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わけあって勇者目指します。  作者: 紙おむつ
1/1

1話

文章を小学生以来書いたことが無いので間違っていたり、もっといい言い回しがあれば教えてください。。。

「おめでとうございます!あなたは勇者候補生に選ばれました!!」


 出会って一言目の発言に僕は呆気にとられてしまった。それが見知らぬ人なら尚更のことだ。


「あなたは誰ですか?なんですか勇者候補生って、目が見えない僕にわかって馬鹿にしてるんですか?」

「私はスカウトマンみたいなものです。別に馬鹿にしてるわけではないんですよ。本当に素質があるから声をかけさせてもらったんですから」


 話にならないと感じた僕はその場から立ち去ろうした。だが男に腕をつかまれてしまった。


「もちろんただでとはいいませんよ!報酬も差し上げますし、あなたの無くした視力だって記憶だって・・・」


 男は自慢げに言った。

 最後の言葉が気がかりに思った。

 僕には4年前まで記憶が無いのだ。何故男がそれを知っていたのかは謎だったが、只者ではないということだけは僕にも理解できた。信用はできないが話に乗ってみることにした。


「勇者候補生って何をするんだよ。魔王でも倒すのか?」

「話が早くて助かります。異世界に行って魔王を倒していただきたいのです」

「異世界ってどう行くんだよ」

「そのことは気にしなくて大丈夫です。こちらの方でなんとかしますので。後はまた後ほどご説明しますので。ではまた・・・村上秋さん」


 男は僕のことを自分よりに知っているように思えた。

 次の瞬間男は消えていた。今までのやりとりが夢だったかのように。


 家に帰ってから僕は先程の話で頭がいっぱいだった。その場では平然としていたが思い返すと現実と逸脱しすぎて自分でも収拾がつかない。魔王倒すとかなんの能力のない人間ができるはずがない。況してや僕は目が見えない人間なのだから。そもそも異世界なんて童話や物語にあっただけでそんなもの現実に存在するのかとかそんなこと考えているうちにあっという間に時間は過ぎていき、僕は考えるのをやめ眠りについた。


いつも寝ているベッドとは違うことに違和感を覚えた僕は体を起こした。

 壁を伝い周りを調べるが自分の部屋にあった物と一致しない。どうやら自分の部屋ではないようだ。

 ドアが開いた音がする。


「お目覚めですか。気分はどうですか」

 昨日話した持ちかけてきた男が話しかけてきた。

「ここはどこなんだ!説明しろ!!」

「あなたたちでいう異世界ですよ」




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