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食事会①

 

 ホテルに戻り、食事会となる。

 この頃になると旦那ちゃんは、完全に安心して眠気がMAXとなっていた。

 嫁ちゃんは、撮影まで帯同していたメイクさんが離れたことにより、化粧がピンチをむかえていた。

 ドレスの胸辺りに詰めていたものがズレて、皴が目立ちはじめていた。

 ぺちゃぱい・・・ごめんなさい。

 さらに、おしっこに行きたいのに、ドレスをどう扱っていいか分からず、我慢していたそうだ。


 とりあえず、二人は着座する。

 お互い顔を見合わせて苦笑い。

 これは様々な意味が込められている(笑)。


 かりゆしウェアを着たホテルのスタッフさんが司会進行をはじめる。

 かりゆしといえば、妹の旦那さんと長男の康太が、かりゆしウェアを着て、沖縄気分を満喫していた。

いいね~。


 親父の乾杯の挨拶から、実にらしくカンペを出しユーモアたっぷりに話し、締めるところは締めて挨拶してくれた。


「かんぱーい」


 食事会がはじまる。

 小さな甥っ子、姪っ子が駆けまわる中、旦那ちゃんと嫁ちゃんは緊張が解け、黙々と食事をとる。

 もったいない精神が二人にいかんなく発揮され、皿にもられた食材は一切残さない。

 これが昭和生まれ魂だ(笑)。


 次にケーキ入刀、この年になると初めての共同作業なんて言うのもやぼったくもある(笑)。

 ケーキのシェア(あーんってやつね)も無しにしていたので、ここは入刀だけの撮影タイムですんなりと。


 それから、皆さんと挨拶や記念撮影を楽しむ。

 デザートがテーブルに置かれ終盤となり、旦那ちゃんはお腹が痛み緊張しだした。

 最後に2人が、みなさんに感謝の言葉を言う為だ。


 旦那ちゃんは、スーツの内ポケを探りカンペを握る。

 大丈夫!ここにある。

 だから、安心しろ旦那ちゃん!

 腹が痛いといいつつも、デザートを平らげてしまう。

 だって、美味いんだもん。


 そして、その時をむかえる。


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