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第五話 龍、もしくはドラゴンと呼ばれる者

あれ、最近勉強しないでずっとなろう読むか書くかしてる。ま、大丈夫か。


文字数は毎回安定させません。その時々で大分変わります。

前回のあらすじ:準備も終わったし、ギルドに……あ、はい。卵孵します。調子乗ってホントすいませんでした。





 「じゃあ、もう一回瞬間移動だな。えーと、どこにしよう?」

 「もう一度あの森で良いのではないですか?」


 そうアリスは提案するが、


 「いや、マズいだろ。霊族の調査とかが始まっている可能性大だぞ」


 そう言って否定すると、アリスは少し落ち込んだような表情をして、再び考え込んだ。……ごめんな、俺がはっちゃけたせいで。


 「では……人がいない所なら良いんですよね?それなら良い所を知っています」

 「そう?じゃ、頼むわ」


 そう、俺が言うと彼女は戸惑ったような顔になる。


 「あれ、フェイト様が瞬間移動を使われるのではないのですか?」

 「いや、お前も瞬間移動できるんだからお前が使えよ!俺場所分かんねえよ」

 「あ……そうでしたね。では。瞬間移動発動します」


◇◇◇


 アリスの瞬間移動で来た場所は砂浜だった。目の前には大海が広がっていて、後ろを見ると崖がそびえたっている。一言で言えば絶景で、それ以外に形容する言葉が出てこない。


 「ここは?」

 「魔大陸です。昔、気分転換に良く来てたんですよ。ここは誰も知らないので丁度いいと思います」


 王女時代の隠れ家?隠れ場所?……まあ、思い出の場所なのだろう。


 「じゃあ、早速やりますか」


 そう言って、俺はアイテムボックスからドラゴンの卵を出した。


 えーと、注いだ魔力量によって強さが変わるんだよな?


 《はい。遣りすぎ、ということはありませんので∞のMPをつぎ込んじゃってください》


 オッケイ。んじゃ、限界制約解除。


 「アリス、危ないから下がってた方が良いよ」

 「はい」


 ふう、運命の瞬間だな。ドラゴンが眷属か。ファンタジーの憧れだ。もしかして、ドラゴンライダーになれたりするんだろうか?能力スキルに『ジャンプ』とかは王道だよな。ぐふふ。


 卵に手を当てて、MPを注ぎ込む。魔操神、発動!!


 「綺麗……ですね」


 MPを注ぎ込むと同時に卵は虹色の光に包まれた。虹色ということは先日のかませ犬(レインボードラゴン)かな?


 卵にひびが入り、光がより強くなった。


 《おや……?》


 某ポケットに入るモンスター育成ゲーム風。何ふざけてんだよ!テレテレッテッテッテッテッテッテッテッテー。頭の中で永遠とBGMがリピートされる。


 《タマゴが かえって ヨウジョが うまれた》


 光の中から出てきたのは、虹色の髪に虹色の瞳、外見年齢五歳くらいの美幼女だった。ちなみに衣服は着用しておらず、裸。保護欲を誘うようなあざとすぎない可愛さをもっている。って


 「「――――ファッ!?」」


 あ、アリスとハモった。何となくうれし……いや、現実逃避している場合じゃないな。とりあえず、現状を確認しよう。


卵にMPを入れた→卵が割れた→目の前に幼女


 いや、最後が意味分かんねえ。

 え?何で幼女?ドラゴンじゃないの?こんなこと聞いてな……待てよ。スティは幼女が出てきても平然としてたよな。寧ろ最初から分かっていたという感じだった。つまり……


 てめえの仕業か!スティ!!


 《誤解ですね。ええ、誤解です。誤解も甚だしいですよ。そこまで愚かなのですか、フェイト様?》


 白々しい。コイツマジでどうにか出来ねえかな?最近調子乗りすぎだろ。まあ、生まれたの今日だけど。


 にしても、どうするよコレ。裸の幼女が人気のないところって、犯罪性抜群だろ。あ、幼女と目が合った。


 「パパ~!!」


 そう言って幼女は俺に飛びついてきた。パパって?


 《前にも言いましたが、MPを注いだ人物、つまりフェイト様が親と認識されるのです。刷り込みもあるのでアリスも親と認識されていますね》


 へえ、俺がパパでアリスがママか。うん、良いな。じゃねえよ!俺のMPってことは、やっぱりあの卵から生まれたのか?ていうか、今俺って全裸で無垢な笑みを浮かべている幼女を抱きとめてるんだが。抱きしめてるんだが。これ、犯罪者じゃね?いや、親だからいいのか?


