表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
118/240

117 そういう因果…

半年ぶりの更新です。

_(._.)_


放出と遥の昔ばなしからの

再開となります。。


「…あの…放出に質問やけど。」

「はい…浜寺くん??(・.・;)」

「…ここで俺になんの質問??(*'▽')」


「放出ってもしかして…(・v・;)

 大手自動車販売店の御曹司なの??」

「まぁ…そこそこ大きな車販売店の

 社長の息子だけど??(;´・ω・)」


「…中古車って売ってる??(;'∀')」

「そりゃもちろん…(・.・;)」


「あなた…誰??(´゜д゜)」

「…何者でもないよ。。(-v- )

 CMうてるほどの大手じゃないし

 息子と言っても三男坊だし…」



 なんやそれ…(。-`ω-)

 半年ぶりの連載再開の一発目が

 関西の中高年にしか分からん

 小ネタかい!?(=゜ω゜)ノ


 …まぁCMはともかく…(´・ω・)


 放出は中規模企業の三男坊。

 長兄は次期社長として社で修行中。

 次兄も大学で経済学を勉強中。


 つまり放出は跡取りとしては

 期待されていないらしい。



 けどだからこそ放出には別の道…


 どんな選択もできる恵まれた条件を

 活かした生き方が求められる。


 陸上で才覚を示したのならば

 その成果を上げなければならない。


 …けど中二の夏時点では力不足。


 いかに放出でもキャリア一年半では

 目標としていた全国大会進出とは

 いかなかったらしい。。


 それで主将となった最終学年では

 個人としてもチームとしても

 結果にこだわってたらしいけど…



「最後の近畿大会で体調を崩して…

 また全国に行けなかったんだ。」 

『…まったくアホやで…(。-`ω-)

 コイツ大会前日に泊まった宿舎で

 夏風邪をひきよったんや、、』


「まぁ原因は冷房ガンガンの部屋で

 野球拳なんかしたから。(-v-;)

 あれ…誰に誘われたんだっけ…」

『…誰やったけ、、(#^c^#;)

 まぁもう二度とやらんやろうから

 その件は堪忍して…』



 何しとんねん、、( -`ω-)


 今はもうでけんのは当然として

 その時点でも泉は既に、

 性同一性障害と診断済のはず。


 なんで大事な大会前に男部屋で

 裸祭りなんかやっとんねん、、

 エッチ…(๑˃̵ᴗ˂̵)


 まぁ…そんなアホな事情もあって

 放出はまたも近畿大会で敗退。


 また金岡百舌中学全体としても、

 全国大会進出者はゼロ。。


 これ…主将して結果を求められて

 いた放出にとっては屈辱、、

 (´・ω・`)

 現役最後の夏の大会に敗れた

 彼にとっての挽回の機会は…


 駅伝だけ。(´・ω・)


 秋に行われる中学最後の大会で

 結果を残すこと、、

 府大会優勝して金岡百舌中学を

 全国大会に導くこと。。



「だから…拘ってたんだ、、

 なにせ俺の同期は強かったから。

 俺が鬼にさえなればきっと

 男女とも優勝できると思った…」

『…逆に私たちの同期は

 あまり強くなかったんです。。

 勝てるとすればその年しかない…

 それが放出先輩たちの世代を

 焦らせたのかもしれません。』


「阿倍野の言う通りかも…(;´・ω・)

 当時の陸上部はなんと言うのか、

 空気が張り詰めてたというか…」

『…滅私奉公でした、(;´・ω・)

 そんな中で下級生でただ一人

 メンバーに選ばれた私に対する

 風当りも強かったんです。』


「それで阿倍野は人一倍練習して…

 だけどそのせいで…」

『…誰にも言えなかったんです。。

 せっかく選んでくれた先輩たちに

 何としても勝ってもらいたくて…』



 そんな背景もあったんやな。。


 だから阿倍野遥は故障のことを

 校内では誰にも言えず…


 他校の佐野泉に相談していらしい。 


 それで泉から遥を止めるように

 言われながらもその忠告を…


 無視する形になった放出京喬。。



 その結果は…(;´;ω;)

 男子は健闘及ばず二位。。


 そして女子は惨敗。。

 敗因は…


 阿倍野遥のアキレス腱断裂。。


 放出京喬はその責任を…

 遥の負傷とチーム敗戦の原因は、

 出場を強制した自分と訴えた。


 けど…それはウソ、、


 地元でことの顛末を問われれば

 必ずどこかでボロが出る。。

 だから…


 責任を取る形で地元を離れ、

 内定していた西風に断りを入れ…


 播州工業に進学したらしい。。



 …その後はみんな知ってる。


 遥は陸上名門校には進学できず、

 しかたなく天下茶屋に進学。。


 けど半年後の解散を決めていた

 陸上部には入部さえ断られ、

 行き場を失っていたところに…


 駅伝部が創設、(・.・;)


 ほぼ復調していた彼女にとって

 救いの糸となったらしい。



 一方で日本一の強豪校、

 播州工業に進学した放出はそこで

 一気に才能が開花。。


 高校二年生にして13分台を記録。


 駅伝の主力として期待され、

 名門・播州工業の準エース区間。

 三区に抜擢されるのだが…


 その時点ですでに膝は黄信号。

 なのに遥同様にそこで

 自らを止めることはできず…



 棚落ち…途中棄権。。( ;Д;)


 全国三連覇の夢を途絶えさせる

 大事件を起こすとともに

 自らの競技人生も絶望的に。。


 さらにはその自責の念から…


 うつ病を発症…

 播州工業を自主退学…


 陸上を諦めるためにあえて

 陸上部のなくなった

 天下茶屋高校を選んだのに…



「…その後は…(;´・v・)

 以前に語った通りだ。。

 今は本当に感謝してるよ。。」

『…以下同文、(^v^)

 放出先輩に佐野先輩…

 みなさんと一緒に走る場所を

 得られたことには

 感謝の言葉もありません。。』 


『…因果な運命やな。。(´・v・)

 あの頃は普通に走れてたのに、

 こんなイレギュラーな形でまた

 一緒に走るなんて…』

「…佐野にだけは言われたない。

 (#^v^#)…けど…

 今は一緒に走れて嬉しいよ。」


『だからぁ…(。#-`ω-)

 ワレはそういうこと言うな…』

「…今更なにを…(・.・;)

 裸で野球拳やった仲だろ??」


『…言うなぁ!!<`C´>ノ

 このスケベェがぁ!!』

「…スケベって…誰??(。´・v・)

 だがここまでありえない因果が

 続くのなら…

 ウチが都大路に行くことだって

 あり得る因果かもしれないな…」



 まぁ…(*_*;

 放出と遥だけやない。。


 駅伝部は皆それぞれが

 ありえない因果の持ち主。。


 これだけの偶然が集まれば

 それはつまり…


 そういう因果律であっても

 おかしくはないのかも…





思った以上に休載が長引き

申し訳ありません。。

(。´・ω・)

しばらくは連載中の

「空を飛ぶ鳥のように」との

隔週の連載といたしますので

こちらのヨロシクです。。


またこれに伴い掲載時間も

火曜日の11時となります。


次回は9月26日(火)予定

ですのでヨロシクです。

(*´ω`)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