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詩集

ジュディの花言葉

作者: 蒼山詩乃

 深夜の信号は消えながら死んでゆく

 ガードレールの向こう側しか見えないんだ

 いつもの存在感は隣にまだ来ない

 虚ろな色を抱えた泣き虫な僕自身は


 ゆっくりと歩きすすめる 人生とか言う道は

 間違いものばかりの落し物がなぜか多くて

 君の足跡を見失ってしまったんだ

 なぜ僕は不幸な幸せを握り占めているの


 泣いてしまった 感情はいづこへ

 咲いてしまった トリカブトを

 彼女は投げたんだ!


 適当に書き殴った詞を 消したのは誰なんだ

 君の持っている才能を くださいな

 眠れない真夜中や 起きて覚めなくした朝も

 繰り返し繰り返して 生きていくんだ!


 僕の後悔はまだまだです まだまだ息が出来ません

 どこかの道に落とした この声は錆び付いてしまった

 些細なことなど 消えてしまえって

 そう何度も何度も願ったんだ


 間違いを重ねたんだ 嘘はまた誰かの毒だって?

 聞こえないはずのこの反響は 僕には聞こえるんだ

 目の前に散っていったアネモネを ひとつ掴んでみた

 塵になって何もかも無くしたと知った


 答えたくない問答を なぜ君はしているの

 そうやってまた自分を 傷つけたんだ

 なら僕の手を掴んでよ 朝も昼も夜も

 いつまでも君を 離さないよ


 適当に書き殴った詞を 消したのは誰なんだ

 君の持っている才能を くださいな

 眠れない真夜中や 起きて覚めなくした朝も

 繰り返し繰り返して……


 そして君は泣いたんだ 嬉しそうに泣いたんだ

 手をギュッと繋いで 言ったんだ

「もう君のことを忘れはしないよ」

 アザレアのそばで

 これはメロディを思いついてから書いたものです。基本言葉から詩を作っているのですが、今回はメロディを先に考えて書いたものです。ほんのちょっとだけ作曲者さんの気持ちがわかったような気がします。

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