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ココロウ  作者: う~やん
2/3

そして、新たな邂逅

「こいつには、指一本触れさせないから。」

そう言い放った少年の顔は、横から見て格好よかった。

少女は、そう思った。


 三人と二人は向かい合って動こうとしない。

マッシュの両手が不意に光りだす。

それを気に、少年は足に力をこめる。

─ドンッ

爆音を残して、少年は弾丸になる。

マッシュに肉薄し拳を一息に五発打ち込む。

「ゴッア!!」

五発の拳をもろに受けガードできなかったマッシュは地面に崩れ落ちる。

 まず。一人。

少年は、次の目標─オルテガに目を向ける。

が、攻撃態勢には入れない。

オルテガが、少年の周りに手から発生させた火の玉を打ち込み、煙幕を張ったからだ。

「どこだ!?」

少年が探す。

煙を切り裂いて、後ろからオルテガが迫る。少年が気がつくがわずかに─

─遅い!!

オルテガは、拳に力を籠めて振りぬこうとして、

少年はそれをガードすべく体勢に入ろうとして、

「伏せて!!」

男の場所に相応しくないキーの高い声に阻害される。

ただ、一つ。

少年が伏せ、オルテガが動けなかったこと以外は。

少女は、右手に力をこめ指を鳴らした。

パチン!!

乾いた、音が鳴り。

──キュボ!!

光の矢のような物が、オルテガを射抜く。

「ガ!?」

 何があったのか判らない。といった表情でオルテガは、地に沈んだ。

──ありえない。

二人が地に沈むのを見ながら、ガイアはつぶやいた。

─こんなはずがない。俺たちは、そこまで強いわけでもないが、まさか素人達にココまでコケにされるはずが無い。

 少年が、攻めて来る。

ガイアは、それを器用にかわしながら考える。

─まさか、この二人は!?

しかし、その後の思考は繋がらなかった。少女の光矢を諸に喰らった。

 今だ。

少年は、そう思い左手に力を籠め思い切り打ち抜く。

強烈なボディーブローが決まり、ガイアは崩れる。

─終わった。

少年は、力を抜く。

と、次の瞬間


 ゾクッ


 なんともいえない恐怖に襲われる。

「こんな、こんな筈がないッ!!」

もとは、ガイアだった。眼鏡キャラが壊れている。

ガイアの周りに、強い風が吹きすさぶ。

少年の本能が語りかける。


 逃げろ

 

しかし、できない。

足が、動かない。

「調子に乗るなよ!!」

ガイアが叫び、声にならない咆哮を挙げようとしたとき。


「あら~、ココにロウじゃないの~。」


 またも、そぐわない声が響く。

その声のほうを見ると、そこには牛がいた。

なんというか、全体的に。牛だった。

小さめの耳、ちょこんとした角、細い尻尾。

そして、これでもかと存在感を示す。


胸。


「あ?あんた誰?」

ガイアが聞く。

「ん~、フェレスて言ったら、君たちでもわかる~?」

間延びした独特な言い方でその女は答えた。

「んな!?フェレスだと!?」

目を覚ました、マッシュが目をむく。

「わかった~?この子達は~私のともだちなの~。もしこの子達に~手を出したら~…どうなるか、わかるよね?」

最後のほうは、凄みがあった。

「わ、判った。ボスには俺たちが言っておく。す、すまなかった。」

そうマッシュは、言い置いてオルテガとガイアを引きずりながら立ち去った。




その気になれば、前書きの部分で全部収まりそうジャン。


そう思ってやまない、う~やんです。

とりあえず、新キャラを出すくだりで、この話を止めて、GWなので、勉強セナいかんかなと思いまして。


次回更新は、かなり先になり長いか短いかは、その時期にも寄りますが、お付き合いしてくだされば幸いです。


では、また今度の機会に。。

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