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EP1ACT2-緊急速報-

ご拝見ありがとございます。

ではCatROSEの世界へ行ってらしゃいん。

8


それから20分以上好きだ。

背後の眼光は暗くならない。

・・・はぁ面倒くさいのこの上ないね。

ある程度として私はこの世間話を途切れさせた。

そして直ぐに遠夜君は読書を嗜んだ。

・・・話が終わちゃった...どうしよ...。


私って迷惑だったかな。

ていうかもしかして遠夜君、私の事嫌いなのかな?。

門白はかなり不安症である。

理由としては親子関係によるものだ。

父も母も色んな意味で過干渉だ。

それにより自身の選択に自信は無い。


門白は何とも言えない心境になりスマホを手にとる。

というか逃げた。

こうでもしないと心が保ってないのだ。

いつものように好きな歌い手の情報を観た。

あと数十分で目的地に到着する。

それに実は門白は遠夜が気になるのだ。


その恋は突然だった。

ただ落ちたプリントを拾ってくれただけ。

けど凄く...あの時の遠夜君はあの笑顔に痺れた。

冷たそうに見えたから余計に...。

あの笑みが堪らなく好きになった。

門白自身こんなにときめいたのは初めてだった。


理由は彼女の家が金持ちだから。

彼女に集まるのは彼女自身じゃないそのバックにある。

彼等の上辺だけの行動には正直苦痛を感じて居た。

それに例えそれがなくとも勝手な期待には懲り懲りなのだ。

けど彼は違うのだ。

出逢った時から...。


そして今日も何とかアプローチを試みる。

けど彼女は怖いのだ。

鎧を脱いだその心に痛みは耐えられるのか。

門白自身それに自信が無いのだ。

それに今日も二人の間には「 」の時間が産まれた。

こうなるのも彼女自身が自分のせいと認識していた。


たった数秒、数分、数時間かもしれないが門白にとっては耐えられない。

彼女の心に不安という蟲が湧き始める。

拭いたいのにまるで自らそれを着るように。

だって安心するから。


しかし遠夜は気にせず魔導書を読んでいた。


-つづく-


7


そしてそれから私、遠夜 凛は朝食を済ませ、準備をし現在は通学のために電車に乗ってる。

今日もいつものように魔導書を拝見していた。

この魔導書は最先端の情報をアップデートしてくれる。

要はスマホみたいなモノだ。

「遠夜君。」

すると誰かが私に声を掛けた。


同時に面倒くさいが吹く。

満面の笑みを咲かすこの女子の名は門白 舞衣。

学校一のマドンナと呼称される程の人気者だ。

家柄的にもかなりのBOOM BOOMのようだ。

私も礼儀として挨拶に応える。

「おはよう門白さん。」


「ねぇ隣に座って良い?。」

・・・えっ嫌なんだけど。

それを口には出来ない。

彼女の背後には睨みを飛ばすBoys&Girlsが私の瞳に写る。

何を言おうと逃げ場は無い。

・・・頷くしか無いじゃん。


「うん。」

「やったぁ嬉しいありがと。」

そして門白さんは私の隣に座った。

・・・はぁ魔導書読みたかったなぁ。

それから彼女とはうっすい世間話が始まった。


6 緊急速報。 


するとテレビから緊急速報が流れた。

「緊急速報です・・・奈内市の秋山工場が突然爆発したようです。」

すると父の顔つきが変わる。

「此処よりそんなに遠く無いわね。

音もしなかった。」

母が口を開く。


「そうだね魔術によるモノだろうね。」

凛はお茶を飲むようにそう告げた。

「そうだな。」

父は完食し合掌する。

「ご馳走様、櫻子片付けを頼む、どうやら急用だ。」

そして父は準備に向かう為に2階にある自室に向かった。


何があったのかは分からないが父なら大丈夫だろう。

若い頃にどうやら国際特務機関に所属していたそうだ。

この機関に所属するには魔術師ではかなり珍しい。

そりゃあ独立もして工房も設立出来るよな。

工房設立は魔術師として一流と見なされる。

でも運営は父一人だけのようだ。


俺の行く工房など一般は多数を雇う。

まぁその分、色々と掛かるし人間関係もな。

それから父は準備を済ませ玄関へ。

そして俺ら三人も父を見送りの為、玄関まで来た。

父は身軽な格好をしていた。

「士郎。」


「はい。」

父は座ったまま靴紐を結び立ち上がる。

「これを持って行きなさい。」

すると凛は大きな本を差し出した。

俺はそれを疑問形で魔導書と尋ねた。

未だ拗ねてるのか凛さんは棘のある返しをされた。


「どう見てもそうじゃん。」

「はい。」


その光景を見てクスッと笑みを咲かせる父。

そして凛からのそれを受け取る士郎。

「はい、ありがとうございます。」

すると母さんは父を強く抱き締める。

それに応えるように父も強く抱き締めた。

・・・何か良いな。


そして父はこの家を後にしたのだった。



5


そして数分後、俺らは朝食をとっている。

目の前には不機嫌な二人がいた。

例の少年とは母だ。

その隣には父がいる。

しかしあの少年は俺を睨む。

「本当にアンタは何やってんのよ。」


「べ別に悪戯しただけじゃん。」

・・・事が広くなってしまった。

少年は軽蔑するように口を開く。

「そういう趣味を持つのは良いけどそう簡単に土足で入って来ないでくれる?。」

声には出しはしないが。


・・・キモいって。

「すみません。」

すると母は呆れるように溜息をつき俺からの視線を外した。

「どうしたんだ?。」

「まぁ色々と...。」


素直に父には経緯を話した。

すると父は大輪の笑みを咲き乱す。

そんな父を見て少年は眼光を飛ばした。

「何を笑ってるんだ君は?。」

「いやすまない。」


そんな父を見て母である櫻子は溜息をつく。

「あなた怒って下さいよ、アンタもよこのバカ息子。

凛さんを一体何だと思ってんのよ。」

この少年の名は凛と呼ぶ。

何故かというか-考えた事もないけど-母と父からはさんと付けられている。


ほんと俺が幼い頃からずっとこの人はいる。

-何の疑問も持たないが-子供では無いようだ。

でもそんな事は-どうでも良い-。

すると凛は母を宥めた。

「もう良いよ櫻子。

士郎も昔からこういう性格だから期待してない。


そんな事より櫻子、今日も君の作った朝食は美味しいよ。」

すると母は物凄く嬉しそうにする。

というか輝いてるよ瞳がとことん。

どうやら母はこのチビの大ファンなんだ。

どうでも良いけどな。


まぁ理由は何度も救ってくれたそうだ。

知ってる事ならずっとこの家を見守ってくれてるらしい。

-まぁどうでも良いけどな-。

昔からこの家は魔術師の家系だ。

俺も必然的にその血脈はある。


その為、中学生の頃からはこの道に進んた。

現在は春休み中だ。

今は少し離れた魔術工房に通ってる。

それにこの家系は父の代だ。

当然、父も魔術師であり父は独立しこの近くに工房を構えてる。


俺は敢えて別の工房に勤務してる。

色んな場所をみて最後にはと思ってるんだ。

工房っていうのは表向きはその人によって異なる店を構えてる。

父の工房は祖父母の代から宝石屋だ。

魔術師専用と一般用を分けて販売してる。


因みに母は一般人であるがこの家系の全てを知ってる。

ご拝読、誠にありがとうございます。

是非またお越し下さいません。

GOOD LuCHUuゥゥゥゥゥゥ。

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