手紙
すみません、短いです。
時間がなくてすみません。
「それでアイツらはオンリーとまともに戦える様になったか?」
「そんなにすぐなれるなら俺が教えて欲しいくらいだ。」
「そうですよね。」
此処はクラムの家。
最近はオンリー屋敷に行ったり、ワヤの屋敷に行ったりと全然自分の家に帰ってきていなかった。
今日は久しぶりにワヤ達友達を呼んで遊ぶことにしていた。
リリス達は打倒オンリーを掲げて修行していて不参加。
オンリーも用事があって不参加である。
「あれ?そういえばアンナ達がいないわね。」
「あぁ、まだ旅行から帰ってきてないんだ。」
「はぁ?!まだ?もう1ヶ月は経つわよね!」
アンナ達の旅行はもう1ヶ月は経っていた。
それどころか、もうすぐで2ヶ月になるところである。
「何かあったんじゃないか?」
ヨーサが心配しそうに言った。
アイツらがクラムをほったらかしにしてずっと旅行に行っているとは思えなかった。
「オンリーの人達も一緒に行っているから。オンリーに来てみたところ。帰ろうにも帰れない状態になっているらしい。」
「やっぱり厄介なことになっているじゃないか?!」
すぐ様助けに行こうとワヤが言おうとしたところをクラムがオンリーから聞いた続きを話し始めた。
「なんでも地獄の浴衣を着てしまったそうなんだ。」
「…………なんだよ?その浴衣には似つかわしくない物騒な名前は?」
地獄の浴衣
それは大昔に温泉茹での刑に処された者達の怨念が染み込んだ源泉を浴衣の染料として使われたことによって呪われた浴衣のことである。
実害はそこまでない代わりにさまざまな温泉に浸かって癒されることで浴衣の怨霊を浄化しないといけないのである。
それも一週間に一回浸からないと浄化されていない怨念の呪いが一気に襲いかかってくる呪い対象者が今まで浸かった温泉に浸かった者も含めて呪われるおまけ付きである。
「うわぁ、質悪ぅ。そりゃ帰ってこないわ。」
そんな曰く付きなものを一緒に持って帰れるわけがない。
自分達は死ぬ事はなくても自分達のせいで人が死ぬのは目覚めが悪いのである。
だから、除霊ができるまで帰ることが出来ないのである。
「これがオンリーから渡された手紙だ。」
「なんでオンリーが持っているのよ?」
手紙配達に頼むよりオンリー宛ての独自ルートの方が届くのが速いのである。
だから、ニナニナが一緒に出しているのである。
ずっと届いていたのにオンリーも忙しくて久しぶりに屋敷に帰ってきたと思ったらリリス立て篭もり事件である。
手紙を発見するまで凄いタイムラグがあった。
「これなんて、かなり病んでない?クラム。さっさと返信しなさいよ。帰ってきた瞬間襲われるわよ。」
ワヤ達も大量に届いている手紙を読んでそれがそれなりに時間が経っているものだとすぐに分かった。
クラムが一切返信をしていないことを気にしているものから段々とクラムに嫌われているのではないかと心配し病みだす過程が分かるものだった。
「あら?これはオンリーさんへのものですね。」
「なんだ?アイツ、間違えて渡したのか?」
「しょうがないわよ。こんな量の手紙に一つくらい混じっていてもおかしくないわよ。」
因みに、オンリーが手紙を出す事をあまりしない事をニナニナ達はよく知っているので返信がなくても病むなんて事はないのである。
「ねぇ、この手紙読んで見ない?」
「いや、他人の手紙を勝手に読むのはダメだろう。」
「そんな事はないわ。本当にオンリー宛てのものか確認するのよ。」
そんな屁理屈通らないだろうと思ったが、確かに自分もオンリー宛ての手紙。
この字面だけで凄く気になっていた。
「よし、見よう。」
好奇心に負けた。
「こ、これは!」
その手紙に書かれていた内容とはいったい?!




