117 そういう因果…
半年ぶりの更新です。
_(._.)_
放出と遥の昔ばなしからの
再開となります。。
「…あの…放出に質問やけど。」
「はい…浜寺くん??(・.・;)」
「…ここで俺になんの質問??(*'▽')」
「放出ってもしかして…(・v・;)
大手自動車販売店の御曹司なの??」
「まぁ…そこそこ大きな車販売店の
社長の息子だけど??(;´・ω・)」
「…中古車って売ってる??(;'∀')」
「そりゃもちろん…(・.・;)」
「あなた…誰??(´゜д゜)」
「…何者でもないよ。。(-v- )
CMうてるほどの大手じゃないし
息子と言っても三男坊だし…」
なんやそれ…(。-`ω-)
半年ぶりの連載再開の一発目が
関西の中高年にしか分からん
小ネタかい!?(=゜ω゜)ノ
…まぁCMはともかく…(´・ω・)
放出は中規模企業の三男坊。
長兄は次期社長として社で修行中。
次兄も大学で経済学を勉強中。
つまり放出は跡取りとしては
期待されていないらしい。
けどだからこそ放出には別の道…
どんな選択もできる恵まれた条件を
活かした生き方が求められる。
陸上で才覚を示したのならば
その成果を上げなければならない。
…けど中二の夏時点では力不足。
いかに放出でもキャリア一年半では
目標としていた全国大会進出とは
いかなかったらしい。。
それで主将となった最終学年では
個人としてもチームとしても
結果にこだわってたらしいけど…
「最後の近畿大会で体調を崩して…
また全国に行けなかったんだ。」
『…まったくアホやで…(。-`ω-)
コイツ大会前日に泊まった宿舎で
夏風邪をひきよったんや、、』
「まぁ原因は冷房ガンガンの部屋で
野球拳なんかしたから。(-v-;)
あれ…誰に誘われたんだっけ…」
『…誰やったけ、、(#^c^#;)
まぁもう二度とやらんやろうから
その件は堪忍して…』
何しとんねん、、( -`ω-)
今はもうでけんのは当然として
その時点でも泉は既に、
性同一性障害と診断済のはず。
なんで大事な大会前に男部屋で
裸祭りなんかやっとんねん、、
エッチ…(๑˃̵ᴗ˂̵)
まぁ…そんなアホな事情もあって
放出はまたも近畿大会で敗退。
また金岡百舌中学全体としても、
全国大会進出者はゼロ。。
これ…主将して結果を求められて
いた放出にとっては屈辱、、
(´・ω・`)
現役最後の夏の大会に敗れた
彼にとっての挽回の機会は…
駅伝だけ。(´・ω・)
秋に行われる中学最後の大会で
結果を残すこと、、
府大会優勝して金岡百舌中学を
全国大会に導くこと。。
「だから…拘ってたんだ、、
なにせ俺の同期は強かったから。
俺が鬼にさえなればきっと
男女とも優勝できると思った…」
『…逆に私たちの同期は
あまり強くなかったんです。。
勝てるとすればその年しかない…
それが放出先輩たちの世代を
焦らせたのかもしれません。』
「阿倍野の言う通りかも…(;´・ω・)
当時の陸上部はなんと言うのか、
空気が張り詰めてたというか…」
『…滅私奉公でした、(;´・ω・)
そんな中で下級生でただ一人
メンバーに選ばれた私に対する
風当りも強かったんです。』
「それで阿倍野は人一倍練習して…
だけどそのせいで…」
『…誰にも言えなかったんです。。
せっかく選んでくれた先輩たちに
何としても勝ってもらいたくて…』
そんな背景もあったんやな。。
だから阿倍野遥は故障のことを
校内では誰にも言えず…
他校の佐野泉に相談していらしい。
それで泉から遥を止めるように
言われながらもその忠告を…
無視する形になった放出京喬。。
その結果は…(;´;ω;)
男子は健闘及ばず二位。。
そして女子は惨敗。。
敗因は…
阿倍野遥のアキレス腱断裂。。
放出京喬はその責任を…
遥の負傷とチーム敗戦の原因は、
出場を強制した自分と訴えた。
けど…それはウソ、、
地元でことの顛末を問われれば
必ずどこかでボロが出る。。
だから…
責任を取る形で地元を離れ、
内定していた西風に断りを入れ…
播州工業に進学したらしい。。
…その後はみんな知ってる。
遥は陸上名門校には進学できず、
しかたなく天下茶屋に進学。。
けど半年後の解散を決めていた
陸上部には入部さえ断られ、
行き場を失っていたところに…
駅伝部が創設、(・.・;)
ほぼ復調していた彼女にとって
救いの糸となったらしい。
一方で日本一の強豪校、
播州工業に進学した放出はそこで
一気に才能が開花。。
高校二年生にして13分台を記録。
駅伝の主力として期待され、
名門・播州工業の準エース区間。
三区に抜擢されるのだが…
その時点ですでに膝は黄信号。
なのに遥同様にそこで
自らを止めることはできず…
棚落ち…途中棄権。。( ;Д;)
全国三連覇の夢を途絶えさせる
大事件を起こすとともに
自らの競技人生も絶望的に。。
さらにはその自責の念から…
うつ病を発症…
播州工業を自主退学…
陸上を諦めるためにあえて
陸上部のなくなった
天下茶屋高校を選んだのに…
「…その後は…(;´・v・)
以前に語った通りだ。。
今は本当に感謝してるよ。。」
『…以下同文、(^v^)
放出先輩に佐野先輩…
みなさんと一緒に走る場所を
得られたことには
感謝の言葉もありません。。』
『…因果な運命やな。。(´・v・)
あの頃は普通に走れてたのに、
こんなイレギュラーな形でまた
一緒に走るなんて…』
「…佐野にだけは言われたない。
(#^v^#)…けど…
今は一緒に走れて嬉しいよ。」
『だからぁ…(。#-`ω-)
ワレはそういうこと言うな…』
「…今更なにを…(・.・;)
裸で野球拳やった仲だろ??」
『…言うなぁ!!<`C´>ノ
このスケベェがぁ!!』
「…スケベって…誰??(。´・v・)
だがここまでありえない因果が
続くのなら…
ウチが都大路に行くことだって
あり得る因果かもしれないな…」
まぁ…(*_*;
放出と遥だけやない。。
駅伝部は皆それぞれが
ありえない因果の持ち主。。
これだけの偶然が集まれば
それはつまり…
そういう因果律であっても
おかしくはないのかも…
思った以上に休載が長引き
申し訳ありません。。
(。´・ω・)
しばらくは連載中の
「空を飛ぶ鳥のように」との
隔週の連載といたしますので
こちらのヨロシクです。。
またこれに伴い掲載時間も
火曜日の11時となります。
次回は9月26日(火)予定
ですのでヨロシクです。
(*´ω`)




