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24.あの時みたいな関係は嫌だからね!?


「今日はありがとうね!すっごく楽しかったよ!」


スイーツ店を出て俺と琴音は家に帰るために電車に乗っていた。

帰宅ラッシュと時間的に重なると思っていたが、人は少なく余裕をもって席に座ることができた。


「あ~、灯夜くん可愛かったなぁ!あ~んするのにあんなに顔赤いんだもん」


琴音は今日のことを楽しそうに振り返る。

それだけならよかったのだが、一番俺的に触れてほしくないことに初手で触れられてしまったので、なんて言い訳をすればいいのかわからず謎に焦ってしまう。


「えっと…あれはだなぁ…」


そんな俺を見て面白いのか琴音は笑った。


「灯夜くん、茶化しちゃってごめんね!?」


『ふふっ』と上品に笑う琴音を無視して俺は目を瞑る。寝るつもりはなかったけど今日一日結構疲れたので目を閉じて少しでも疲れを癒したかった。


「つんつん」


俺が寝ようとしていると思ったのか目を瞑っている俺に対してつんつんしてくる。


「灯夜くん、デート中に寝ちゃったの!?それとも拗ねちゃったの!?」


「疲れたから目を瞑っていただけだよ」


これ以上目を瞑っていると先程の件もあるし何をされるか分からないので俺は目を開ける。


「疲れたの?私は楽しかったんだけどなぁ…」


決して楽しくなかったわけではない、というか、むしろ楽しかったからこそ今になって疲れがどっと来た感じだった。

琴音は悲しそうに言うので俺はそういう意味で言ったんじゃないと思いすかさず否定しようとする。


「疲れたけどそれ以上に楽しかったよ…俺も…」


何故か急に恥ずかしくなったので、最後の方は琴音に聞こえていなかったかもしれないが、琴音の悲しそうな表情が笑顔に変わっていたので、誤解は解けたみたいだ。


「懐かしいね、二人で何処かに行ったの」


「何年ぶりくらいだ?」


「う~ん、忘れっちゃたなぁ~、中学生になって一度疎遠になっちゃったしね」


俺は、中学生の時の出来事を振り返る。

当時、琴音は学校ナンバーワンの美少女と謳われていて、そんな琴音と俺はいつの間にか話さなくなっていた。


そんな日々を過ごしていくうちに中学三年生になっていた。

受験勉強を家でしているとき、インターホンの音が鳴り俺が玄関の扉を開けるとそこには琴音がいた。


『灯夜くんと同じ高校に行くから志望校教えて!』


まさか、本当に同じ高校に入学することになるとは思っていなかったけど、あの時家に来て琴音が志望校を聞きに来てくれていなかったら俺はきっと今、琴音と遊びには来ていなかっただろう。


そう、懐かしんでいると、琴音は少し涙目になっていた。


「ねぇ、灯夜くん………」


「どうかしたか?」


「私さ、中学生の時すっごく寂しかったんだぁ…灯夜くんと話さなくなって、何度も話したいって思ってたんだよ?」


あの時、話さなくなっていたのは何か理由があるわけじゃないけど……

いつの間にか、話さない関係ができてしまっていた。


「お…おう……」


「私、今のこの関係がすっごく嬉しいんだ!」


「毎日、一緒に登校して、去年は文化祭とか楽しんで、いつもの会話が私にとっては宝物なの」


そこまで、俺と関わることを嬉しく思っているとは想像もしていなかったので素直に嬉しかった。


「だからさ、もう、あの時みたいな関係は嫌だからね!?」


「あぁ、分かってるよ、これからもよろしくな、琴音」


「うん!こちらこそ、よろしくね!」


会話が終わり、どことなく窓から見える景色を真っ正面から見ているとふいに琴音は手を握ってきた。


「こ…琴音?」


何をしたいのかわからず俺は琴音の方を振り向く。

琴音の顔は真っ赤になっていた。


「今日のデート楽しかったからさ…!その……また、二人っきりで……一緒に行かない?」


下を向いているので表情は見れないが耳が赤いので恥ずかしがっているのは分かった。

今日は、冬雪がいたりと色々あったがそれでも楽しかったので俺は素直に了承する。


「いいよ、楽しみだね」


***


「じゃあね!遅い時間に帰ることになっちゃってごめんね?それじゃあ、お休み!」


結局、電車にいるときに繋いだ手が離れたのは琴音の家の前だった。

手を繋いでいるときは至極嬉しそうにしていたので手を離そうと提案できなかった。


「おやすみ、琴音」


琴音が玄関の扉を開けて家に帰ったのを確認して俺は、自宅に帰った……


……えっと…ここって俺の家だよな?


家の扉を開けてすぐ目の前にいたのは、激おこな冬雪と顔を真っ赤にしている眞尋だった。


「おにぃちゃん、こんな時間までデートして楽しかった!?」


「灯夜くん!琴音さんとデートしてたって本当なの!?」


あ、お久しぶりです。


突然だけど、そろそろ真面目に書かないとこのままの執筆ペースじゃ年内に50話いけない…


そんな馬鹿な!仮にも僕は毎日投稿を志した者だぞ?そんなわけ…


ということで、そろそろ真面目に書くので執筆ペースを上げようと思います。

マクドナルドのポテトを片手に、フライドチキンをほうばりながら書くのはそろそろやめますね。


それでも、このファミチキだけは…手放せねぇ!


【ファミリーマートさん、ぶっちゃけローソン派の俺と結婚してください!】


という事でね、めでたく僕は、ファミチキと結婚させていただきました。

ご祝儀は、肉まん十個でいいですよ!


※本当に申し訳ないのですが、茶番の終わり方を忘れました…

※これは茶番ですけど、僕は浮気とか嫌いなのでそこら辺を疑うのはご勘弁!


あ、あとですね!感想返信がまだ完全に返しきれていないので、今日明日で全て返信させていただきますが、感想を読んでいる時にふと気づいたんですけど、意外に琴音推しがいないんですよね…


個人的には琴音推しがかなりいると思っていたので少し驚きでした。


あ、因みに明日は、冬雪と眞尋メインですよ!

内容的にも分かると思うけど!

明日も投稿しますのでお楽しみに!


最後に、今回も読んでいただきありがとうございます!

ブクマやポイント評価をしていない方はしてくださると嬉しいです。

してくれた方には、明日無性にファミチキが食べたくなるそんな魔法をかけます。




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