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動き出す二人の気持ち

家に着きヘやに入ると待ってました!と言わんばかりに電話がなる。

電話相手はだれだと見ると今日会った人だ。

「雅、あんたどっかで見てた?」

「いや見てないよ?なんで?」

「タイミングが良すぎてね」

「妹さんと出掛けて今帰ってきたの?」

「そうだよ。そうだ聞きたいことがあったんだけどいい?」

「なになに?」

「クリスマスに大学でパーティがあるんだよね?それって24日?」

「24.25日だよ。雅も聞きたかったんだよねー」

「だから電話してきたのね」

「そだよー」

「私、25日しかいけないんだけどいいかな?」

「いいけどぉ、おっついに橘ちゃん彼氏かい?」

「違う違う、妹だよ」

「妹さんとクリスマス?」

「イルミネーション見たいんだって、だから一緒に行くんだよ」

「へぇー。まぁ来てくれるなら良いけど」

「なんか意味深の言い方だね?」

「いやぁ、妹さんとすっごく仲良いなと思って」

「だってそりゃあ妹だし」

「ふーん。ほんとに妹としてみてる?」

「みてるよ。当たり前じゃない。」

「そりゃあそうだよね!じゃあちゃんと25日ちゃんときてね」

「うん。当たり前じゃない」

「あぁ、あと忘れてた、妹さん連れてきてね」

「?なんで瑠璃?」

「そりゃ妹さんも楽しんでも貰いたいじゃない」

「ほんと?」

「友達を疑うなんてひどい」

「そうだったね、ごめんね。じゃあ瑠璃も連れてくね」

「うんうん。じゃあよろしくね」

「よろしく、じゃあね」

「じゃあね」

電話を切る。

24.25日どっちも瑠璃と過ごすのか。それに関しては良いのだけど。でも少し罪悪感で心が痛む。妹なのだから。それを心に刻まないと、私は好きになるのかもしれない、妹を。あれから私はなにか意識してるのかもしれない。妹は前からずっと好きだけど。違う感情が生まれつつある。だけど私は隠さないといけない。ずっと


お姉ちゃんとクリスマスにイルミネーションを観に行けるなんて、夢みたいだ。お姉ちゃんを見るたびにドキドキしたり、心が痛んだりするようになった。どんな感情か分からないけどけして嫌ではないし、よりお姉ちゃんが可愛く思えて素敵だからまぁ良いかなと思う。

もうひとつのペアリングどうしようかな…ちなみにお姉ちゃんの名前と私の名前それぞれが彫ってある。今私は自分のやつを着けている。なんか自分のこと好きみたいな感じだけど、デザインに惚れてでも着けてくれる人がいないから仕方ない、

お姉ちゃんの名前が彫ってあるリングにしようかな、しないけど

お風呂に入り、髪の毛を乾かしてベットに倒れこむ。

クリスマスまであっとゆうまなんだろうな。

扉がノックされてとんとんと軽快な音がなる。

「入って良い?」

「いいよ」

がちゃと扉が開きパジャマ姿のお姉ちゃんが入ってくる。

「どうしたの?」

「クリスマスね、」

雅さんと喋っているお姉ちゃんがよぎる、もしかして断られる…

「いや…」

「なんか言った?」

「ううんなんでもない。続けて」

「クリスマスイヴって言ったけど25も空いてる?」

へ?

