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閑話 リリの学校生活 最終

ご意見・ご感想をお待ちしております。

  今の僕の姿はあの頃の姿だ。


  ママやパパと出会う前………。


  魔王軍四天王『死王』として君臨していた時の姿となっている。


  この格好は、パパから『はしたない』、ママからは『お腹と足を冷やすわよ?』と言われているので、最近はあまりすることがない。


  だけど、こいつには………僕の友達を侮辱したこいつには『佐沼リリ』としてではなく、魔王軍四天王の『リリ』として相手をしたかった。


  更に今は僕の本気モード。


  本来の魔力を解き放った上に、背後には僕の死霊術とゴーレム技術を複合し作った最高傑作が1つ。


『全自動防御式骸骨甲殻鎧ムクロ君』


  こいつを召喚している。


  こいつは、魔王さまからチョロまかした希少な硬質金属『アダマンタイト』で骨格を作り、そこに死霊を大量に憑依させて作った、人工巨大アンデットの一種だ。

 

  このムクロ君は、巨大なアンデットであると同時に、僕を守る鉄壁の鎧であり、展開されるとあらゆる攻撃から自動で僕を守ってくれる。


  ムクロ君に使わた金属『アダマンタイト』は、魔導伝導率も高く、衝撃を受けると、受けた分だけ硬くなる性質があり、どんな攻撃にも対応してしまうのだ。


  この頭部の巨大頭蓋骨が常に周囲360度を見張り、攻撃が来れば遠隔操作の4本の巨大な腕で防御及び迎撃をする。更に、相手からは目に見えていないが、実は僕は不可視化された巨大な肋骨の中にいる。正に二重三重の安全な城塞の中にいるも同然だ。


  勿論、ムクロ君はただの全自動の鎧ではなく、その全体が巨大な魔力媒体であり、僕の魔術を更に威力を上げて発動できるのだ!


  その威力たるや通常の5倍!


  それだけの高威力を持った魔術を、安全な場所から攻撃される心配も無く、余裕で放つことができる………更には、各所に設置された魔導兵器の数々に格闘機能の搭載……正に動く魔導要塞なのだ!


  正直、アブラシボリ程度には過剰な戦力であるが、こいつは全力で潰したい気持ちになった。


「………さぁ、蹂躙を開始しようか?」


  僕は宣言と共に、ムクロ君に指示を出す。


  ムクロ君は、僕と死霊術によって魂で繋がっており、声に出さずとも意のままに動いてくれるのだ。


  ムクロは僕の意思を受け、アブラシボリを睨むように動き出す。


  そして僕も、アブラシボリを睨みつける。


「さて、さて……覚悟はできてるかい?」


『えっ………あっ………うっ………』


  ふむ……どうやら、あまりの恐怖に言葉が出ないらしい。その姿に多少は溜飲が下がるが、それでもこいつに容赦する気は一切ない。


  僕はムクロ君へと、格闘モードに移行するように指示する。


  こいつは魔法で葬るより、拳で痛め付けた方が効果的だと考えたからだ。


『OKボス!ファイティングモードに移行!HAHAHA!ご機嫌にこいつと拳で語るぜヒャッハー!!』


  頭に直接、ムクロ君からの返答がくる。


  こいつのこれだけが問題だ。


  使った死霊が悪いのかは分からないが、こいつは死霊とは思えない程に前向きで、無駄にテンションが高いのだ。


  おかげで戦闘中も、中々シリアスになれきれない。


  だが、性能がいいので、仕方なくこのまま使っているのだ。


『無駄口、無駄口はいいから、とっととあのタコを片付けて』


『ヘイ、ボスヨロコンデー!!』


  やっぱり、一度調べた方がいいかも………。


  そんな僕の思いも知らずに、忠実に任務を全うすべく、ムクロ君は4本の腕をアブラシボリへと向けて構えをとった。


  そして………。


『よし………やっちゃって』


『ハイ、ヨロコンデー!』


  僕の号令の下、ムクロ君が高速で連撃の拳を、アブラシボリへと叩き込み始めた。


『ちょ!まっ………ボァフ?!』


『ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!ドラ!!』


『いげぁげぁぐぉぐうなかぢぁヴげぁ!?』


  狂ったように叫びながら、ムクロ君は容赦無くアブラシボリを叩きのめしていく。


  だが、その一撃一撃は機械的・事務的に一切の淀みがない一定のリズムで放たれる。


  アブラシボリは必死に抵抗しようとするも防御すらとれず、無抵抗にその身にムクロ君の拳を降り注ぐ雨の如く浴びせ掛けられ、支離滅裂な絶叫を上げている。


  骨は砕け、肉が軋み、血が噴出している。


  うん。自分でやらせておいてあれだけど、相当に無慈悲な光景だな………。


  アダマンタイトという硬質な金属で出来た拳で殴られたアブラシボリは僅か数秒で、まるで粘土細工のようにメチャクチャになっている……。


  うーん………もういいかな?


