表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
126/240

125 息ピッタシ

今回から菅平合宿…


のはずです。(゜Д゜;)


「…あかん、、(@_@;)

 ゲロゲロしてしまう。。」

「車酔いなんて何年振り??」


「…放出、(@O@;)

 これホンマ大丈夫??」

「…けど今から引き返すって

 のもその、、(・n・;)」



 夏休みに入ってしばらくの

 8月4日の午前9時頃…


 我が天下茶屋高校駅伝部は

 長野県の菅平高原まで、

 合宿に行くことになった。


 それで放出運転のワゴンで

 走行中やけど…(;´・c・)


 18歳の高校生は若葉マーク。

 高速を運転するのは初めて。

 さらには助手席のナビ役を

 するワシまでダメダメで、

 ( 一c一) 



 大阪市の天下茶屋を出た

 一行は渋滞に巻き込まれた

 わけでももないのに…


 吹田サービスエリアで

 一時休憩中、(゜Д゜;)


 ホンマに大丈夫??



「…まぁ…(・c・;)

 俺は高速に慣れてきた。。

 というか天保山もちゃんと

 ナビしてくれないと…」

「…そう言われても…(-_-)

 けどナビの経験者なんて

 おらん思うし。。」


『あのぉ…(・c・;)ノ

 ナビのことなら少しは

 わかりますけど、、』

「…遥が??(・_・;)

 なんでわかるの??」


『…忘れましたか?(;'v')

 ウチの家業は自動車部品製造。

 ナビのテスト走行なら昔から

 何度も手伝ってますから。』

「…大丈夫かな…(・_・;)

 まぁどっちにしろワシよりは

 マシやと思うけど、、」



「じゃぁ決まりだな。( ・v・;)

 俺も頑張ってみるから、、」

「…頼むで遥、(@c@;)

 無理なら天王山トンネルに

 入る前に引き返させて、、」


『…ウチ…(ToT)/~~

 高槻で降りたい。。。』

「…泉にそう言われても…」



 とまぁなんとも不安では

 あったけどその…(・_・;)


 その後は意外なほど順調。。


 だって遥のナビと気遣いは

 予想以上に抜群。。

 というか息ビッタシやし…

 二人はお似合い??(´・n・)


 運動神経抜群の放出は

 そのこともあって

 驚くほどの運転上手に。


 米原を過ぎるころには

 まったく不安なしに。。

 (・c・;)

 けど少しだけその…


  

『…せまい…(;´-ω-)

 やっぱりウチ高槻で

 降りたかった。。』

「…何かスンマセン。。

 後で席替えするから。」


 泉がまた不機嫌、(-_-;


 遥のいた席に大柄なワシが

 座ったから三人掛けでは

 かなり狭い状態に、、


 とはいえ今回は特に泉を

 怒らせられんから、、、

 (・.・;)


 結局は小柄で人柄のええ

 赤坂を隣に座らせて

 何とかご機転をとった

 ってのに…



 長野県の山道に入った

 あたりで車が、

 ボペボペいいだした。

 (゜Д゜;)


 まさかのエンコ??

 と思ったけど…



『じゃあ放出先輩。

 次のサービスエリアで

 止めてください。(*'ω'*)

 部品交換しますんで…』

「…まったく…!(^^)!

 阿倍野んチの修理技術には

 いつも助けられるよ。。」


『それなら放出先輩んチの

 品揃えだって。(;'v')

 いい部品が揃ってます。』

「…かもしれんが…

 お前は立派な部品工場の

 跡取り娘だよ。。」



 というわけで…(・c・;)

 二人であっさり修理完了。


 またまた息ビッタシで

 メデタシメデタシである

 はずやのに…


 もう…ホッとこ。(-_-)/

 考えてみれば不要な気遣い

 してる余裕はないから。。


 こうして午後三時前…

 ようやく到着。(@_@;)


 けど着いたら着いたで…、、



「おう、着いたか泉。(^v^)」

『メグちゃん、(´;д:)

 ウチ…怖かった。。』


「…って、、(・_・;)

