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表やら裏やら色々話~大父降誕日記念

主人公真仁に関連する画像をのせつつ、色々なお話をさせていただきます!

裏話好き注目!!

引き続きパンゲア主人公、伊達真仁誕生日記念です!


さて、こちらでは、彼とゆかりのある創作上の資料をお見せしたいと思います。

一部に廃案になったものものせていますので、ご了承ください。




まずは、彼の主な勤務地である統治府のイメージです!!


挿絵(By みてみん)


序章と一章で繰り返し出てくる執政室は、12階に相当するドーム下の凸部分にあります。

高さ39メートルで、日本能力者世界においては最大の建築です。

……スカイツリーとか言わない。東京タワーもダメ。彼らは能力があるので、我々一般人ほど科学が必要なく発展していないんです。

ちなみに、その一般人世界の建築と比べますと、早稲田大学の大隈講堂が125尺、38メートル弱なので、それより少し高いくらいです。


正面扉の真上、3階にある手摺部分が「序章第十五話 合一の儀」で真仁と春瀬が抱き合ったテラスです。割愛してますが、花が飾ってあり本当はもっときれいです。あと地味に「序章第二十二話 暗転」でも登場してます。冒頭部、出張した大王の代理をつとめる春瀬が予算強制執行発動を宣言するのがここです。


統治府の前に広がっているのが、朱雀広場です。これも合一祭で度々登場しました。僕の画力の関係で随分小さく見えますが、実際はかなり広いはずです。王国一の広場ですので。


ちなみに……画面左手に向かってのびている「氷野大路」は、作中で「南大路」と呼ばれていた統治府から氷野邸まで南下する大踊りです。いつどうして名前を変えたのか、さっぱり記憶がありません。

「氷野大路」の方が分かりやすいじゃないの……



なお大王の解説によると、真仁の祖父にあたる嫌われ者、もとい、深山大王の即位10周年で完成しており、建築史上で言うと新中期様式のはじまりを告げたとかで歴史的に意義のある建築だとか何とか。青天に映える建築No.1(歴代大王調べ)



で、この画像よく見ますと、見えないかもしれませんが、統治府の右下辺りに小さく汚らしい字で「国旗」と書いてあるんです。

拡大してきれいにしたものが、こちらになります。


挿絵(By みてみん)


左が伊達大王国の国旗、赤天地旗せきてんちきです。

一応「一章第三十三話 パンゲア会談開催」で、大王一行が北条派の帝都、都市みやこしに入城するシーンに、ちらっと出てきます。

縦向きで、比率は横2:縦3。赤白赤と上から均等に塗り分けられています。

これには、臣民の父たる大王(赤色)は上から臣民(白色)を支配するだけでなく、下から支えるように思いやることもしなければならない、という伊達派大王の政治観を示しています。

たまに名前が登場する氷野家が輩出した政治的大英雄、氷野春成名宰相が作り出した理念です。


また他の側面では、宿敵北条派への対抗意識もありました。


右が北条派連邦帝国国旗の黄天旗こうてんきです。たしか原作未出。

横向きで横2:縦1、上下に黄色と白に塗り分けられています。

要はこれは、黄色の黄帝が白の臣民の上に立って支配する黄帝の専制体制を意味しているんですね。


ここら辺からも真仁が悩み苦しむ両国の対立の深刻さをうかがい知ることができます。



アホらしいと思ったあなたは、大正解です笑





さて、国旗を紹介したところで、話を真仁に少し戻しましょう。

ずばり、伊達家の家紋です!!


挿絵(By みてみん)


これぞ赤いハートの大王紋。始祖両家の氷野家はシンボルカラー青だから、青いハートな。

はい、そのまま! 以上!



と言うわけにもいきませんので、幾つか。

まずはこちらです。


挿絵(By みてみん)


上半分は関係ありません。「赤愛心臓」とか書いてありますが没案です。

見ていただきたいのは下です。


そう、黄帝のシンボルです。




伊達家のはもう話すことないの。ほんとに←



北条派連邦帝国黄帝の象徴は、雷杖らいじょうと呼ばれるもので、もとは我々の一般人世界において、東洋の雷神の彫像が稲妻を形容するものとして持たせられたものです。ずばり金剛杵こんごうしょです。

古代インドで金剛石、つまりダイヤモンドの輝きになぞらえて雷神像に持たせていたダンベルのような外見のアイテムが、古代中国に伝播した際、中国にはダイヤモンドのような鉱石がまったくなかったため、いかつい神の像が握り締める物体を理解できず、今の日本の仏像に伝わるような金剛杵を作り出したとか。


それがさらに能力者世界へ入り込み、いつしかそこの黄帝の象徴として用いられるようになった、という意外と壮大な設定です笑。人文学で今人気の文化の伝播と受容、ってやつです。



で、この雷杖、こっそり原作にも登場しています。

「一章第四十一話 夜会のつき物」です。


大王が北条派の黄帝親衛隊(上画像最下部の「黄帝親衛弓兵隊」のアイデアが膨らんでいってこの「黄華隊」になった)に所属するドイツ系中尉、ウィリアム・テルの血を引くラウラ・テルに贈り物をする場面。プレゼントのロケットの表蓋に大王紋と一緒に掘り出されています。


――ところで、あの詩の意味は分かりましたか?





最後はもう何かいらないんじゃないかという気もするのですが、大王誕生日記念企画を黄帝で終わるわけにもいかないので、

没になった大王近衛騎兵隊の旗と大王家の家紋をご覧ください!


挿絵(By みてみん)



結局採用されたのは、騎兵隊制帽の形だけでした涙

てか、王室旗が完全に日の丸の件……







と、いうことで、今回は以上になります。

真仁大王関連?だったのかこれ? な表やら裏やら色々話、楽しんで頂けましたでしょうか?


本編の更新、まだまだ頑張っていきます! たくさんの紙ごみを積み上げながら!!

ぜひ今後とも、『幸福の大陸パンゲアの創造』と、我らが主人公、伊達真仁をよろしくお願いします!




真仁、誕生日おめでとう!

大父大王陛下、万歳!!

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