  これ以上は、猟奇的な光景になりそうだし、後ろにいるフユミ達にも、こんなのをいつまでも見せられないしね………。


『よし、よし。ムクロ君、もういいよ』


『OKボス!!』


  僕の指示に従い、ムクロ君が動きを止める。


  ムクロ君が拳を上げた先には強打の連撃でクレーターのように陥没した地面があり、その真ん中にはボロボロと言うには生ぬるい程にズタボロのアブラシボリが横たわっていた。


『う………ぐっ………あっ………』


  辛うじて息はあるだろうが、最早時間の問題だろう。


『ムクロ君。ムクロ君。あいつの側に僕を降ろしてくれないかい?』


『ハイ、ヨロコンデー!!』


  ムクロ君に指示し、僕はズタボロになったアブラシボリの傍らへと降り立った。


「フンフン………いい様だね、自称神サマ?まだ、やるっていうなら付き合うけど……どうする?」


  明らかに立つことすらできそうにないアブラシボリに、追い討ちの言葉を浴びせ掛けていく。このタイプの輩は、精神的にもおいつめる方が効果的なのだ。


  僕の問いかけに、アブラシボリは微かに首を横に振って否定してくるが、そんな程度で許してやる程に僕はお人好しじゃないよ。


「なんだい?なんだい?返事が聞こえないね?それとも、声が出せないのかい?なら、手伝ってあげるよ………それ!」


『ブゴフッ!?』


  僕は勢いをつけて、アブラシボリの腹部へと軽く拳を叩き込む。


  すると、短い悲鳴を上げながら、アブラシボリの体が一瞬飛び上がった。


「なんだい?なんだい?声が出せるじゃないかい?だったら、最初からしっかり返事をしない………」


『ぅ………ご………お、お………』


「………?」


  すると、突然。アブラシボリが何やら苦しみだした………というより、これってアレの前兆じゃないのかい?


  嫌な予感を感じた僕は、直ぐ様アブラシボリから距離を取った。そして、僕が離れた瞬間に………。


『お………ぼおぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!』


  アブラシボリが口から大量の吐瀉物を吐き出し始めた。


「う、うわぁ、うわぁ……これは………」


  危なかった………あと少し離れるのが遅かったら、あの吐瀉物まみれになる所だった。


「うわぁ………きっついな……あれ………」


「何よアレ……赤黒いけど………血?」


  フッと声が背後からするので見ると、いつの間にかクルミに肩を借りて立っているツヨシやフユミ達がそこにいた。


「あっ。あっ。いつの間に?」


「いや……いつの間にじゃないだろ……。お前………一体何なんだよ………」


「リリさん……あなたは一体……まさか?」


  ツヨシ達が怪訝な表情でそう聞いてくるが……まぁ、当然か。いきなり現れた同級生が、魔法を使うわ、骸骨を召喚するわ、最終的には化け物を倒すわすれば、こんな顔をするだろうな。


「というより、目のやり場に困るんで、その格好をどうにかしてくれませんかね………」


  エンジェル………僕が思うのも何だが、この状況で僕の格好を指摘するのはどうなんだろうか?やはり、彼は将来大物になる気がするよ。


「みんな待ってよ!まずは助けてくれたリリちゃんにお礼を言うべきでしょ?リリちゃんが来なきゃ、どうなってたか分からないだよ!」


  フユミが私の前に飛び出し、三人に向かってそう叫んだ。


「いや………でも………」


「でも、じゃないでしょ!何で助けてくれたリリちゃんに、そんな目を向けてるの!?何で距離を取るの!?リリちゃんはリリちゃんでしょ?私達を助けてくれた友達でしょ?!」


  感情が昂っているのか、フユミは目から涙を流しながら、悲痛ともとれる声で叫んだ。


  そんなフユミの姿に、僕は胸が締め付けられるような感覚を感じると共に、非常に暖かな温もりが込み上げてくる感じがした。


  ツヨシ達はそんなフユミを前に、最初はたじろいて目を伏せ、何かを考えている様子だったが、やがて顔を上げ僕を真っ直ぐに見ながら頭を下げてきた。


「リリ……すまねぇ……フユミの言う通りだ。お前に助けてもらったってのに、俺はお前に………本当にすまねぇ!そしてありがとう!!」


「リリさん……私もごめんなさい……。例え妙な力を使ってようが、リリさんはリリさんだよね。私達を………剛を助けてくれて、本当にありがとう………」


「リリさん……ありがとうございます。本当に感謝します。でも、服はどうにかした方がいいですよ?それ、服じゃなくて最早、紐ですから」


「皆、皆………」


  三人が三人とも、心の底から謝罪と感謝の気持ちを伝えてきているのが理解できた。その真っ直ぐに伝えられる気持ちに、非常に嬉しい気持ちが溢れてくるのだが、それをどう処理すればいいのか分からず、困惑してしまう。後、エンジェルは余計なお世話だ。


  こ、こんな時はどうすればいいんだろうか?


