099 争いはイヤです。(/;ω;\)
部員不足の天下茶屋高校駅伝部の
前に現れたのは黒人留学生。
キックス・オーキャット。
なんとか引き込みたいんやけど…
どんな男なの??(´・ω・`)
『…うそ…(´゜д゜`)』
およそ考えられない…いや、
考えれられる限りで最大の僥倖。。
天下茶屋に留学生がきてくれた。
それもアフリカ系黒人が…
都大路を狙う強豪がこぞって留学生を
入れる中でウチもやってきたんや。。
後で学校に確認したけどホンマに偶然。
というか駅伝の神様って実は
物ゴツイご利益とちゃうんやろか??
けど…まだ確定やない。
兎にも角にもこの留学生を駅伝部に
引き込まんとお話にならん。
だから遥は焦るわけで…
授業が終わると同時に留学生に
話しかけるんやけど…
…何語で話たらええのやらで…
『え…えくすきゅーずみぃ。(・_・;)』
「…What??('ω')」
『み…みすたーおーきゃっとさん。。
めぃあぃ…へるぷゆぅ??』
「…What happen??(´・ω・`)」
『ぺん…ペン…あいはぶあぺん??
…でぃすいずぁぺん??('Д')
だから…なんだばかやろう。。』
「バカ野郎デスカ???(´・c・`)」
『そそ…そーりー。。
日本語は話せます??OK??(;'∀')』
「…少シナラ話セマスヨ。('ω')」
遥…英語が下手すぎ。。(´・ω・`)
あとネタの時代の新旧がおかしい。
何が言いたいのかわからん。。
でもとにかく…
スポーツ留学ならばいざ知らず、
留学生は少しは日本語はできて当然。
そうでないと勉強にならんし
日本に来た目的も果たせんやろう。
でも遥はあまりに英語が下手なゆえに
ろくすっぽ話も通じず、キックスくんに
日本語で対応してもらう始末。。
結局は昼休みを待って、
駅伝部全員で対処することに…
『…改ためまして。。(´・ω・`)
私の名前は阿倍野遥といいます。』
「…アベノハルカ??(;'∀')
知ッテマス。高クテ大キイデス。。」
『それはハルカス。。(・_・;)』
「…阿倍野…ハルカス違ウノ??
高クテ大キイデスヨ。。(・.・;)」
『だから…先輩に代わります。。(¬_¬)』
「…ナニカアリマシタ?(・_・;」
「…そうやないけどキックスくん。
youは何しに日本に??」
「…私ガ日本ニキタノハソノ…」
『…ちょっと駅伝部!!(; ・`д・´)
あとからやってきてキックスくんを
誑かさないでよ!!』
「…たぶらかす…って??(・.・;)」
『キックスくんは交換留学生なの!!
彼が日本に来たなら我々に…
ESSに入らないとダメなのよ!!』
「…そうなの??(;゜0゜)」
『そ…そんな恐い顔しないでよ…』
「…普通の顔ですけど…(-_-メ)」
…まぁ顔はともかく…
そういう問題はあるやろな。。
学校が交換留学生を受け入れた以上、
それ相応の見返りは必要となる。
つまり天下茶屋高校の英語研究会…
ESSへの入部は必要かも。。
…けどワシらも退くことはでけん。。
男というだけでも是が非でもという程に
候補者に飢えた駅伝部の前に、
ンマリア出身のイギリス黒人留学生。。
たとえ横紙を破ってでも引き込まんと
都大路はおろか…
駅伝部そのものの危機やから。。
…ちょっと喧嘩腰になるわけで…
『…だからキックスくんはESSに
決まってるの!!(; ・`д・´)
駅伝部はとっとと帰りなさい!!』
『…ふ…ふざけなぁ!!(; ・`c・´)
本人の意向も聞かんと何ぬかすぅ!!』
『…でも…難波さん…(・_・;)
そういう汚い言葉遣いはその…』
『…てんごヌカスなぁ!!(`O´)ノ
この逸材をシメようとかノタマう輩は
正面切ってかかってこんかい!!』
『さ…佐野さん…(´゜д゜`)
あなた体力は女子じゃないんだから…
そういうのはパワハラでその…』
「…ケンカヲヤメテ…(´;ω;`)
私ノタメニ争ワナイデ…」
『……(´・ω・`)』
…なんや…今回はネタが古い。。
けどそんなことはどうでも良くて…
とにかく話を進めるんやけど…
「…エキデン??(´・ω・`)
蒟蒻トカ餅巾着デハナイデスネ。。
ドウイウモノデス???」
「その。オデンやのうて…(;'∀')
カケッコってわかりますか??」
「…カケッコ??(・.・;)
オ豆サンノコトデスカ???」
「…違ゃう。。(-_-;)
なんでそんな日本語だけ知ってる??
競走のことやけど…」
「…競争ッテ…争イ??(:_;)」
「まぁ…争いといえば争いかな…」
「…だめデス争イハ…( ;`д;´)
人ガ平和ニアルタメニコソ私ハ…」
「……(´・ω・`)???」
『…だからキックスくん。。(;'v')
野蛮な駅伝なんかキッパリ断って、
我がESSに入ってよ…』
「…だめデス!!( ・`д;´)ノ
ESSモ駅伝モ喧嘩シナイデス!!」
…何や知らんけど…
キックスくんは争いが嫌いみたい。
喧嘩はもっとダメ。(´・ω・`)
ワシら駅伝部とESSがモメること…
泣くほどアカンみたいなんや。。
そんなわけで…とりあえず休戦。。
幸いに今日はESSは休みらしいから、
見学は明日に…
今日の放課後のキックスくんは
我が駅伝部に付き合うことになった。
んやけど…
「せやから…駅伝とはカケッコの…」
「…ツマリかけっこトハ??
ままモぱぱモ働イテルノデスカ??」
「…それは鍵っ子…(-_-メ)
とりあえず一緒に走ってみよ。。」
「…OKデス。(*^。^*)
私、走ルノハ大好キデスヨ。。」
「…そりゃ頼もしいな。。
もしかして脚に自信あるとか??」
「…ハイ!!(*^v^*)
走リナラ学校デハ一番デシタ。」
これ…期待できるかも。。(・v・;)
中距離走では世界屈指の強豪とされる
英国のハイスクールで最速…
競争はあかんけど競走はエエみたい。
これならいきなり本練習に混ぜても…
と思って試してみたら…
『…ほな行くでぇ!!(*^O^*)
まずは800mのタイムトライアルや!!』
「…おう。(´・v・`)
ならキックスくんも位置について…」
「…OK。(;'v') Ready」
<パン!!>
号砲一発。みんな一斉にスタート…
と思ってたら??(´・n・`)
キックスくん…
スタート地点から一歩も動いてない。
頭を抑えて震えだしてもた。。
…聞いてみてもただ
…同じことを繰り返すだけ…
「…いやダ……(/;ω;\)
ヤッパリ駅伝…怖イデス。。」
異常なまでに平和を愛し、
超のつく臆病な男。
キックス・オーキャット。
彼は何に怯えたのか…
ちなみにキックスの台詞は
片仮名で表現してるのですが…
変換がメンドクサイ!!(; ・`д・´)
次回以降に表現方法が変わったら
ゴメンナサイです!!




