【連載二周年・二章完結記念】伊達派の戦力と沙織派の黄天軍〜赤宝山地会戦編
人々が幸福に暮らせる平和な理想郷を追求する大王真仁と、帝位の安定を欲する黄帝周と、自らの権勢を追い求める反逆の皇女沙織……その他軍部や保守派など数多の人間たちの思惑が入り乱れ、時に合流し、時に激突したりしながら紡がれる物語ーー『幸福の大陸パンゲアの創造』はそんなお話です。
なお、現在登録してるジャンルは歴史。厳密には現在進行形だし歴史小説ではないんですが、一番内容的に近いんです。文句があるなら、政治というジャンルを作れ←
さて皆さん、今はそんな感じですが、昔のジャンルではパンゲア何になっていたか、覚えていらっしゃいますか?
そう。実は戦記だったんですね!
ようやっと二章入って戦記っぽくなってきたと安心してたところで、新しいジャンル分けに変わりました。もはやこれはイジメです。少数者の意見も尊重しましょう。とりあえずムカつくので最大派閥は異世界にでも転生すればいいんじゃないですかね?(八つ当たり)
とまあ、雑談はさて置き。
一応旧戦記ジャンルらしく、戦乱の二章も終わったことですし、連載2周年を記念して、両派の戦力比較批評をやってみようと思います❗️
以下、二章までのネタバレに注意。
はい、というわけで。
伊達派側の戦力ーー赤天地軍・大王近衛騎兵隊を中心としたもの、と沙織派の黄天軍では、かなり性格が違います。
今回は二章を通して描いた赤宝山地会戦を例にとって、見ていきましょう!
◎伊達派側(黄帝派遣のラウラの増援部隊は除く)
何と言っても、各軍団間の連携が絶妙です。西部氷野伯領雲石市の包囲を解いた時も、三叉路の戦いでも、また、帝国領内へ進軍した時も、複数の軍団が緊密に連携することで、沙織派に対し優位に立つ場面がありました。
制度としても、横方向の協力が全国的にし易い体制となっています。
あとは、各部隊の練度の高さもあるでしょう。苦手とする夜襲においても、訓練の成果を発揮していました。まあ限界もありましたが……。加えて、規則や命令、秩序を絶対として重んじる辺りも特徴です。
そして何より、技術力です。高峰の戦いで初めて投入されたレーゲン5連発ライフルは、1分で数発しか撃てないマスケット武装の敵にとっては、悪夢的な連射力を誇りました。また、列島に張り巡らされた地下鉄網も、迅速な増援派遣などを可能としており、油断している敵の裏をかくにはうってつけです。
一方で、やはり能力の強さでは大きく水をあけられている場面もありました。
こう書くとあまり派手さがなくて、如何にも堅実な印象を受ける軍隊ですよね。レーゲン何かはさて置き。
◎黄天軍
能力のごり押しが得意技です笑
だいたい伊達派側を圧倒したのは、破格の強さを誇る能力でした。
逆に他の面は割とさんざんで、国内の制度上横の連携は地方を超えると極めて難しく、最悪敵対行動ともとられるし、多くの兵士が欲にかられて上官の停止を聞かずに勝手に突撃を始めるなど練度・統制も良いとは言えません。
将兵の関係の特色では、規律や命令以上に、自分たちの上官個人に深く心酔して従う傾向があると指摘されています。
要は、強い能力者ほど偉いわけで、或いは、ポジションがその強さを表す訳で、軍隊内での出世競争や、強い独立した縄張り意識が戦場での連携にまで響いているという何だか本末転倒なことになってるんですね。
しかし、内部にゴタゴタを抱えていても、本当に強い能力には、伊達派はどれだけ連携し技術の粋を集めても太刀打ちできず、赤宝山地会戦でも幾度か窮地に立たされているのです。しかも、最大のピンチだった高峰決戦で、能力のごり押しで勝利を目前としていた馬主元帥を止め大王の命を救い勝利へ導いたのは、結局、北条派で最強の能力者、第二皇女北条七海でした。
二章の最後、馬主元帥は私は赤天地軍にも近衛騎兵隊にも完全勝利したと断言しますが、別に強がりでも何でもありません。これは事実です。
伊達派軍部にしてみれば屈辱的なこの結果ーー彼らはここからどういう回答を出すのでしょうか。沙織派にしてみても、レーゲン銃は脅威的存在ですし、会戦は予想だにしない大敗北に終わりました。一体どんな反応を見せるのでしょう。真仁は、周は、そして七海は……。
→三章へGo!!
はい、ということで。メインは以上になります!
しかしまあ、あらためて見直してみると、最近の流行りでは逆だろうという感じもしますね笑 主人公サイドが与えられた能力使って、いかなる障壁も、物理法則も一般常識も無視して俺TUeeeeeeeするのが人気だそうで笑
自分としては、強大な敵や困難を、いかに知恵と工夫で乗り越えていくかにこそ、ドラマを感じ、書く意義を見出すのです。だから、パンゲアは難題難敵に、時に泥臭く、時に王道で、時に力技で挑んで行くのです。結果はともかくとして← まあそれでも、あらゆる結果は経験となり、経験は学びであり、それは成長に繋がっていくわけです。まさにこれは、ドラマです。
なお作者はこう書いてる一方で、性懲りもなく原稿の執筆をサボり、二章完結したところで、大慌てで三章の冒頭を書いてます← まあこれも1つの学び(自重)
三章は、予定では、そう、予定では、10月30日の日曜日から投稿を開始します。
色々言うともはやフラグにしかならなさそうなので、この辺で。
では皆さん、また再来週❗️m(-k-)ノシ
m(-k-)rn.. イヤフラグジャネーシ、ゼッテエサライシュウダシ