『笑えばいいのさ………マスター』


  フッと頭にそんな声が聞こえたので上を見ると、此方に親指を立てているムクロ君がいた。


  こいつは本当に何なんだろうか?僕が作ったのに、僕の想像を越えた反応をしてくるんだよね………。

 

「リリちゃん………」


  ムクロ君に気をとられてる内に、いつの間にかフユミが僕の直ぐ間近まで来ていた。


「フユミ………」


  彼女の名前を呼ぶと、フユミは僕の手を取って笑い掛けてきた。


「リリちゃん………本当にありがとう。皆を助けてくれて………本当に、本当にありがとう………」


「フユミ………あの………」


『マスター。このような場合は、『気にしないでよ。友達じゃないかい?』と言う事を推奨………アフン?!』


  外野がうるさいので、ムクロ君を異空間へと戻す。


  あいつは一度、本当にバラして調べた方がいいな。


「リリちゃん……でも、私………リリちゃんにとんでもない事をしちゃったんじゃないのかな?」


  すると、これまで笑っていたフユミが、またもや泣きそうな顔となった。


  ど、どうしたんだ?それに、とんでもない事?一体何の事だ?


  そんな困惑する僕に、フユミは瞳を潤ませながら口を開いた。


「私ね……なんとなくだけど、リリちゃんの正体……気付いていたんだ………」


  まぁ、それは『勇者の素質』があったから、無意識に鑑定を使って察していたのだろう。でも、それがどうしたと?


「それに気付いていて……今日、リリちゃんに無理を言って、その力を使わせちゃった……そのせいで、リリちゃんの正体が……私のせいで………」


  あぁ……なるほど、そういうことか。


  フユミは自分が僕に力を貸してくれるように頼んだが為に、僕の正体が魔族だとバレてしまったことを気にしているのか。


  全く………そんな事を気にしなくてもいいのにな。普段は気遣いがないのに、変な所で気を使ってくる奴だよ………。


「フユミ、フユミ……僕は別に………」


「それで、それで………リリちゃんの正体が………








  リリちゃんの正体が『魔法少女』だって皆にバレちゃった………」



「………………………………………ハイ?」


  えっ何?マホウショウジョ?えっ?


「や、やっぱり、そうなのか?魔法使っていたようだし………実在したのか?魔法少女」

 

「さっきは浮いていたし………まさかとは思ったけど………やっぱりそうなの?毎週日曜の朝にやっている『魔法少女戦隊ゴショクショウジョー』みたいな魔法少女が本当にいるなんて………」


「委員長……毎週視てるんですか?いや、まぁ、確かに骸骨操ったり、骸骨出したり、ドロップキックしたり………あれ?魔法少女というより、格好から悪の女幹部のような?」


「わぁー!皆ダメだよ!魔法少女は正体がバレたら魔法の世界に強制送還の上に、おしり百叩きなんだよ?!リリちゃんが連れ戻されて、おしりが赤くなっちゃうよ!だから、黙ってなきゃ駄目だよ!!」


  フユミ達が何か勝手に納得しながら騒いでいるけど、彼女達が何を話しているのか全く理解できない。


  マホウショウジョ?アクノオンナカンブ?


  一体なんの暗号だ?辛うじて正体がバレた後の事は分かるけれど、僕の正体がバレても魔王城に送還されることはないし、まして尻を叩かれなんてことはありはしない。


  あっ……でも、やらかしたらママにはやられそうだけど………。


「リリちゃん!でも、安心して!私……ううん、私達は絶対にリリちゃんの正体は話さないから!だから、魔法の世界に帰っちゃ駄目だよ?だよね皆?」


「おう!任せろ!絶対に話さねぇ。この秘密は墓まで持ってくぜ!」


「えぇ、安心してリリさん。私、口は堅いんだから」


「まぁ、言ったところで母さんに病院に連れていかれそうですけど………」


「えっ?あっ………うん………どうも……」


  何だか晴れ晴れとした顔でフユミやツヨシ達が約束をしながら頷いている。


  エンジェルだけは、時折パパが見せるような顔をしているが………。


  なんだろう……なんだか釈然としないけど、否定する気にもなれない………というより、否定することができないような………。


  ま、まぁ……いいのかな?何か納得してくれてるようだし………これ以上変に騒ぎたくもないしね………。


『ウゴッ………ゲホッア?!』


  ゴロン


「んっ?」


  そんな自分に言い聞かせて納得していると、背後から何かを吐き出す音と、何かが転がるような音が聞こえた。


  あぁ、アブラシボリか。すっかり忘れてたよ。


  って、あれ?アレってもしかして?