「25?空いてるけど」

「じゃあ一緒に雅の大学のクリスマスパーティに行かない?」

予想外だった。もちろん一人で行くもんだと思ってたし

「え?雅さんの大学になんで私が?」

「雅がさ何故か瑠璃も連れてきてって言うからさ」

そうゆうことか

「まぁ私も瑠璃と一緒に行きたかったからよかったけど」

お姉ちゃんも私と行きたかったんだ

「うん、行く」

「行ってくれるの?」

「もちろん」

とお姉ちゃんが私のベットに座る私とお姉ちゃんが並んで座っている

「やった、姉妹で24.25一緒に過ごすなんてね」

痛む

「そうだね、でも楽しみだよ」

私が笑うと

「瑠璃は笑ってた方が可愛いよ」

不意打ちの誉め言葉に私は顔が赤くなり

「なに言ってるの、もう」

私は感情を表に出すのがヘタで笑うのはお姉ちゃんの前だけで感情をだから友達が少ない。

「いやほんとのことだからね」

「うん。ありがと」

多分お姉ちゃんは私のトラウマを言っているのだろう。

私は昔は愛想笑いもする子だった。ある日友達にほんとに笑っていたのに

愛想笑いやめてと言われたのだ。ほんとに笑ってたのに。私は。それは笑うなと言われてるようなもんだ。だから私は感情を表に出すのがヘタだ

それからお姉ちゃんは私の頭を撫でておやすみと挨拶をかわして出ていった。


ここから1週間は早かった。すぐ過ぎていき。クリスマスイヴ当日。

今日はお姉ちゃんと一緒に出ていく。

「お姉ちゃん起きて」

お姉ちゃんを起こす。

「ふにゃあ。るりぃ後五分~」

「もうお姉ちゃんは」

と私はベットに入るもう恒例だ

「やた、るり~ぬくぬく」

抱きしめられ、お姉ちゃんの顔が近い。可愛い、手を伸ばしたら届く距離だ。手はお姉ちゃんにより拘束されているが。唇が近い、顔を前に出せばキスできる。さすがに寝てる人には出来ないけど


