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30.初めてのデート!【1】

重大発表がありますので、後書きを最後まで、読んでくださると嬉しいです。


木曜と金曜、それなりに楽しくいつも通りの学校生活を送り、今日は、眞尋とのデートの約束をした土曜日になっていた。


今にも寝そうになりながらも目を擦り、一階にあるリビングに向かうと、玄関には父さんと詩子さんがいた。


「おはよう灯夜、お父さんはこれから詩子さんと、婚姻届けを提出してくるから!」


凄く嬉しそうに、婚姻届けを見せてくる父さん。

これで、正式に眞尋と家族になり兄妹になると考えると少しだけ嬉しかった。


「うん、いってらっしゃい」


父さんと詩子さんを見送り、俺は背筋を伸ばす。


「は~あ、眠い……」


スマホを使って夜中になっても、新婚夫婦に送るプレゼントを探していたが、結局、なかなかいいのが見つからなかった。そんなことをしていると時刻は七時を回っていたわけなんだけど……


「ヤバい、何も決まってない……」


探したのはいいんだけど、色々あれはダメ、これはダメって……

プレゼント探しって意外と大変なんだな。


「あ、おはよう、灯夜くん!」


考えながらリビングのドアを開けると、眞尋は、少し大人な印象を持たせるような服装でまじまじと本を読んでいた。

しかし、俺がリビングに行った瞬間にすっと読んでいた本を隠して、何事もなかったかのように挨拶をしてきた。


「何を読んでたんだ?」


隠されると逆に気になってしまうので、それとなく聞いてみる。


すると、眞尋は『えっとねぇ…』と言って慌て始めた。


「プ、プレゼント選びの本だよ!」


謎に、汗が滴り落ちているし嘘だとも思えたが、眞尋は真面目なのできっと本当に読んでいたのだろう。


「へぇ、因みに眞尋は何をプレゼントするんだ?」


「ネックレスとかいいなぁって考えてるよ」


なるほど、ネックレスならペアルックができるから喜ばれるかもな……


「それならさ、俺と眞尋からのプレゼントっていうことにしないか?その分、いい値段のやつを買えるしさ」


バイトをしていない、高校生二人組の財布事情は結構厳しい。なので、二人で協力して出すことによって、さらに高価なネックレスを買おうと思って提案すると、眞尋は、頷いてくれた。


「うん、いいよ!」


「ありがと、それじゃあ、十分くらいしたら、行こうか……」


「あ、そのことについてなんだけどね……」


言いづらそうにしながら、眞尋はスマホを小さい鞄にしまう。ついでなのか、何故かその本も鞄にしまう。


「最寄り駅、集合にしない?」


え、同じ家に住んでいて、同じ空間にいるのに、一緒に駅まで行かないのか?

何か、眞尋はしたいことがあるのだろうか。

どちらにしろ、俺に断る理由はないからいいんだけどさ……


「あぁ、いいよ」


「ありがと!それじゃあ、一足先に私は向かってるね!」


俺と、最寄り駅集合することが嬉しいのか、眞尋は『やったー!!』と小さめにガッツポーズをしてソファーから立ち上がった。


「何時集合なんだ?」


「えっとねぇ、八時に噴水前ね!」


「分かったよ」


そう言い終えると、眞尋は『行ってきま~す!』と言って玄関で靴を履き家を出た。

今は、七時半だからあと三十分であっちにいないといけないのか……


***


「灯夜くんと初めてのデート!」


私は、ニヤけてしまう顔を何とかして抑えてスタバに向かいます。

そして、期間限定、ブドウフラペチーノを購入し席に座ります。


「あ、そうだ!復習しないと!」


私は、先程リビングでも読んでいた本をまた読み始めます。

その本の題名は、『絶対に失敗しない!相手が意識してくれるデートの仕方!』という本です。

プレゼントの品はすでに数日前から決めていました。なので、今日までの時間のほとんど全てをデートの予習に使うことができました。


その中で、私は一つして欲しいことがあり、今回は最寄り駅集合にしたのです。

それは………


『ごめん、待った?』


『ううん、私も今来たところだよ!』


『それじゃあ、行こうか!』


『うん!』


という、恋人同士の人がよくやるアレです!

これに加えて手を繋げたら最高です!


私と灯夜くんはこれから兄妹になるので、こういった一般的なデートのよくあるが出来ないのです。

なので、今日、思い切って実行してみることにしました!


「あ、これもしてみたいですね!」


そのページにはこう書いてありました。

『帰りの電車で、隣に座る彼の肩に頭を預けて寝たふりをすると、彼は自分のことを意識してくれるかも…!!』


こ、これは、実行に移すしかありませんね!

さて、これも予定メモに書いておきましょう。


私は、メモ帳を広げて、書き込みます。

今日したいことがこれで三つ目になってしまいました。


一つ目は、『手を繋いだままショッピングモールでデートをする』


二つ目は、『灯夜くんの肩に頭を預けて寝たふりをする』※何があっても動揺しないこと。


最後の三つ目は、恥ずかしいので、誰にも言えないヒミツです!


あ、どうもクリぼっち界の神童こと僕猫です。


みなさん、クリスマスですよ!クリスマス!何をして過ごされますか?


僕は、到底一人じゃ食べられないであろう数のチキンを購入して、一人寂しくクリスマスがいち早く過ぎ去ることを祈るつもりです。


さて、そんなことよりですね!えっと、重大発表があります。(多分、確定情報)


新作出します!


投稿予定は、今日の20時です。僕からのささやかなクリスマスプレゼントが新作だと思ってください(笑)


因みに題名は未だにこれといったのが思いつかないので、キャッチコピー的なのだけ言わせてもらうと。(これをそのまま題名にする可能性も多いにあります)


【元カノが俺の推しVライバーなわけないよね!】です!


題名もこれと似た感じにするつもりです。Vはバーチャルを指すので、俺の推しバーチャルライバーが元カノ!?と言った方が分かりやすいかもしれません。


この作品も新作も投稿頻度を上げて頑張りますのでどうか皆様、よろしくお願いします。


最後に、ここまで読んでくださりありがとうございました。

また、この作品の次話は今日の21時に出すつもりなので、こちらもよろしくお願いします。


新作を読んで、ブクマやポイント評価をしていただけると嬉しいです。

勿論、この作品にもしてくださると嬉しいです!

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― 新着の感想 ―
[一言] 三つ目はアレかな? 二人で食事中にできるやつw
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