

『…はい。(;´・ω・)

 あのヒザで本番である

 府予選の前に実戦を

 走らすべきではないと…』


「だが阿倍野の起用は…

 目立つぞ。。(・.・;)

 本番までは身を伏せる

 作戦だったのに…」

『…むしろそれも狙い。。

 だって放出を使うよりは

 警戒される確率が、、』



 なるほど。(・.・;)


 この会話は三つの意味が

 あるみたいやな。。


 まず…放出を外す。


 ヒザに爆弾を抱える男に

 故障の可能性のある本番を

 経験させるべきでない。


 まして棄権ともなれば…


 それこそワシらは終わり。

 (;_;)/~~~


 放出自身も致命的な

 トラウマを背負うから。



 そしてもう一つは…

 目立たないこと。。

 (・.・;)


 陸上の大会にほとんど

 出場していない

 我々天下茶屋駅伝部の

 知名度は低い。。

 警戒はされていない。


 これは…好都合。

 (`・ω・´)

 ライバルに警戒されて

 得られるモノはない。。


 その意味では放出を

 外すのはもちろん

 遥を使うのも大きい。


 選手層の薄い天下茶屋は

 女子選手を起用する。。


 それは他校から見れば

 油断するに充分な理由に

 なるやろうから。。


 あともう一つ…


 

「…そうだな。(;´・v・)

 使ってやりたいよな。。」

『…そうです。(・v・;)

 遥はホンマ頑張ったから…

 一度も試合を経験させずに

 終わらせたくなくて…』


「だがそれができるのは…

 アイツらに力があるから。

 阿倍野自身にもな…」

『そりゃそうです。(;'∀')

 勝てる公算があるから

 できる話ですよって…』


「じゃぁ…アイツらも??

 西中島と南方も。。」

『はい。(*^v^*)

 枠に余裕があるからこそ

 できる話ですよって…』



 そうやな。(・ω・;)


 故障を抱える身でずっと

 男子と同じ練習を熟し、

 充分な戦力として支えるに

 至った阿倍野遥に…


 実戦を経験させてやらん

 のはあかんわな。(´・ω・)


 そしてアイツら…


 西中島と南方は選手登録

 することになった。


 だって高校駅伝男子の

 登録枠は10人やから。


 それなら枠を空けるよりは

 17分の公式記録のある

 二人を登録する方が妥当。。


 少しなりとも注目される

 要素を減らせる。

 そして…(;´・ω・)


 アイツらにとっても…

 嬉しいやろうな。。


 仮に出番はなくっても

 試合に貢献することって…



「…ほう。(・.・;)、

 では西中島と南方には

 スタッフとしての経験を

 してもらとうと…」

『…だってウチ一人では

 到底無理ですから。。

 だから陸上をよく知るあの

 二人を使ってみよう…』


「…そうだな。(*^v^*)

 特に大阪予選は中継所の

 位置がバラバラだから。」

『…ですよね。(;´・v・)

 荷物を持ったまま中継所を

 自転車で動く体力に加え、

 選手に正確な情報を伝える

 頭脳が必要なんです。』


「これも…(;´・v・)

 運命だったのかな??

 たしか駅伝部創設当時に

 断られたんだろう??」

『…たしかに…(;´・v・)

 けど今となってはそれが…

 あの二人が裏方の立場で

 入ってくれたことは…』



 そ…うかも、(;´・ω・)


 たしかにワシら…

 ホンマに苦労した。。


 もし西中島と南方が

 始めからチームに

 いてくれたらどんだけ

 事が楽になってたか…


 けど結果としては…


 そうでなかったから、、

 ワシらはここまで強く

 なれたのかもしれん。


 そしてワシ自身も…

 (;´・ω・)


 人生万事塞翁が馬。

 

 上手くいかなかったと

 思ってたことが実は

 幸運の兆しになる。。


 のかもしれん。。


 みなみは…(・.・;)

 成長している。。


 駅伝部での僅か一年で

 見違えるほどに、、


 高校生のそれやない。

 いや…

 すでに人生を悟ったかの

 如きオーラを感じる。。

 


 だって…みなみは

 なんとその善後策まで

 考えておったようで、、



「おいおい。(・.・;)

 そこまではわかるが…」

『…何か不都合でも??』


「…放出の抜けた一区を

 どうするかは難問だ。。

 あと阿倍野は三キロ区間

 というのは当然だが…」

『けど今一度自信と…

 副主将の責任を持って

 欲しいんですから。。』


「…賭けだな。(;´・v・)」

『まだ余裕は充分にある

 博打だと思います、、』



 たしかに余裕のある

 博打ではあるが…


 かなり大胆。(・v・;)



 大阪府中央地区予選。


 事実上駅伝部デビュー戦と

 なるこの試合、、


 天下茶屋は花の一区に…



 赤阪千早を起用する。

 (・_・;)


 



色々と曰くつきの駅伝部は

本番直前にしてオーダー変更。

(・.・;)


一区は…赤阪。。


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