「うわっ?!あの、ふざけたオッサンが飛び出してきたぞ?」

 

「うわぁ……あれって生きてるのかしら?」


  ツヨシとクルミが明らかな苛立ちと嫌悪感を乗せた声で言ってきた。


  そう、今僕達の前に、アブラシボリに吸収されたオッサンが、体内から吐き出されて地面へと転がっているのだ。


  それも、真っ裸で赤ん坊のように丸まり、親指をしゃぶっている姿で………。


  幸い………いや、生きていやがったか……。


  しかし、アレはきつい。何って絵面がきつい。あれならば、ガルハダの方が………いや、いい勝負かな?いや、勝負しなくていいけど……。


  オッサンとオッサンのファッション対決なんて見たくないからね。


「リリちゃん……あの人……どうするの?」


  フユミが不安そうな顔でそう聞いてくる。


  正直、僕もどうすればいいのかは分からない。だけど、あのオッサンはフユミに随分と酷いことをしたみたいだし、その他にも色々と余罪はありそうだ。


  それを踏まえれば、僕としては死刑にしてやりたい。だけど、こちらの世界では簡単に人を殺してはいけないとパパ達に言われているし………どうしようか?


『うぎ………うぎぎ………ち、力が………』


  オッサンの処置に悩んでいると、近くで悶えていたアブラシボリに変化が起こりだした。


  段々とその体が縮んだでいっているのだ。


  恐らくは、あまりにもダメージがありすぎて、体内に溜め込んだ力が漏れだしているのだろう。まぁ、いい気味である。


『うぎ………うピぷぅぅぅ………』


  3メートル近くあった巨体は、まるで空気の抜けた風船のように縮み、2メートル、1メートル、僕よりも小さく………と、急激に縮んでいき、最終的には手の平サイズの大きさまでに小さくなってしまった。


  あの巨体を誇っていたアブラシボリは、今や手の平より小さい存在………それも、単眼のタコのような珍妙な生物の姿になってしまっている。


『は、はひ……そ、そんな……せっかく手にした力がぁ……こ、こんな元の姿にぃ……』


  どうやら、今の姿があいつの本来の姿だったらしい。今までの姿は、過剰に力を吸収して膨らました姿………正に、風船のように中身は空っぽのフワフワした飾りのようなものだったということだ。


  どうりで巨体の割には随分と軽いし、柔らかいと思ったよ。


  僕はその縮んだアブラシボリへと近づくと、ヒョイと指に摘まんで持ち上げてみる。


「そ、それがさっきまでの怪物なの?」


「こんな小さな奴が?嘘だろ?」


  ツヨシとクルミが、横から興味津々な様子で縮んだアブラシボリを見ていた。


  こんなんでも、普通の人間が近づいたら危ないよ?


『ひ、ひぃ!た、助けて下さい!も、もう悪いことはしませんからぁ?!』


  指で摘まんだアブラシボリは、バタバタと暴れながら、涙目で懇願をしてくる。


  喋り方が変わっているが………こちらが素だろうな。


「とは、とは言ってもね………お前を助けた所で僕にメリットは無いだろう?だったら、お前を潰してスッキリした方が建設じゃないかな?」


  僕は冷酷にそう宣言をしてやる。さっきはフユミに猟奇的な光景を見せたくなかったから手を止めたが、今なら虫を潰すように手軽に処理できるだろうから、躊躇する気は一切ないつもりだ。


『ひっ、ひぃ?!そ、そんな事をすれば、あ、あんた達も後悔することになるぞ?!』


  もう、こいつは潰そうかと指に力を入れた瞬間。アブラシボリがそんな事を言ってきた。


「………どういう、どういうことだい?」


  そう聞くと、アブラシボリは震えながらも、その目に笑みを見せながら告げてきた。


『へ、へへ……お、俺を殺せば俺が使っている術が消える………これは分かるな?』


「それは、それは分かるよ。バカにしてるのかい?」


  術者が消えれば術は消える。特殊な術でない限り、それは当然の事だ。そうすれば、この趣味の悪い結界も消える。それが一体どうしたというんだ?


