悲願に向けて
すみません!短いです!
後何話かで一年後に時間が飛びます。
「古代ランピューターの文字を解読出来ました。」
「はぁ?!マジか?!!」
古代ランピューター語を解読できた者はいないと言われているほど複雑かつ他の言語との共通点もない為、解読は不可能とも言われていた。
オンリーがそれを解いたというからにはクラムも驚く訳である。
「学会に発表するのか?」
「しません。面倒なので。」
そもそも、古代ランピューター語が今まで解読されていない事になっているのは解読不能な事が一般的に神格化されているからである。
だから、この最高難易度の言語を解ける人はもう名声を捨てるほど持っていたり、名声に執着していないのである。
公開しない一番の理由は他にある。
「古代ランピューターのオーパーツには兵器もあります。だから、国家絡みでの誘拐や抹殺が起きる可能性が高いのです。まぁ、私なら返り討ちにしますが、今のところ国家と敵対するつもりはありません。」
弱小国家は強大になる為に古代ランピューター兵器を使おうと考える筈である。それが最も簡単に強大になる方法だった。
強大な国家は弱小がそんな事になったら戦争が起きると思い、可能性の芽を摘もうと動くのだ。
つまり、どう転ぼうが古代ランピューター語を解いた者には不幸が起きるというのは賢い者なら誰でも理解出来る事だった。
だから、天才達は黙るのだ。
「それでこの前にアンライさんから貰った宝の地図が解けたから一緒に行かないか?」
「へぇ、おもろそうじゃん。」
古代ランピューターは兵器のオーパーツだけじゃない。楽器や陶器など今では再現できないロストテクノロジーも多いである。
だから、数多の罠がありながら元古代ランピューター国内に行く冒険家が跡が経たないのである。
「この後行くのか?」
クラムはこの事件も終わったし、次の休みにも行くのかと思ったのである。
「いや、行くのは一年後だ。あそこに行くにはまだ危険だからな。」
「……………」
化け物に片足つけているオンリーでも危険であると徹底した準備を用意すると言うほどの危険性があるなんてクラムは信じられなかった。
「世界は広いんですよ。クラム君。私たちはまだ未熟です。」
「あぁ、そうだな。世界は広い。師匠も超えないといけないしな。」
帰ったらまた修行に明け暮れないとなと改めて気合を入れるクラムだった。
オンリーはそれでこそクラム君だ。と思った。
そうじゃないとここまで耐えてきた時間が無駄になる。
一年だ。後一年で悲願が達成される。




