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42.再会の腕輪

1階層に到着した。

冒険者が多くてかなり賑わっていた。


急に目の前にウィンドウが現れた。


[筆剣のレベルが上がりました]

[筆魔法(火車)を取得しました]


確認したいが、帰宅してからにしよう。

俺はジル師匠に付いて行って、ダンジョンから出た。


まだ時間は昼過ぎくらいだろう。


「宿でドロップアイテムを確認して、冒険者ギルドとポーションを買える所に行こう」

「わかりました」

俺達は宿へ向かった。



宿に近づくと、ジル師匠の脚が止まった。


「どうしましたか?」

「いや、大丈夫だ。すぐに家に入るぞ」

「は、はい」

俺達はすぐに借りている家に入る。


ジル師匠が俺達を見て口を開いた。

「今日から単独での外出は禁止だ」

「なんでですか?」

「皇国の兵士がこの宿に泊まってる」

「「「「え!」」」」

ジル師匠は物凄く嫌そうな顔をしている。


「拉致をしてくるとかはさすがにないと思うが、絡まれる可能性がある」

「その時はどうすれば?」

「無視でいい」

「わかりました。俺は変化茶の効果が明日には切れるんですけど人族の姿でいましょうか?」

「うーん」

ジル師匠は悩んでいる。


「…そうだな。そうしてくれ」

「はい」

明日から変化茶を飲む必要は無くなった。


「よし。切り替えて、ドロップアイテムを確認するか」

「はい」

メアは机の上にドロップアイテムをどんどん出していく。


宝箱から出た謎の腕輪×2

スカイスネークの皮・牙・魔石

オークの肉・爪・魔石

ゴブリンの爪・魔石

スケルトンの骨・魔石

リビングソードの鉄塊・魔石

ミミックから出た魔石

ミノタウロスの斧


「結構あるな」

「宝箱から出た腕輪以外は売っていいだろう。金が掛かるが腕輪は鑑定してもらおう」

「わかりました」

「少し休憩をしてから冒険者ギルドに向かおう」

俺達はドロップアイテムをしまった。



俺はステータスを開き、詳細をタップした。


○筆剣Lv4

 筆にも剣にもなる素敵な武器。

 念じることで筆と剣を切り替えることが出来る

念じることでサイズ変更が可能。

 使用可能塗料(黒・白・赤・青・黄・緑・灰・紫)


〇筆魔法(火車)

 炎の車輪を放つ。



「色が増えてる!紫か。それに火車?妖怪でそんなのいたな」

火車の絵を描くのは室内ではやめておこう。


▽ ▽ ▽


冒険者ギルドにやってきた。

ダガルの冒険者ギルドよりも広かった。


「こっちだ」

ジル師匠に案内されるがまま、カウンターに向かう。


「ジルさん!久しぶりですね」

「そうだな」

受付の獣人は笑顔で話しかけてきた。


「ダンジョンですか?」

「ああ。新人冒険者の引率だ。さっきまでダンジョンに潜ってて宝箱を見つけた。中身の鑑定を頼む」

「まあ。宝箱を見つけるなんて運がいいですね。ではアイテムをお預かりしますね」

メアは腕輪を取り出して、受付の人に渡した。


「えーっとこれは再会の腕輪という物ですね」

受付の人は紙を取り出し、何かを書きだした。


「こちらをどうぞ」

「ありがとうございます」

俺は受付の人から紙を受け取った。


紙には再会の腕輪の詳細が書かれていた。



○再会の腕輪

 1人1つまで装備することが可能。

 魔力を込めると片方の腕輪を装備している人の目の前に転送される。

 転送される人に触れている人も一緒に転送されるので注意。

数回使用すると壊れてしまう。



「おお。何かに使えそうだな」

「なら今回は売らないくていいんじゃないか?」

「そうします」

俺は腕輪をメアに渡した。


「メア付けておいて。もう片方は俺が付けておくから」

「うん。わかった」

俺とメアは再会の腕輪を装備した。


「よし。そうしたら次だ」

ジル師匠に付いて行く。


「ジルさん!」

こっちの受付の人もジル師匠を知っていた。

「ダンジョンのドロップアイテムがいくつかある。買い取ってもらえるか?」

「そちらの4人ですね。ではステータスプレートを預かります」

俺達はステータスプレートを渡す。


「Eランクの【天啓の導き】ですね。ドロップアイテムを出してください」

「はい」

メアはマジックバッグからドロップアイテムをすべて出した。


「10階層のボスも倒すなんて優秀ですね」

「わかっていると思うが、俺は手伝ってないぞ」

「わかってます」

受付の人はドロップアイテムの数を数え、メアに硬貨を渡した。


「なかなか稼げたな」

「そうですね」

「じゃあ次は商人ギルドだ」

「は、はい」

「またお願いしますね」

受付の人は笑顔で言った。


俺達はジル師匠に付いて、冒険者ギルドを出た。


▽ ▽ ▽


冒険者ギルドではジル師匠がだいぶ急いでいたように感じた。

「師匠。何か急いでましたか?」

「冒険者ギルドに長居してると、変な頼み事されるから嫌なんだ」

「そういえばそうでしたね」


ずっと一緒にいるから忘れてたが、ジル師匠はギルド関係者の前だと無口だった。

理由も聞いてたはずなのに忘れていた。


「場所は教えたから、今度からは4人で行けよ」

「わかりました。それで次は商人ギルドですか?」

「そうだ。ポーション系を買うなら、高くつくけど商人ギルドで買うのがいい」

「そうなんですね」

昨日言っていたように、悪質な商人が結構いるのだろう。



商人ギルドに到着し、ジル師匠は職員に話しかける。


「ポーションを買いたいんだが」

「はい。在庫はありますよ」

「ライル商会のはあるか?」

「ありますが、少し値段が高くなってしまうのですが」

「問題ない。中級と低級をあるだけくれ。あと高級を5本」

「わかりました」

職員はそう言って奥へ入っていった。


「基本的に商人ギルドのポーションは問題がない。その中でもライル商会が卸しているポーションは味も効果もいいから覚えておくといい」

「わかりました」

メアは熱心に聞いていた。


職員が戻ってきて、ポーションを受け取る。

支払いはジル師匠がしてくれた。


「次回以降は自分達が稼いだ分で買うように」

「はい」

「メアにお金周りをお願いしてもいい?」

「うん。任せて!」

天啓の導きの金庫番がメアに決まった。



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