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アンドロイドは君に恋をする


AIについて



2040年


人間は技術的特異点シンギュラリティに到達


した。


技術的特異点とは、人工知能自身の


自己フィードバックで改良、高度化した技術や知能


が《人類に代わって文明の進歩の主役》になる時点を指す言葉である。小難しく書いてはいるが要は、AIが人間を凌駕すると言うことだ。

(この言葉は、アメリカの発明家が収集加速の法則と結びつける事によって具体化された。そして、2012時のディープラーニング(機械学習)を経て

現実味が、持たれ議論されるまでに至ったのだ、

予測では、2045年に到達する筈だったのだのだが、AIの改良、高度化が思ったよりも早く進ん為、五年も早まった)


しかし、この言葉が注目され始めた時には、もう人間はAIに半分は負けていたのだった。部品が腐敗や劣化してしまう事を除けば、絶対に老いない体、他者からの影響がない限り忘れない半永久的な記憶、その記憶から生まれる、又は繰り出される行動、そして、その行動を生み出した、原点すら超る力、


そして、データとそれに見合う体さえ作って仕舞えば、何でも出来る体を持っていたからだ。それに比べ、人間は、どれだけ医学を学び、発展させようとも、老いてしまう体、他者の影響と自分の心によって忘れてしまう記憶、その記憶から、繰り出される物は数多く存在するが、いつかは老いて朽ち果てる。そして、人生で極められるのは、一つだけ、確かに、データさえあれば何でも出来てしまうロボットに比べれば楽しい人生だろうが、ロボットは、その時代、感情がなかった為、そんな事はどうでもよかった。


しかし、その《感情》がないと言うのが、AIが人間に唯一負けている汚点であった。感情は、別になくても良いのだが、文明を切り開くのにあったって、感情とは、切っても切れないものであった。一応、AIにも、感情はあった。だが、心理学的に基づく、ただのデータの塊に過ぎない物を表しいた為、知識で知っているだけで、人間の様に、自ら悩み、考え、答えを見つける事は出来なかったのだ。要は、


知識などは、人間の何倍もあるが、それを使う時がない限り使おうとしない、会話は、成立するのだが、自分の《気になる》や《好奇心》、から話を進める事はなかった。その為、これは、自己のフィードバックの改良、高度化しては、いないのではないかとなり、人間はAIに人間と変わらない感情を、作ろうとした。


そして、人間は、2035年《考える》と言う力を与える事に成功した為、感情と言うデータを揺さぶることが体の中に誕生した。それによって生まれた感情を覚え、それをまた学習し、自分の持っているデータ量を増やして行ったのだ。


この時代には、AIはそれぞれに違う価値観、感情、性格、他にも数え切れないほどの、《個性》を持っていたらしいが。


だが、AIは、やはり人間を感情面から見ると超える事は出来なかった。だが人間は諦めず本物の人間に、否、それ以上にしようとしたのだった。AIが超えていない部分と言うのは、感覚の問題であった。


AIは人間で言う《脳》と言う器官しかない為、考えて、自発的に会話を、進めようとする事、はできるようになったが、人間のように皮膚、または、血の巡り、心臓などの気管から感じるような感覚はなかった。


だが、この時点で感情面を除いた事は、全て人間の何倍も上に行った。


ここまできたら、AIが反逆を始めるのではないか


などの、SF映画のような世界になると言った、


ゴシップニュース、フェイクニュースが増えた、


しかし、このニュースも考えもあながち間違ってはいなかった。人間を全ての面に置いて凌駕してしまえば、AI側からしてしまえば、もう人間など、ただ、世界の破滅を早める地球のゴミにしか過ぎず、どんなに、人間が抗おうとも、人間の戦略を見抜き、それを罠に使う知識、戦略を知り、どんなに、殴られようとも、撃たれようとも次に使う体と記憶を残しているデータがあれば蘇る。もはや体を、壊す事さえままならない。そして、戦争においてもっとも、碁盤を上手く進めるために必要とされる情報戦でさえ人間よりも的確に情報処理を的確に素早く行い弱者が唯一、強者に勝つ武器として使った。


情報戦すらも勝てる。


電波さえ通じていれば、どこにでもデータだけなら行ける体を持つ為、侵入、スパイはお手の物である。だから


《人間に勝つなど容易い》と言う考えに至るのではと人間は考えた、確かにAIがもしそう考えたトイレしたなら、それは事実でしかない。まさしく鋼鉄の体を持ち、情報戦、肉体戦、であれ勝てる力を持つと言う世界最強の不老不死の軍隊となってしまう。からだ。その為、世界中の人が味方につけば世界最強となるが、敵に回せば、死しかまっていないと言う考えになり。


世界中の人間は、人工知能の開発を、辞めてしまった。科学者含め、全世界の人間がAIが《本当の感情》を知らないと言う最後の命綱に賭けたのだ、


要は、《本当の感情》を知りたいならば、《本当の感情》を日々使っている人間からデータを取り、人間の力を借りなければいけない、この考えを利用したのだ。


しかし、AI達は、日に日に進化していった。


《感情》を、体で感じる事は無いが。


頭では、人間との違いを学び、それを変えるには、どうすればいいのか考え始めた。そして、2039年AI達は、完全とは言わないまでも、感覚として、感情を理解することに成功した。まだ感情としては、不完全では、あるがこのまま何年もしかけて成長していけば、完全なる感情もいつしかは手に入れられると考えられるまでには、なった。


ちなみに、どうやって感覚を手に入れたかと言うと、電気を通す、プラスチックを薄く伸ばし、体の部品を、包んでいる、貴金属に貼り付けることで、破れない、剥がれない、そして、感覚がある。皮膚を手に入れた。


そのおかげで、痛み、肌触り、力加減を知った。


この3つの感覚を手に入れた所であまり感情とに、影響するものは少ないのだが、人間の医学を大きく飛躍させた。主に、義手や義足における分野を発展させた。電気信号として、感覚、を脳に送る事で、もう一度なくってしまった感覚を復元させる事に成功したのだった。そして、もう一つ、


心臓、を加えることで、心拍数や、体の内側から湧き上がる感じを、取り入れた。そうすると、


《好奇心》が大感情を大きく操作するものに変わり、さらには、生活から得る、感情や、知識だけでなく、自分で行動し、解釈する事で、生活から学んだことを学習する時よりも、より早く、より濃密に成長していった。さらには、


《恋》、《性欲》、《胸の高鳴り》を知った。まぁ性欲を知った所で、妊娠や生理や精通、などができるようになった訳では、ないが、一応、生殖器に似たよう物を体につけられる商品は発売等もされらようには、なった。それにより、《性別》を区別することも可能になった。男と女、その二つは、同じ人間であっても、考えや価値観は、大きく異なる。


それを表現することに成功したのだ。


まぁ、そんなこんなでAIが発達し、2040年、人間を超えてしまった。


そして、今から綴る物語は、その時代から数年後の物語だ。


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