『お、落ち着けよ?へ、へへ……ま、まぁ何が言いたいかと言えば、俺が消えればこれまでに俺達が襲った女の子達……そいつらの襲われた記憶が甦るぜ?』


「なん、なんだって………?」


『俺達は、これまで襲ってきた奴に対しては足がつかないように、その女の子達の記憶を一部操作して消してやってたんだよ。コウジに関する記憶をなぁ?なのに俺が消えてみな?コウジに襲われた辛い記憶が甦るぜ?それは女にとって辛いだろうなぁ?クハハハハ!!』


「こ、こいつ………」


「最低ね………」


  アブラシボリの発言に、ツヨシとクルミが怒りを顕にして睨んでいる。


  僕も、こいつの下卑た発言には正直腹が立つ。今すぐこいつを潰してやりたいが……。


「リリちゃん………」


  フユミが悲しげな瞳で僕を見てくる。


  心優しい彼女の事だ。顔も知らぬ他人でも、彼女らが苦しむのを良しとしないのだろう。


  僕としては他人なぞどうでもよいのだが、フユミの思いは尊重したい。


『ホレホレ?どうしたよ?殺るのか?殺らないのか?どっちだ?どっち?』


  こいつ………。


  急に調子に乗って挑発してくるアブラシボリに苛立ちがピークに達しかけていると……。


「あの……ちょっと腑に落ちないことがあるんですけど………」


  エンジェルが、手を上げながら発言してきた。


「どうしたんだ炎慈江留?」


「いや……そいつ……記憶を操作して女の子達から、その……女の子達を乱暴した記憶を消したんですよね?」


『あ"ぁん?それがどうした鼠顔?』


  エンジェルの確認に、アブラシボリが苛立たしげに叫ぶ。




「いや……そもそも、何で出会った記憶そのものを消さないんですか?」





『………えっ?』



「いや……記憶を操作できるんだったら、出会ったこと自体記憶から消せばいいじゃないですか?なのに何で記憶の一部だけなんですか?それのせいで学校には変質者の目撃情報が被害者から上げられているんじゃないんですか?それって凄くやりにくくなるんじゃないですか?」


  確かにそうだ。僕も学校でその情報は聞いている。『変質者が現れている』と。


  そんな情報が流れれば、女の子を襲うことがやりにくくなる。だったら、僕だって記憶は全て消してしまう筈だ。


「それに僕が聞いた話では、被害の女の子は変質者にされた行為の記憶はあって、出会った瞬間に金縛りのように動けなくなり、そこを『ほっぺにキス』されたり『スカートをめくられた』らしいです」


「えっ……ほっぺにキス?」


「スカートめくり?」


  な、なんだその程度の低い行動は?


  ………まさか、こいつの言う陵辱って。


「更に、被害者の証言の共通点は、『変質者に会ったけど顔を覚えていない』だそうですよ。だから警察や学校でも、犯人の似顔絵やなんかを作れないでいるらしいです」


「顔を………覚えていない………」


「それって………」


  うん……多分だか、ツヨシ達の考えと僕の予想は同じだと思う。


「僕が思うに……そいつの記憶操作って、そんなに効果を及ぼさないんじゃないんですか?多分、精々が自分の顔の記憶を消すとか、ぼやかすとか………」


『………………………』


  見れば、アブラシボリはメチャクチャに汗を流して目を泳がせている。


  こいつ………。


「おい、おい……どういうことだい?」


『そ、そんなの、その鼠の単なる想像だろう?な、何か訳があって一部しか消してないかもしれないだろ?!そうだ、訳があるんだよ?!訳がぁ!!』


  アブラシボリが必死にそう言ってくるが、その明らかな動揺っぷりから決まりだろ。


  こいつ………大した記憶操作ができない。


  精々に犯人たる自分の顔を忘れさせる程度だ。だから変質者の目撃情報が上げられているんだ。


  その程度の手札で、挑んできたのか?


  というより、陵辱………いや、悪戯された記憶はハッキリ残ってるじゃないか、こいつ。


  なんだよほっぺにキスとか、スカートめくりって!程度が低過ぎだろうが?!


「おい、おい……お前………」


  指に力を込めて、アブラシボリを絞めていく。


『い、いだぃやぁ?!す、すんません!嘘つきましたぁ?!じ、自分、ちょっとした一部の記憶しか消せません?!り、陵辱とか言いましたが、コウジはメチャクチャにヘタレだったんで女の子達に程度の低い悪戯をするのが精一杯だったんですぅ!!あ、あいつ、子供と親にだけは態度と口がでかいんですよ!マジでクズなんですよ?!それに、よく考えてくださいよぉ!?40過ぎた童貞が、今更生身の女の子に手を出す勇気があると思いましかぁ?!』