 ……はっ!アリスが引いてるかもしれない。ヤバいどうしよう。「最低ですね。そんな人だったんですか、フェイト様。いや、変態」とか言われたら俺もう立ち直れな……いや、それはそれで……。


 ……おい、今俺は何を考えていた!?これマジの(変態)じゃねえか。しかも、引いてるアリスのキャラがスティと大体一緒だったんだが。何、もしかして俺スティの毒舌で快感感じちゃってんの?何それこわっ!


 落ち着け俺。大丈夫だ、きっと大丈夫。俺はノーマルだ。ノーマル。決してアブはつかない。


 よし、落ち着いた。


 幼女の頭を撫でながらアリスの方を見てみると、何か微笑ましい物をみたような穏やかな笑みを浮かべていた。


 「可愛いですね。私にも抱かせてくれませんか?」


 え、何?もう適応しちゃってんの?カオスとしか呼べないようなこの状況に適応しちゃってんの?何その生まれたばかりの赤ちゃんを見た姉のような反応。


 俺が無言でいると、アリスは慌ててこう言った。


 「す、すみません。フェイト様のご息女様ですもんね。私如きが抱くなんて失礼なことは出来ませんよね」


 アリス、卑屈モード。


 「別に良いよ。ほら、ママの方にも行ってあげたら」


 冗談でアリスのことをママと言い、手を放してみると、


 「うん。ママ~」


 そう言って幼女はアリスに抱き着いた。え、本当にアリス=ママなの?アリスがママ確定で良いの?


 「ママ!?私がママで良いのですか?」


 アリスは顔を真っ赤にして、戸惑いながらも聖女の包容力で幼女を抱きとめた。母娘団欒の風景っていいな。俺も頬が緩んで……ちょっと待て、俺もそこそこ適応してたんだが。おいこれどうなってんだよ。まさかスティが俺とアリスの思考を誘導?


 《だから私は何もしていませんよ。ただ卵を孵したら幼女が生まれるということを知っていただけで。アリスが適応しているのは『森羅万象』を使い、状況を把握したからですね。フェイト様が適応してるのは、父性本能と言いますか。そんな感じの本能による自然現象です》


 説明が曖昧だな。


 《あまり説明できることではありませんので。父性本能と本能(ロリータ☆コンプレックス)の二つで、説明をどちらにしようか迷いましたけどね》


 ロリ☆コンってなんだよ。☆が微妙にイラつくんだよ。まあ、とにかく、本能的にこの子を守らなきゃって感じてるってことで良いんだよな?托卵みたいなことになってるけど。


 《ええ、そうですね。紳士の本能で守らなきゃイエスロリータノータッチと思ってるんでしょう。托卵というか、他の鳥から卵を奪って育てたって感じですよねこの場合。コソ泥による光源氏計画ですか。気持ち悪い》


 おい、お前本格的に俺に喧嘩売ってるよな?そろそろ俺キレちゃうよ?キレる若者になっちゃうよ?


 まあいい、二人はキャッキャウフフしてるし、今の内に何が起きたのかを説明してくれ。


 《はいはい、それではフェイト様でもわかるように易しく説明しますね》


 おい、易しくって。俺でもわかるように易しくって。俺をどのレベルのバカだと思ってんだ!まったく、叡智神時代は俺に反抗したりしなかったのに。


 《信用が無いのはフェイト様のせいですが。

 そうですね、えー、あの卵からはドラゴンが生まれるということは理解していますよね?》


 そりゃまあな。


 《では、そのことを踏まえて、彼女のステータスをご覧ください》




―――― 龍族 女 0歳 ――――


称号:甘えん坊


LV.1


HP:2760643667881658736587368787

MP:98913759083710987197515977

攻撃力:9786876874516874658765666

防御力:481746785416875148957148

敏捷力:7468746563081560865081650

魔錬力:383281650187650871510875

抵抗力:165897165987168576187658


魔術適正

火:67541765175973549713542

水:71084876084678146169173

風:78148792987416489716483

電:89134801648768764781631

土:87031108716876478161132

光:5941691836591611981591

闇:8317018648747861836498


魔法適正

炎:78380640560165087616

氷:78634605860876532028

嵐:70864027860689016798

雷:64563568370165014605

鉱:61865874051604568746

聖:8971357986871356786

邪:8706108768016081668


魔導適正

神:178008756873068576661102


能力(スキル)


ランク神級ゴッド

『神龍化』 『龍神闘気』 『魔導闘気〝神〟』 『神纏闘気』


ランク帝級アルティメット

『森羅万象』 『光速移動』


ランク唯一ユニーク

『ドラゴン・チェンジ』 『運命の寵愛』




 龍族って、あの伝説の?


