〜覚醒の秘薬〜
まず初めにこの世の始まりについて疑問に思った事はあるだろうか?
無からビッグバーンが起こって宇宙ができたって言われても信じ難い話だ、そしてこれまでの歴史や建造物も恐らく"本物"じゃない何か他のナニカの介入がある。
僕、白桃 心 はそう思うのであった。
「あーねっむ…」
まだ寝たい気持ちを含めた僕はそう呟いた朝だ朝が来てしまった
学校に行く準備をしなければ怠い気持ちを抑えベットから起き上がり家族が集合しているであろうリビングへと向かった。
「おはよう」と僕が言った
「「「おはよう」」」と家族3人が答えた
どうやらもう3人は朝食の中盤に差し掛かっていた、目玉焼きとウィンナーと食パンこれが我が家の三種の神器ちなみに目玉焼きを僕は塩で食べる派だ。
ふとTVに視線をやると朝のニュースで若者の薬物摂取について報道されていたなんでも最近は自ら薬物を摂取してオーバードーズするのがある界隈では流行りらしい。
「心お前はこういうのやってないよな?」と父が聞いてきた
「やってないよそういうの興味ないし」口ではそう言うが実は少し興味があるしかしリスクをとってまでやろうとは思はないこれは本心だ。
そうこうしてるうちに登校の時間だ早く支度をして出なければ、
自室に戻り制服に着替えようと階段を登ったところで姉の真名が声をかけてきた。
「心〜一緒に駅までいこうよ〜」腑抜けた声で真名がそう言った。
「嫌だよ誰が悲しくて大学生の姉と駅まで行くか」
姉と駅まで一緒なんて恥ずかしくてしょうがない同級生に見られたら絶対にからかわれる。
「いや〜今日はなんか良くないことが起こりそうで〜」とまたもや腑抜けた声で姉がおかしな事を言ってきた、にしても今までこんな意味不明な理由で一緒に行こうなんて言ってこなかったのに。
「なにを意味不明な事を言ってふざけてるんだ、僕は1人で行くから真名は勝手に1人で行ってくれ。」と言って自室に迎え着替えを済ませた。
玄関で靴を履きドアを開ける夏休みが終わってから数日経つがやはりまだ暑い。
「よし行くか。」
独り言を呟き登校ルートを歩き出す。
駅まで残り3分ほどのところで黒いローブを着た腰の曲がった老婆のような人が僕に声をかけてきた。
「そこのお兄さん少しお話をしていかないかい?」
なんて怪しい老婆だ!!こんな奴今までこの周辺にで見た事ないぞ!
無視して先を目指し歩き始めると、
「無視せずに少しだけほんの少しだけ話を聞いていってくれないかい?」弱々しいがどこか強気な感じで僕にうったえかけてきた。
「あのーなんですか?急いでいるので用があるなら早くしてもらってもいいですか?」老婆に対して無礼な言葉遣いをしてしまったが怪しい奴なので強気に僕はそう言った。
「ありがとう。それなら手短に…」老婆が黒い袋から何かを探してる、ゴソゴソ少しして見つけたのかニヤリとして僕に何かを見せようとしてくる。
「なんですかこれ?」老婆の手から出たものはウロコ?のような形をして緑色のナニカ。
「これはね……」間が長く続きニヤリとしながら老婆が「滋養強壮剤じゃ!!」老婆もといいババアがアントニオ◯木ばりにおおきな声でそう叫んだ。
「滋養強壮かよ!?びびらすなババア!!」
「ババアとは失礼な!!元気のない顔をしていた若者に老人からの贈り物をあげようという親切心がわからんか!」
なんと言うか拍子抜けと言うか一気に緊張の糸が解けた。
「あーはいはいありがとうね。でなにこれ?飴?」
滋養強壮剤と思われるものに向けてそう言った。
「そうそう飴ちゃんじゃよ舐めて元気を出しなさい。」
なんだいいババアじゃないか。好意を素直に受け止めよう。
「そう言う事ならありがたく受け取るよ。」
怪しいものではないとわかった安堵感からかなにも疑わずに口に放り込んだ。なんだこれクソ苦い!ババア変なもん食わせやがったな流石に知らないババアを信用しすぎたかと反省し怒鳴ってやろうと思ったのも束の間
その瞬間目の前の老婆がありえない顔をしている事に気づいた人間離れした肌まるでトカゲのような鱗模様の肌だった目は黄色く瞳孔はかなり細くなっていたまるで爬虫類の目だ。
「なんだ…おまえ…なん…でそんな…。」
ここで僕の視界がブラックアウトした。
初めて書く二次創作なので見づらいところや展開にイライラすると思いますがよろしくお願い致します。