  アブラシボリが、泣き叫びながら暴露をしてきた。


  こいつら………本当に三下以下のクズだったんだな………。


  本当に救いようがないな。しかし、驚くべきはエンジェルだな。


  こいつの言葉から、あそこまで思い至るとはね………彼の評価を3段階位上げるべきだね。


「リリちゃん………どうする?」


  フユミがそう訪ねてきた。その顔は非常に晴れやかであり、もうこいつを処分していいよと語っているようであった。


「じゃあ、じゃあ……潰しちゃおうか?」


『ま、待って!待ってくれぇ?!お、俺を殺したら他が黙ってないぞ!俺はこれでも八百万の神々の一柱だ!俺を殺したら他が黙って………』


『何を騒いでおる小童子こわっぱ?』


  いざ潰そうとし、何やら意味不明な事を言って抵抗してくるアブラシボリに辟易していると、聞き覚えのある………いや、有りすぎる声が背後から聞こえた。


  恐る恐ると背後を見ると、そこには案の定アノ御方が立っていた。


  黒いローブを羽織い、尋常ならざるオーラを放つ人骨………。


  ガシャコック様がそこにはいた。


「ガ、ガシャコック………様?」


「………リリちゃん?」


  唖然とする僕を、フユミが不思議そうに見ている。どうやら、ガシャコック様の姿までは見えないようだ。


小童子こわっぱよ。声に出せば不信に思われる故に、心で話せ』


  ガシャコック様は、意外にも気の使った発言をしてくれる。


『余計な事を申すな。して、この結界はなんなのだ?ガリューラを探して放浪していれば、近くで妙な力を感じて立ち寄ってみたのだが?』


  あっ………まだ探していたんですか?確かそれってゲームのやつ………いえ、何でもないです。この結界ですが、そこにいるアブラシボリなる自称神が張ったものなんですが………。


『アブラシボリ?』


  はい、この………。


  と、アブラシボリを見せようとすると、僕の指先にいたアブラシボリが凄まじい勢いで痙攣していた。


『ガ、ガ、ガ、ガ、ガ、ガ、ガシャシャシャシャコック……さ、さ、さ、さまぁ……』


  あっ?顔見知りでしたかね?メチャクチャ震えてるんですが………。


『いや、知らぬ。何だこの珍妙な生物は?自称神?大した力を感じぬが?』


  いや、本人はヤオヨロが何とかって言ってるんですが………。


『八百万か?それならば予も八百万の一柱であるが……このような者は見たこともない』


  こいつは知っているようですが?


『予は八百万では上位に入る故にな。下の者が知っていてもおかしくあるまい。だが、予がこやつを知らぬという事は、末端の末端。最下級に位置する者であろうな。現にそやつからは虫けら以下の力しか感じぬ』


  そうですか………。


  ところで、こいつが自分を殺せば八百万の神々が黙っていないと言ってたんですが?


