125 息ピッタシ
今回から菅平合宿…
のはずです。(゜Д゜;)
「…あかん、、(@_@;)
ゲロゲロしてしまう。。」
「車酔いなんて何年振り??」
「…放出、(@O@;)
これホンマ大丈夫??」
「…けど今から引き返すって
のもその、、(・n・;)」
夏休みに入ってしばらくの
8月4日の午前9時頃…
我が天下茶屋高校駅伝部は
長野県の菅平高原まで、
合宿に行くことになった。
それで放出運転のワゴンで
走行中やけど…(;´・c・)
18歳の高校生は若葉マーク。
高速を運転するのは初めて。
さらには助手席のナビ役を
するワシまでダメダメで、
( 一c一)
大阪市の天下茶屋を出た
一行は渋滞に巻き込まれた
わけでももないのに…
吹田サービスエリアで
一時休憩中、(゜Д゜;)
ホンマに大丈夫??
「…まぁ…(・c・;)
俺は高速に慣れてきた。。
というか天保山もちゃんと
ナビしてくれないと…」
「…そう言われても…(-_-)
けどナビの経験者なんて
おらん思うし。。」
『あのぉ…(・c・;)ノ
ナビのことなら少しは
わかりますけど、、』
「…遥が??(・_・;)
なんでわかるの??」
『…忘れましたか?(;'v')
ウチの家業は自動車部品製造。
ナビのテスト走行なら昔から
何度も手伝ってますから。』
「…大丈夫かな…(・_・;)
まぁどっちにしろワシよりは
マシやと思うけど、、」
「じゃぁ決まりだな。( ・v・;)
俺も頑張ってみるから、、」
「…頼むで遥、(@c@;)
無理なら天王山トンネルに
入る前に引き返させて、、」
『…ウチ…(ToT)/~~
高槻で降りたい。。。』
「…泉にそう言われても…」
とまぁなんとも不安では
あったけどその…(・_・;)
その後は意外なほど順調。。
だって遥のナビと気遣いは
予想以上に抜群。。
というか息ビッタシやし…
二人はお似合い??(´・n・)
運動神経抜群の放出は
そのこともあって
驚くほどの運転上手に。
米原を過ぎるころには
まったく不安なしに。。
(・c・;)
けど少しだけその…
『…せまい…(;´-ω-)
やっぱりウチ高槻で
降りたかった。。』
「…何かスンマセン。。
後で席替えするから。」
泉がまた不機嫌、(-_-;
遥のいた席に大柄なワシが
座ったから三人掛けでは
かなり狭い状態に、、
とはいえ今回は特に泉を
怒らせられんから、、、
(・.・;)
結局は小柄で人柄のええ
赤坂を隣に座らせて
何とかご機転をとった
ってのに…
長野県の山道に入った
あたりで車が、
ボペボペいいだした。
(゜Д゜;)
まさかのエンコ??
と思ったけど…
『じゃあ放出先輩。
次のサービスエリアで
止めてください。(*'ω'*)
部品交換しますんで…』
「…まったく…!(^^)!
阿倍野んチの修理技術には
いつも助けられるよ。。」
『それなら放出先輩んチの
品揃えだって。(;'v')
いい部品が揃ってます。』
「…かもしれんが…
お前は立派な部品工場の
跡取り娘だよ。。」
というわけで…(・c・;)
二人であっさり修理完了。
またまた息ビッタシで
メデタシメデタシである
はずやのに…
もう…ホッとこ。(-_-)/
考えてみれば不要な気遣い
してる余裕はないから。。
こうして午後三時前…
ようやく到着。(@_@;)
けど着いたら着いたで…、、
「おう、着いたか泉。(^v^)」
『メグちゃん、(´;д:)
ウチ…怖かった。。』
「…って、、(・_・;)
道中何があったの???」
「…実はそのぉ、(-_-)/」
まぁ何があったのかは
ともかく、、
変な弟を含むワシらを
やさしく出迎えてくれた
この合宿の責任者。。
同支社大学ラグビー部。
佐野恵主将。
日本代表候補でもある
105キロのナンバーエイト。
(; ・`v・´)
スポーツオタクの赤阪が
サインを求める大物。
そして…(・_・;)
体重41キロの男の娘の
兄でもある。(-_-)/
いきなりのことにお互い
違和感はあったモノの
お近づきにはなれたから
良かったのかも…
…ワシらは今日から
この合宿所を間借りして
11日間にわたって…
徹底して走り込む。
(`・ω・´)
10月末の地方大会、、
11月上旬の府大会、、
それまでにまとまった
練習をできる機会は
もうないやろう。。
まず今日は少し走って
課題を見つけて、
って、、(`・c・)
「みんな…もう無理??
(´・ω・`)」
「…今日はキツイだろう。
ゲロしたんもおるし…
特に放出は6時間以上も
一人で運転したんだ。」
「…たしかに、(´・ω・)
合宿は先が長いし、
今日一日は休んだ方が…」
「…だな、(^v^)
ならば荷物を置いて
施設の見学でも…」
『何をぬかすかぁ!!
(; ・`д・´)ノ』
「…わ、、(;'∀')
難波は何を怒って??」
『一泊いくらかかってると
思てる!?( `c´)ノ
一秒たりともムダ使い
したら承知せんぞ!!』
「は…はい、(゜Д゜;)」
『荷物はウチが片付ける!
走れる服着てるんやから
今すぐ走って来い!!』
「…って…( ;∀;)
今すぐですか???」
『…泉も行かんかいぃ!!
いつまで兄貴に引っ付い
とんやブラコンがぁ!!』
『…そんなんちゃう、、
(;/^o^:)/』
…こわっ、( ;∀;)
けど…願ったり叶ったり。
やはり選手当事者でない
みなみコーチがいることは
ワシらには刺激になる。。
それに外は…涼しい。
8月の快晴やのに日差しが
全く気にならない。
むしろ…風が心地いい。
これが菅平高原。。
夏合宿の聖地。
ドライブに疲れた体で
アップダウンのある道を
15キロ走って問題なし…
それに明日は千林さんも
来てくれるらしい。
すべては順調、と思たけど
佐野恵主将さんによると…
「…えっ??(´・ω・`)
泉の部屋割りでっか??」
「…そうだ。(・n・;)
そちらのコーチによると
泉を女子部屋に泊まらせる
つもりらしいと、、」
「…なんと、、(・c・;)
けど遥とみなみがOKなら
ワシとしては別に…」
「…けどなぁ、(-ω-)ノ
この宿舎に女子部屋は
一個しかないんだ。。
ウチの女子マネもいるから
さすがに弟をそこに…」
「…じゃぁワシらの部屋に…
それなら何の問題も、、」
「…男子はさらに大部屋だ。
さっきの騒ぎで泉のことを
妹だと勘違いしてるのも
いるからその…」
「…では佐野主将…(・c・;)
どうされるおつもりで??」
「…とりあえず…
キミ等が良ければだが…」
なるほど。(;´・ω・)
主将部屋でっか。。
けどそうなるとその…
「…じゃぁその泉は…
主将さんと二人きり??」
「…何か問題でも??」
「…けど主将さんは泉のこと
妹だとも、(;´・ω・)」
「それが何か問題???」
…たしかに、、(・c・;)
兄弟でも兄妹でもそこは
問題にはならんか、、
けどその…
なぜ初日から本業以外で
苦労せなアカンの??
この合宿…
本当に大丈夫やの??
相変わらずで出足不安の
不器用な駅伝部、、(´・ω・)
追い上げられるのかな??




