漫才:『俺は漫才王になる男だ!』ワンピース ルフィー編
登場人物
ボケ(A):ルフィに憧れすぎて、日常のすべてをルフィっぽく解釈しようとする男。
ツッコミ(B):冷静な常識人。週刊少年ジャンプは毎週読んでいる。
A:どうもー!よろしくお願いします!いや〜、最近気づいたんですけど、僕って『ワンピース』のルフィにそっくりなんですよ。
B:いや、見た目全然違うやろ。麦わら帽子すら被ってないし。
A:いや、中身よ、中身。「ルフィあるある」ってあるじゃないですか。あれ、全部僕に当てはまるんですよ。
B:ほう、例えば?
A:まずね、僕も「肉」を見ると目がハートになるんです。
B:まあ、焼肉とかテンション上がるのは分かりますけどね。
A:昨日なんて、スーパーの特売の「こま切れ肉」見た瞬間に、目玉がバネみたいにボーン!って飛び出してハート型に固定されましたからね。
B:漫画の演出を現実でやるなよ。眼科行け。
A:で、「肉ーーー!!!」って叫びながら、パックのまま生で3キロ飲み込みました。
B:野獣か!焼いて食えよ!
A:そしたら、お腹が一瞬でバランスボールみたいにパンパンに膨らんで。
B:あー、ルフィが満腹になった時のやつな。
A:でも次の瞬間、「シュー……」って音立てながら、しぼんで元に戻りました。
B:……いや、消化早すぎへん?
A:はい、嘘です。実際はただのひどい胃もたれでした。
B:当たり前や!生肉3キロも食うからや。
A:あとね、僕も致命的な方向音痴なんですよ。ルフィもナミがいないと即迷子でしょ?
B:まあ、ルフィは直感で動くからな。
A:僕もこの前、コンビニに行こうと思って家を出たんですけど、気づいたらグランドラインの入り口「リヴァース・マウンテン」の頂上にいました。
B:行けるか! コンビニ行く感覚でレッドライン越えるなよ。
A:そこからさらに、舵を握ったら必ず変な方向に進むっていう「ルフィあるある」が発動して、気づいたら南極でペンギンと宴してました。
B:どんだけ流されてんねん! 船のセンスなさすぎやろ。
A:宴が始まったらもう「ししししし!」って変な笑い方で踊り狂ってね。
B:あの独特な笑い方な。周りのペンギン引いてたやろ。
A:でもそこで、敵のボスがデカいとテンション上がるっていう「あるある」も出ちゃって。目の前に現れた巨大なシロクマに「お前、面白そうだな!俺の仲間になれ!」って勧誘したんですよ。
B:それ一番危ないシーンやん。食われるぞ。
A:そしたらシロクマが「お前、常識なさすぎだろ」ってドン引きして、普通に敬語で諭されました。
B:クマの方が常識人か!
A:あと、ルフィといえば「麦わら帽子」を馬鹿にされるとブチギレるじゃないですか。
B:象徴やからな。シャンクスとの約束の帽子やし。
A:僕も、大事にしてる「ヘアバンド」を馬鹿にされると、すぐ本気モードの合図としてそれを預けるんです。
B:お、誰に預けるの? ナミ的なポジションの人?
A:近所のコンビニの店員さんに、「これ預けとくわ……本気出すから」って。
B:ただの不審物のお預かりやろ! 店員さんも困るわ。
A:で、そのまま店内で「おれは海賊王になる男だ!」って100回くらい叫びました。
B:通報されるわ! 営業妨害やめろ。
A:でも、嘘が下手すぎてバレバレっていう「あるある」があるんで、警官に「何してるんですか?」って聞かれた時、口笛吹きながら天井見て「いや……海賊王の練習なんて……してないぞ?」って言いました。
B:バレバレやな! 嘘のつき方までルフィに寄せなくてええねん。
A:結局、最後は謎の根性で復活して、「よっしゃー!!!」って叫んで全部持って行きました。
B:何を?
A:警察署の取調室のカツ丼。
B:食うなよ! 完食して満足するな。
A:まあでもね、一番ルフィっぽいなと思うのは、寝る時の体勢ですよ。ゴム人間だからありえない角度で寝るでしょ?
B:あー、首がグリンってなってたりするな。
A:僕も今朝、起きたら首が360度回転して、背中側に顔がついてました。
B:それホラーやん! エクソシストやん!
A:で、そのまま後ろ歩きでここまで来ました。
B:怖いわ! 前見て歩け!
A:……はい、夢でした。実際はただの激しい寝違えで、首が5度しか動きません。
B:弱すぎるわ! 覇気使って治せ!
A:まあ色々言いましたけど、僕も最後はルフィみたいに「仲間を何より大事にする」って決めてるんです。
B:おお、それはええことやな。一番大事な「あるある」や。
A:だから、もしお前がピンチになったら、俺は迷わず言うよ。
B:お、何て?
A: 「ゾロどこ行った?」
B:俺を助けろよ! 迷子のゾロ探してる場合ちゃうわ!
A:で、サンジに「女の人見て鼻血出すなんて変態だな!」ってツッコみます。
B:その場にいないメンバーと会話すな! 目の前の俺を見ろ!
A:……やっぱり僕、ルフィにはなれないみたいです。
B:やっと気づいたか。
A:だって僕、泳げますもん。
B:そこ!? 根本的な設定の差!? もうええわ!
二人:ありがとうございましたー!