『知らぬな。基本は我らは自己責任の世界だ。互いに交遊のあるもならともかく、見知らぬ其奴を助ける義理も理由もないわ』


  そうですか。ありがとうございます。


『ふへっ?』


  ブチッ。


  ガシャコック様からの確認も取れたので、憂いがなくなった僕は、指に力を込めてアブラシボリをグシャリと潰してやった。まるで、イチゴを潰したような手応えだったな。


「リ、リリ?そ、そいつ潰して良かったのか?ヤオヨロがなんとかって言ってたが…」


  ツヨシが心配そうに問いかけてくるが、ガシャコック様からの確認もとれたから大丈夫だろう。


「こいつ、こいつのハッタリだよ。助かりたくて嘘を言ってたのさ」


  取り敢えず、ガシャコック様の事は伏せておいて、こいつのハッタリということにして済ますてしまおうか。


「そ、そうなのか?なら、大丈夫だろうが………」


  僕の言葉に安心したようなツヨシ達であったが、その背後ではガシャコック様が怪訝な顔で立っていた。


『知らぬとは申したが、末端とはいえ、余と同じ八百万の者を余の目の前で殺すというのは些か………』


「ところで、ところで、ツヨシはガリューラって知ってる?」


「ガリューラ?『何処者《ドコ者》Go』のガリューラか?勿論知ってるぜ。最近、学校近くのコンビニで出現するって噂になっていたし。それがどうかしたのか?」


『でかした小童子こわっぱよ!!』


  ツヨシの言葉を聞いた瞬間、ガシャコック様は滑るような勢いで情報の場所へと向かっていった。


  ふぅ。これで一安心だな。


「それで、ガリューラがどうしたんだよ?」


「うんうん。何でもないよ。ただ聞いただけ」


「なんだそりゃ?」


  怪訝な顔をするツヨシだが、僕は本当に聞いただけだ。ただ、それを立ち聞きした大物が動いただけである。


「まぁ、いいじゃないのツヨシ。そんなに気にする………ってあら?ま、周りの景色が?」


  クルミが驚いた顔で叫ぶので、周囲の様子を見ると、周りの景色が歪んでいたのだ。


「あぁ、あぁ、これは術者が死んだから、結界が解けてきたんだよ。間もなく外に出られる筈だよ」


「結界が?本当に?あぁ……やっと出られるのね………」


  クルミ達が安堵の溜息をついている。僕は何ともないが、普通の人間がこんな結界の中にいるのは精神的に、相当な負担の筈だから仕方ないだろうな。


  やがて、周囲の光景はぼやけていき、ガラスの割れるような音と共に結界は砕け、辺りはいつもの住宅街にある通学路となった。


  結界が完全に消滅したらい。ツヨシ達も、喜びを顕にしてはしゃいでいる。


  ただ………。


「ねぇ……出れたのはいいんだけど……これ、どうするの?」


  そう、クルミが言いながら、怪訝な表情で指差す先には……。


  陥没した道路と、裸で倒れるオッサン。


  うん。どうしようか?


「いや、あれだな。逃げようぜ?」


  フッとツヨシがそんな提案をしてくる。


  うん。ツヨシにしてはいい提案だね。


「えっ?でも逃げるって………いいの?それって?」


「面倒事に巻き込まれたくないだろ?それに、誰が信じるんだよ?化け物に襲われたとかよ?」


「た、確かにそうだけど………」


「じゃあ、ツヨシ君の提案で決まりですね?早く行きましょうぜ?」


「おう、行こうぜ……って、身体中が痛くて走れね……って、痛みが消えた?」


「軽く、軽く回復魔法を掛けたよ?もう走れるでしょう?」


「「「魔法少女スゲェー!!」」」


「それ、それ……僕は良く分かんないんだけど?」


「よーし!じゃあ、とにかく早く逃げよう?行くよーリリちゃん!!」


「おう、行くぜリリ!急げよ?」


「じゃあ、取り敢えず【ニコ超】まで競争しましょう?じゃあ、レディ……ゴー!!」


「えっ?えっ?ちょ……フユミ?って、は、速い過ぎるよー!!」


  こうして僕は、フユミ達に手を取られ、その場を足早に駆け出していった………。



 




「いや?!リリさん?!その服をどうにかして下さいよ?!」


  エンジェルのそんな叫びを聞きながら。






 ◇◇◇◇


『ぐっぐっぐっ……ゴショクショウジョーよ。今日で貴様らも最後のようだな?』


『くっ……黙りなさい眼帯軍曹!私達はこんな所で終わらないわ!』


『そうよ!大体、あんたが向いてる方向は戦闘員のいる方向よ!私達はこっちよ、この馬鹿軍曹が!!』


『いつも思うけど、両面に眼帯をする意味が分からない……見えてないでしょう?何なのキャラ作り?』


『だとしたらダサい。普通にダサい。ヤバいくらいにダサい。センス無し。彼氏にしたくない』


『激しく同意』


『ぐっくっ……女5人が集まっての罵詈雑言……激しい暴力だな……。よっぽど普通に殴られた方がダメージが少ないぞ?』


  日曜の朝。朝食を食べながら見ているテレビの向こうでは、『魔法少女戦隊ゴショクショウジョー』が写しだされ、今まさに悪の怪人との対決となっていた。


「………僕は、僕は、これと一緒にされていたのか………」


  初めて視る、その番組の内容に、あの時に流されるがままに、肯定してしまったことを激しく後悔する。


  これはかなり恥ずかしい………。


「んっ?何か言ったかいリリちゃん?」


「ううん、ううん。何でもないよパパ」


  僕の呟きを聞いたパパが、どうしたのかと聞いてきたが、気にする必要はないと返答をしておこう。


  話せる筈もないし………。


「あらあら?何の話かしら?私も混ぜてくれないかしら?」


  目玉焼きの乗った皿をテーブルに置いたママが、席に着きながら話し掛けてきた。


「何でも、何でもないよママ。目玉焼きいただきます!」


「あらあら?残念ねぇ……私には話して欲しかったわね………」


  ママが本当に残念そうに言うが、魔法少女に間違われているなど相談できる筈もないので、罪悪感はあるが黙っていることにする。


「そうだわ。お父さん、そういえば聞きましたか?あの話?」


「あの話?なんだ?」


  ママが眉根に皺を寄せながら話している。これは珍しいが、ママが心底苛立っている時の証だ。よっぽど胸糞が悪い話らしいな。


「ほら、ガソリンスタンド近くの春田さんの息子さん……覚えてますか?」


「あぁ、あの……。確か何年か前に下着泥棒で捕まった息子さんだろう?それも2、3回も……。全く嘆かわしい。もう40近くなるというのに親不孝な……それで?その息子さんがどうかしたのか?」