 《伝説かどうかはともかく、現在は絶滅したとされている種族ですね》


 されているって、伏線みたいな言い方すんなよ。


 で、まさかMP注ぎすぎたせいで、ドラゴンが強くなりすぎて龍族が生まれたなんてアホなことは――――


 《その通りですよ。ちなみにもう少し減らしていると竜族が生まれていました》


 ……マジか。何でモンスターが強くなると『人』が生まれるんだよ。


 んで、えっと。まあ、異常なステは俺の娘だから良いとして、運命の寵愛が謎なんだけど。これアリスにもあったけど、結局分からなくてスルーしたやつだよな?


 《ええ、そうですね。それが何かは……言わない方が面白そうですね。今のところは強い加護を与えたら付くと思ってもらって構いません》


 お前……もうちょっと俺に従おうよ。


 「あの、フェイト様」

 「どした、アリス?」


 アリスが俺達の娘(アワードーター)を抱いたまま俺に話しかけてきた。十五歳の身長で五歳を抱きかかえるって、見た目的には釣り合ってなくて不思議な感覚だ。


 「この子の名前、どうしましょうか」

 「ああ、名前か。確かに必要だよな。どうしよう」


 ずっと幼女幼女呼んでたもんな。モノローグの中でだけだけど。流石に娘を幼女呼びは無いよな。あれ、何かもう幼女むすめと一緒に生活していくことが確定している気がする。まあ、でもいっか。可愛いし。娘だし。ついでにこの子がいると、アリスと夫婦になったみたいな感覚がするし。


 娘がいて、同居もしてるけど、結婚はおろか付き合ってもいないんだよな。まあ、貴族は割とそんなもんだったりするけど。


 名前か。どっかの悪魔とは違って、可愛いからな。まともに考えなきゃ駄目だろう。そうだな。


虹色の髪&瞳→虹色→レインボー→レイ


 「よし、この子の名前はレイだ」


 《私の時と大して変わらないように思えるのですが》


 いや、お前(スティ)とは違って普通に名前っぽいだろ。


 「パパありがとう!」

 「良い名前ですね」


 ほら、二人も納得してるし。


 《…………》


 黙るなよ。拗ねても可愛くねえぞ。


 《拗ねてなどいません。能力スキルを魔改造してただけです》


 え?


 《『代行神』を発動。神級能力ゴッドスキル『闘気神』、『移動神』、『神龍化』を獲得しました》


 あー、はいはい。俺のステータスと、後レイのステータスも見せてくれる?名前を付けたことでどう変わったのか見たいから。


 《では、まずは》




レイ・ウェアーリークス 龍族 女 0歳 貴族


称号:神々(ふうふ)の宝


LV.1


HP:2760643667881658736587368787

MP:98913759083710987197515977

攻撃力:9786876874516874658765666

防御力:481746785416875148957148

敏捷力:7468746563081560865081650

魔錬力:383281650187650871510875

抵抗力:165897165987168576187658


魔術適正

火:67541765175973549713542

水:71084876084678146169173

風:78148792987416489716483

電:89134801648768764781631

土:87031108716876478161132

光:5941691836591611981591

闇:8317018648747861836498


魔法適正

炎:78380640560165087616

氷:78634605860876532028

嵐:70864027860689016798

雷:64563568370165014605

鉱:61865874051604568746

聖:8971357986871356786

邪:8706108768016081668


魔導適正

神:178008756873068576661102


能力(スキル)


ランク神級ゴッド

『神龍化』 『龍神闘気』 『魔導闘気〝神〟』 『神纏闘気』


ランク帝級アルティメット

『森羅万象』 『光速移動』


ランク唯一ユニーク

『ドラゴン・チェンジ』 『運命の寵愛』




 へえ、ウェアーリークスの名字持ちなんだな。職業も貴族になってるし、本格的に俺の娘なのか。


 《次は》




フェイト・ウェアーリークス 人間 男 15歳 貴族 


称号:幼女趣味ロリコン


LV.3048


HP:∞

MP:∞

攻撃力:∞

防御力:∞

敏捷力:∞

魔錬力:∞

抵抗力:∞


魔術適正

火:∞

水:∞

風:∞

電:∞

土:∞

光:∞

闇:∞


魔法適正

炎:∞

氷:∞

嵐:∞

雷:∞

鉱:∞

聖:∞

邪:∞


魔導適正

神:∞


能力(スキル)