 道中何があったの???」

「…実はそのぉ、(-_-)/」



 まぁ何があったのかは

 ともかく、、


 変な弟を含むワシらを

 やさしく出迎えてくれた

 この合宿の責任者。。


 同支社大学ラグビー部。

 佐野恵さのめぐみ主将。


 日本代表候補でもある

 105キロのナンバーエイト。

 (; ・`v・´)

 スポーツオタクの赤阪が

 サインを求める大物。


 そして…(・_・;)

 体重41キロの男の娘の

 兄でもある。(-_-)/


 いきなりのことにお互い

 違和感はあったモノの

 お近づきにはなれたから

 良かったのかも…



 …ワシらは今日から

 この合宿所を間借りして

 11日間にわたって…


 徹底して走り込む。

 (`・ω・´)


 10月末の地方大会、、

 11月上旬の府大会、、


 それまでにまとまった

 練習をできる機会は

 もうないやろう。。


 まず今日は少し走って

 課題を見つけて、


 って、、(`・c・)



「みんな…もう無理??

 (´・ω・`)」

「…今日はキツイだろう。

 ゲロしたんもおるし…

 特に放出は6時間以上も

 一人で運転したんだ。」


「…たしかに、(´・ω・)

 合宿は先が長いし、

 今日一日は休んだ方が…」

「…だな、(^v^)

 ならば荷物を置いて

 施設の見学でも…」



『何をぬかすかぁ!!

 (; ・`д・´)ノ』

「…わ、、(;'∀')

 難波は何を怒って??」


『一泊いくらかかってると

 思てる!?( `c´)ノ

 一秒たりともムダ使い

 したら承知せんぞ!!』

「は…はい、(゜Д゜;)」


『荷物はウチが片付ける!

 走れる服着てるんやから

 今すぐ走って来い!!』

「…って…( ;∀;)

 今すぐですか???」


『…泉も行かんかいぃ!!

 いつまで兄貴に引っ付い

 とんやブラコンがぁ!!』

『…そんなんちゃう、、

 (;/^o^:)/』



 …こわっ、( ;∀;)

 けど…願ったり叶ったり。


 やはり選手当事者でない

 みなみコーチがいることは

 ワシらには刺激になる。。


 それに外は…涼しい。

 8月の快晴やのに日差しが

 全く気にならない。

 むしろ…風が心地いい。


 これが菅平高原。。

 夏合宿の聖地。


 ドライブに疲れた体で

 アップダウンのある道を

 15キロ走って問題なし… 


 それに明日は千林さんも

 来てくれるらしい。


 すべては順調、と思たけど

 佐野恵主将さんによると…



「…えっ??(´・ω・`)

 泉の部屋割りでっか??」

「…そうだ。(・n・;)

 そちらのコーチによると

 泉を女子部屋に泊まらせる

 つもりらしいと、、」


「…なんと、、(・c・;)

 けど遥とみなみがOKなら

 ワシとしては別に…」

「…けどなぁ、(-ω-)ノ

 この宿舎に女子部屋は

 一個しかないんだ。。

 ウチの女子マネもいるから

 さすがに弟をそこに…」


「…じゃぁワシらの部屋に…

 それなら何の問題も、、」

「…男子はさらに大部屋だ。

 さっきの騒ぎで泉のことを

 妹だと勘違いしてるのも

 いるからその…」


「…では佐野主将…(・c・;)

 どうされるおつもりで??」

「…とりあえず…

 キミ等が良ければだが…」



 なるほど。(;´・ω・)

 主将部屋でっか。。


 けどそうなるとその…



「…じゃぁその泉は…

 主将さんと二人きり??」

「…何か問題でも??」


「…けど主将さんは泉のこと

 妹だとも、(;´・ω・)」

「それが何か問題???」



 …たしかに、、(・c・;)

 兄弟でも兄妹でもそこは

 問題にはならんか、、


 けどその…

 なぜ初日から本業以外で

 苦労せなアカンの??


 この合宿…

 本当に大丈夫やの??



相変わらずで出足不安の

不器用な駅伝部、、(´・ω・)


追い上げられるのかな??


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