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狐の企て。
亜人と人間の戦争が終わった。
その後すぐ私は奴隷店に売られた。
できるだけ買われたくなかったから自分に認識阻害魔法をかけていた。
ひさしぶりに客がきたらしい。やっぱり買われたくなかったので魔法を自分にかけた。
その客は私達のいる牢屋の方をみた。そして目が合った気がした。いや、気のせいか。
「この人は…」
は?気づいてる?おかしい。こいつは人間のはずだろう。何故だ。何故気づいた。魔法が失敗していたのか?どの種族よりも魔法と暗器に長けた狐族が?
「この人ください!」
正気か?店員がやめておいた方が良いとあれほど言っていたのに。買われてしまったのなら仕方ない。
従順なフリをして後から殺してしまおう。




