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不幸賢者、天使と世界を道連れにする⑤
「おそらく、ですけど、ユーノさんの使命とその指輪、関係があるのではないでしょうか。それに、使命を果たさないと、ユーノさんの命も危ないかも知れません。というのも……」
天使ちゃん曰く、私のお守りの指輪は伝説級の代物、だそうだ。
精霊の国や教会から一時的に譲渡された神器、というなら話はわかるけど、自分で作らせ自分のために使ったとなると、かなりの代償を支払わなければならないらしい。それこそ、人生を賭けて。もしも対価を支払うことなく使い続けると、それ相応の罰が下るのだそうだ。
「またまたー。私を働かせるために脅してるんでしょ?」
「純粋に、心配してるんです……。私、ユーノさんのお手伝いのためにこの世界に来たんです。あなたがいなくなったら、私この世界でほんとうにひとりぼっちですから……。信じられないのなら、どなたか信頼のおける人物に聞いてみるのがいいと思います……」
「冗談じゃ、なさそうね……」
そこで私は街の教会を守護している亜人、巨熊族のアモンの所へ助言を乞いに行くことにした。




