ホントのおまけ
最終話です。
感謝、感謝。
旦那ちゃんは、夕食後、コピー紙に印字した結婚式の文をPCに打ち直していた。
「何、パチパチ(嫁ちゃんは旦那ちゃんが文をPCに打ち込んでいる時こう言う)してるの?」
嫁ちゃんが、画面をのぞき込む。
「わわわわ」
旦那ちゃんは、画面を隠す。
「何で隠すの?」
「別に」
「じゃ、見せて」
「結婚式の文だよ。前、投稿していいって言ったから打ち直してるの」
「ふーん。じゃ、感想なんかもらったの?」
「・・・あるよ」
「見せて」
「・・・なろうで検索すれば出てくるから、自分のスマホで読めばいいだろ」
「えー、ヤダ」
嫁ちゃんは即答する。
「なんで?」
「そこまでしなくていい」
「・・・ふーん」
「じゃ、見せて」
「見せない」
「ふん、けち、じゃ、早く風呂に入って来なさいよ。もう寝る時間よ」
「・・・ちぇ」
「ちぇ、じゃない」
「ほーい」
旦那ちゃんは、キリのいい所で止めて風呂場へ向かう。
脱衣所で服を脱ぎはじめる。
鏡に自分の姿が映っている。
黒いTシャツを脱ぐ、旦那ちゃんの動きが止まった。
「これはっ!」
何かに気づいた旦那ちゃんは、小走りにパタパタと嫁ちゃんの元へ向かう。
「ほらっ、カオナシ!」
旦那ちゃんは、Tシャツの襟首から顔をだして、満面の笑みを浮かべる。
「ふーん・・・旦那ちゃん、下はいてないよ」
「はうっ!」
旦那ちゃんと嫁ちゃんの攻防は今日もなお続く。
おしまい
結婚式のお話でした。
いかがでしたでしょうか。
熟年、リゾ婚ってあまりないですよね~(笑)
なんらかの、参考になればいいかな(なるかっ笑)と思いたったのと、旦那ちゃんと嫁ちゃんの話を書いてるうちに、これ使えるかも(ニヤリ)、せっかく書いたんだからソンソンと投稿した次第です。
フィクションな部分もありますよ・・・多分(笑)。
みなさん、旦那ちゃんと嫁ちゃんの結婚式、読んでいただきありがとうございます。