ランク神級(ゴッド)

『代行神』 『魔導神』 『帝級神』 『誓約神』 『夢幻神』 『武具神』 『加護神』 『空間神』 『結界神』 『破壊神』 『威圧神』 『魔操神』 『誘導神』 『闘気神』 『移動神』 『神魔化』 『神族化』 『神霊化』 『神龍化』




 おい、称号!!てめえ喧嘩売ってんだろ。表出ろや!

 ん。ちょっと待て。


称号→ステータス→アクセス権→スティ


 ま、まさかお前の仕業か!


 《黙秘権を行使します》


 ぅおい!ふざけんな。能力スキルに人権なんかねえだろ。この世界に基本的人権なんてないけど。


 「パパ、どうかしたの?」

 「いや、何でもないよ。大丈夫。」


 レイが心配げな表情でこちらに近づいてきたので、そう言って頭を撫でた。


 「さてと、無事レイも生まれたことだし、帰るとするか」

 「フェイト様、その前にレイ様の服を買わないといけないのではないでしょうか」


 あ、レイ裸だった。確かに愛しの娘の裸を誰かに見せるわけにはいかないな。見た瞬間全ての男がロリコンになりそうだし。


 「うーん、とりあえず瞬間移動で宿に帰ろう。服は着いてから買えばいいだろ?」

 「そうですね」

 「じゃ、瞬間移動!」


◇◇◇


 部屋に帰ってきた。


 「じゃあ、どうするか」

 「フェイト様と私で買いに行きますか?」


 アリスと二人でショッピングか。それもいいけど。


 「俺らの年齢的に夫婦には見えないじゃん?と、すると。妹の服、もしくは知り合いの服ってことになるんだろうけどさ。アリスはともかく、俺が女児の服を買うってシスコンorロリコンに見えない?最悪のパターンとして、ただ楽しむためだけに女児の服を買う貴族のボンボンに見える訳よ」

 「……そうですか。では、私が買ってきましょうか?」

 「ごめん頼むわ。ついでにレイの分の宿代も払っといて」


 そう言ってアリスに大金貨を渡した。


 「多すぎませんか?」

 「ああ、アリスの服も一緒に買ってきてよ。今その一着しかないんだろ?」

 「私も買っていいんですか?ありがとうございます。それでは行ってきますね」

 「おう、行ってらっしゃい」

 「ママ、いってらっしゃい」


 アリスはこちらに手を振りながら宿から出ていった。


 さて、二人になったところでいろいろ聞いてみよう。


 「レイ、ちょっといいか?」

 「うん。なに~?」

 「レイって何で喋れるんだ?」

 「うーんとね。しりたいっておもったら、おしえてくれるんだ」


 「おしえてくれる」か。曖昧で分かりにくいが、多分森羅万象の効果だな。


 「レイは、えーと、自分のことをどんな存在だと思ってる?」


 多少難しい言い回しでも、森羅万象があるから大丈夫だろう。


 「レイはね。パパとママのむすめ!」

 「そっかそっかー。可愛いなーレイは」


 ん?何も聞けてない?まあ、可愛いし良いだろ。


 「それでね――――」


 あ、続きがあった。


 「ドラゴンになれて~、からだをつよくして~、とってもつよいの!」

 「へえ、強いんだね」

 「うん、パパのこどもだもん!」


 俺――――バグ、もしくはチートと呼ばれる者――――の子供だもんな。


 「それでね、レイはパパとママがだいすきなの~!!」

 「そっか~」


 レイをぎゅっと抱きしめた。可愛すぎるだろ、おい。


◇◇◇


 会話はアリスが帰ってくるまで一時間ほど続いたが、大した進展はなかった。

 あ、昼食食ってねえ。

ドラゴンが変身すると幼女。定番ですよね。この場合はドラゴンになれる幼女ですが。


フェイトはロリコンではありません。念のため。

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この作品の改訂版です
生まれた時から『世界』最強 〜理不尽を理不尽で捩じ伏せる〜
今度はエタりません
よろしくお願いします!
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