「それが、小学校の通学路で裸でうろついていた所を捕まったらしいですよ?」


「なんだって?!またか?!」


「………………」


「えぇ、しかも、見つかった場所の道路が酷く陥没していて、何か爆弾のようなものを爆発させたんじゃないのかって………」


「そんな危険なことを?!なんて奴なんだ!!」


「………………………」


「更には、今まで変質者に襲われたって女の子達が、犯人はその息子さんだって次々と証言をしてきてるらしいわ」


「見下げ果てた奴だな!!人として許せん輩だ!って、リリちゃんは大丈夫かい?何かされなかったかい?」


「あー‥……うん、うん、大丈夫だよ?何もされてないよー……ハハハ………」


「そうか……それならいいんだが……。それで?その息子さんは無事に捕まったのだろう?」


「そうらしいんですが……何でも、自分は無実だ、化け物がやった、アブラなんとか、白い幼女………なんて意味不明なことを言っているらしいわ」


「なんだそれは?完全に頭が狂っているな」



  パパとママが酷く憤った様子でそんな会話をしていた。


  ………うん。絶対に黙っていよう。


  しかし、あのオッサンが捕まってよかったな。後は、この世界のケイサツに任せて、然るべき罰を受けてもらうとしよう。


『喰らいなさい!!眼帯軍曹!!魔法少女最大友情必殺技!!虐殺混沌波動砲ジェノサイド・カタストロフィー!!』


『な、なんだ!?このどす黒いエネルギーは?!って、ぎ、ぎぃやぁぁぁぁぁ?!』


『悪は滅びたわ!』


『跡形もなく!』


『塵も残さず!』


『その魂も!』


『完全滅却!』


『『『『『悪・滅・殺』』』』』


  テレビでは、ド派手な演出と共に、怪人との決着がついた。


  それと同時に、僕も朝食を食べ終える。そして、直ぐに出掛ける準備を整えた。


「ごちそう、ごちそうさまでした!じゃあ、ママ出掛けてくるね?」


「はいはい、いってらっしゃい。お昼には戻るのよ?」


「はーい、はーい」


「おや?リリちゃん、何処に行くんだい?」



  パパが不思議そうに、そう問いかけてきた。


  だから僕は答えた。



「友達、友達と遊んでくる!!」



  パパは一瞬、驚いた顔をしたが、直ぐに笑顔となって………。


「いってらっしゃい」


  そう言って、見送ってくれた。


「いってきます!いってきます!」


  出掛ける挨拶をし、扉を開けて外に出る。


  するとそこには………。


「あっ?調度出てきたぜ!」


「タイミングがいいわね」


「狙いすましたかのように出てきましたね」


「リリちゃん!おはよう!」


  調度、呼び鈴を鳴らそうとしていたフユミ達とかち合った。

 

  あの日以来、僕達は本当の友達となり、こうやって一緒に行動して遊ぶことが多くなった。


  そして今日も………。


「おはよう!おはよう!それで……今日は何処に行くの?」


「えっと……今日はねぇ………」


  今日は何をして遊ぶか?そんな他愛ない話をしながら、朝の日差しが降り注ぐ道を5人で歩いていく。


  そんな光景を見ると、やっとママの言っていた言葉の意味が理解できるようになってきた。


『世界が変わって見える』


  確かに最近は、妙に世界が明るく見えるし、色んな温かさ感じる。でも、それは元から明るく、温かなものであったのを、僕が気づいていないだけだった。


  友達がいる。一緒に歩む人がいる。ただ、それだけでこうまで感じるものが違うらしい。

 

  でも、決して嫌な感覚じゃない。


  寧ろ、もっと感じて、更に色んなものを見たいと感じる。


  だから………僕はこの思いを大事にし、ここにいる皆と一緒に前に歩んでいきたいと思う。


  そう、まだ見ぬ光の先………。


『ガリューラ!ついに捕ったどー!!!!』


 




  色々台無しだよ!!ガシャコック様ぁぁ?!


【用語解説:その25】


【魔法少女戦隊ゴショクショウジョー】

5人戦隊の魔法少女と、悪の組織『ワルイオトナ』との戦いを描いたアニメ。小学生を中心に、絶大な人気を誇り、グッズなどの関連商品は、軒並み品切れ状態になる程である。


【登場人物】

赤井 薫

元気が取り柄の、戦隊のリーダー的存在。炎の魔法を使い、迫る敵を焼却する。


青野 弓

家が財閥のお嬢様であり、戦隊の頭脳。水の魔法を使い、迫る敵を溺死させる。


黄本 茅

家が財閥の姉御肌であり、戦隊のムードメーカー。光の魔法を使い、迫る敵を消滅させる。


緑翠 あやめ

家が財閥のお嬢様であり、戦隊の癒し役。草の魔法を使い、迫る敵を絞め殺す。


黒原 しずめ

家が財閥のお嬢様であり、戦隊のムードブレイカー。混沌たる闇の魔法を使い、迫る敵の存在そのものを、無かったことにする。

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