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幕間 Silver Ling
深い闇の中、指輪はどこまでも落ちてゆく。
指輪は探す。自身を宿すべき主を。
白き女神が投じた小石が、黒龍の不滅の概念を波立たせる。
ようやく動き出した物語の鍵は、約束の指輪と共に彼女の手に渡る。
僕はあなたを守れなかった
――――――深い闇を照らしてくれた
あなたの笑顔を守れなかった
――――――たった一つの小さな光
慕いながらも叶わなかった そんな小さな演劇を
人は 恋と呼んだ
―――Silver Ling―――
『――――――――ありがとう、ジン。本当に、本当に楽しかったよ――――――――――』
新章開幕の予告みたいなもんです。
ああ、時間が欲しい・・・・・・