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 第1話 -1-

最後まで読んでいただけると幸いです。

「言い訳を聞こうか...?」

俺は瀬戸川律。高校一年、軽音楽部ベース担当。能力は「光を操る」、「血を混ぜる」。

眼前に広がるは惨状。事の中心には少女が二人。

一人は瀬戸川蒼空。俺の双子の妹で、銀色の紙に空色のインクを垂らしたような髪と、同じく空色の瞳を持つ少女。ちなみに同じ軽音楽部で、ヴァイオリン担当(と言っても他の楽器やボーカルを担当することも多いのだが)、能力は「音を操る」、「血を混ぜる」。もう一人は黒に近い茶髪を高めのポニーテールにまとめ、淵の赤い眼鏡をかけた優等生然とした少女。零火舞、軽音楽部キーボード担当。能力は「熱を操る」(厳密に言えば「熱を奪う」と「熱を渡す」能力らしい)。

「なっ...兄さんッ!?」

「りっ...律さんッ!?...どうしてここにッ!?」

うん、何でだろうね、俺が知りたい。何で来ちゃったんだろう。

と、遠い目をしていたいのだが。それどころではない。と、

「やっほー!りっつちゃーん、って...どうしたこれ!?」

がらっと引き戸を開け、俺に抱きついた後、そのままの姿勢で驚くという器用なのか馬鹿なのか判断しづらい行動をとったのは美術部一年の過時檸華。能力は「巻き戻す」、「情報を見る」。

そしてこの状況から情報を見たらしい過時は神妙な顔で言った。

「これは難しい問ですぞ」

...ふざけた調子で。

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