机のメッセージ?
今回は偶然の重なったお話です
6時間目も中盤に差し掛かった頃、俺、西村咲は後ろの席を振り返る。
やはり後の席に羽崎さんは居ない。
(どうしたら来てくれるだろうか)
俺は今日一日ずっとその事を考えていた。
(とにかく今日も羽崎さんの家に行ってみようか)
そうこうしているうちに5時間目が始まった。
その日の授業が終わって、しばらく経った放課後
俺は忘れた水筒を取りに教室の前まで来ていた。
(ここが…こうで)
教室から声がする。誰かの補講だろうか?
俺は廊下の窓から教室を見る。
教室で補講を受けていたのは羽崎さんだった。
そう言えば昨日、羽崎さんに会うように頼まれた時に先生が羽崎さんは週に2日だけ放課後に学校に来ていると言っていたのを思い出した。
しかも羽崎さんが座っていたのは俺の机だった。
確かに窓際の一番前で先生の机の目の前だ。
(今は忘れ物取れそうにないな)
俺は諦めて踵を返した。
帰って母に叱られたのは言うまでも無い
(昨日、ここに羽崎さんが座ってたんだよな)
そう考えると何だか緊張してしまう
何でだろう?
まだ会ってから間もないのに。
女の子だから?
それ以外にも何か…今までに感じた事の無い感情のような気がした。
5時間目も中盤、お腹いっぱいなのもあって眠気と欠伸が自然と出てしまう。
俺は暇つぶしに机に猫の絵を描いてみる
スタスラスタ
シャーペンで描くにはいささかしんどかったが描けた
そしてこれがこのあと考えもしなかった事になるとは思っても見なかった
○○○
(かわいい…)
私、羽崎咲花は机を見て思った。
毎週2日だけ先生が授業に出れていない分を教えてくれる
それで学校に来ていた。
私はもう一度机を見る
机には誰かが書いたであろう"猫"の絵があった。
スサスラスラ
私はその下にかわいいね!と書いてみた。
書いた人が見たら喜んでくれるだろうか。
○○○
(へ、返事が来てるだと)
俺が深い意味無しに書いた猫の絵に可愛いねと書かれている。
しかもこの字、部屋にあった羽崎さんの部屋にあったのと同じ。
まさか羽崎さんが…
俺は色々迷ったが取り敢えず返事を書くことにした
ありがとう。頑張って!
あまり綺麗な字では無いが書かないよりは良いだろう。
こうして俺と羽崎さんの机のメッセージのやり取りが始まった。
最後までお読み頂きありがとうございます!
今回は深い意味の無かった落書きからやり取りをすることになると言うお話でした!
次回はラノベ彼女を更新予定です