「五分たったよお姉ちゃん」

「ふぁわ。おはよう瑠璃。」

「おはよう」

んっーとのびをする。お姉ちゃん。

「はあう、起きた起きた。イルミネーション見に行くんだよね」

「うん、でも6時からだからどうするかなと思って」

「そうか、今何時?」

「11時だよ」

「じゃあ夕方ぐらいに出ていこうか。」

二人で階段をおりリビングに入る。

テレビをつける、と天気予報がやってる

「25日雨らしいね、大丈夫?」

「え?ほんとに?ちょっとメールしてみる。」

お姉ちゃんが携帯を操作し多分雅さんに送ってるのだろう

「よっしと…はやっ!?」

数十秒で送ってくるとは、早すぎじゃないか

「えーと雅の大学は雨でも開催するしほぼ屋根があるところでやるから大丈夫だよ、だそう」

「そう、ならよかった。でもクリスマスに雨か…雪だったらホワイトクリスマスなんだけど雨だったらなんて言うんだろ」

う~んと首をかしげるお姉ちゃん

「レインクリスマス?でもそしたらスノウクリスマスになっちゃうよね」

「分からないね、まぁいっか、ご飯食べよ」

二人でご飯を食べて、喋り。時間を向かえる。

「そろそろ時間だね。用意しようか。」

お姉ちゃんがそうゆうと私たちはそれぞれの部屋に行き用意をする。

服を着替え例のペアネックレスをして出ていく私は赤いチェックのふわふわのスカートに黒いTシャツにキャラメル色のPコートを羽織る黒タイツを履いてるから暖かいはずだ。

部屋をでてお姉ちゃんを待つ、扉が開きお姉ちゃんが出てくる。白いシャツにレザージャケットを羽織り黒いスキニーパンツを履いてる。髪型はポニーテールで可愛い

「お姉ちゃん髪型可愛いね」

「えへへ。瑠璃も似合ってるよ。」

「ありがと」

「じゃあ行こうか」

お姉ちゃんが首を傾げていたが一瞬で見間違いだったのかも知れない。


並んで歩き

「瑠璃ってほんと景色とか好きだよね」

「だって綺麗じゃない。なにも考えずに綺麗だって思えるし」

「そうだね、考える癖あるもんねーなにか辛いことあったらお姉ちゃんに言ってね」

「ありがとう。お姉ちゃん。」

どきっとしたけど表に出さない。さすがに恥ずかしい。


「着いたけどまだ点灯してないね」

「そうだね、まだ時間じゃないのかしら」

スマホをたちあげ時間を見るとまだ後10分ぐらい前に着いたらしく、点灯を見れるってのは嬉しい。

「瑠璃も待ち受け私なんだね。それ2年ぐらい前の写真だよね」

「うん。一番気に入ってるから」

2年ぐらいに携帯をスマホに変えたときに待ち受けなにしようと言ったら私にすれば良いじゃんって言われて撮ったお姉ちゃんの写真で私は一番可愛いと思っている。

「ホームは一緒に撮ったやつだよね、今日また撮ろうよ」

「やった、イルミネーションバックにしようね」

確か半年ぶりかな。海に行ったときに撮った写真で抱き合いながら撮った写真だ。今見ると恥ずかしい。

お姉ちゃんの待ち受けはなんだろう。気になる

「お姉ちゃんの待ち受けはなに?」

と聞くとお姉ちゃんは鞄からスマホとりだし私に待ち受けを見せてくれる。

「これって高校の入学式の時じゃん」

「一年だけだったけど楽しかったから」

私は緊張しててかちかちだ、でも嬉しい。私も楽しくて、ほんとあっとゆうまだった。あの頃はなんで2年後に生まれたんだろうとか思っていた。

「そろそろつくんじゃない?」

「そうだね…っうわぁ…すごいね」

「ほんとだ…すごい。」

二人とも感動して声もでない。一瞬で光に包まれて、別世界がうまれる。さっきまで見ていた景色が変わってすごく綺麗だ。光によってこんなにも見る景色が変わるのかそして感動も与えるのか。

「きてよかったね。」

「ほんと。きてよかった。写真撮ろう」

カメラを起動させ二人で肩を合わせ写真を撮る。最高の笑顔で。撮った写真

をみるとイルミネーションに負けないお姉ちゃんの笑顔。これはホームにするしかない。

「可愛いね。瑠璃」

「お姉ちゃんも可愛いよ」

そこら辺にいるカップルより甘い会話してるんじゃないかとゆう気分にもなってくる。

「ねえ、お姉ちゃん。手繋いでいい?」

と私は聞く、

「いいけど、一つ条件があります。」

「いいよ。」

「そのネックレスはなにかな?」

「これは…う~んなんて言ったらいいのかな」

説明しづらい…考えてるとお姉ちゃんは言うべきか迷っているが口をひらき

「か、彼氏からプレゼント?」

「な訳ないじゃない、彼氏なんていないし」

「ほっ、じゃなくてそれって前見てたペアネックレスだよね?」

「知ってたんだ。デザインが気に入って着ける人いないのに、買っちゃった」

笑いながらゆう私に

「じゃあ私が着けるよ。」

「え?」

「あれ?嫌だった?」

「嫌じゃないよ?でもいいの?」

「うん私も可愛いなぁって思ってたし」

「じゃあクリスマスプレゼントだね」

と私がゆうと

「瑠璃だけに貰うのになんかあれだね」

「いや私が好きで買っただけだしいいよ」

「ダメです。お姉ちゃんの威厳がなくなっちゃいます。」

お姉ちゃんがお姉ちゃんしているのだけど、もともと威厳があるのかは置いて

「また考えとくね。じゃあ手を繋ご」

お姉ちゃんが手をとり姉妹で手を繋ぐ。カップルに見られるがなんてことはない。お姉ちゃんはちょっと照れているが

「ありがとう。お姉ちゃん」

ドキッドキッ。心が高鳴る。これはなんだろうか、前まで感じなかったなにかを感じる。ただお姉ちゃんと手を繋いでるだけなのに。百合神が現れてお姉ちゃんとキスをしてなにかが変わった。お姉ちゃんを想うなにかが。これがなにかは分からないが嫌ではないしこれからわかると信じて、お姉ちゃんと過ごす。私にはお姉ちゃん、楓璃(ふうり)しかいないのだから。

イルミネーションを堪能しケーキを買って家に帰る。

「ただいま~」

「おう。おかえりっておまえらどんだけ仲いいんだ」

手を繋いだまま、帰ってきてお母さんに言われて気付く。だからケーキ屋さんの店員さんがちょっとぶつぶつ言っていたのか。

(店員さん回想うっわっ!?美人さん同士の百合!?え!?こんな所で見れるなんてバイトしててよかった!!)

私たちは手をはなし

「仲良いし、いいじゃない」

「そうだけどよ、クリスマスだぞ。二人とも彼氏とかいないのか」

「いないよ」

「いない」

と被る私たち。

「じゃあご飯にするか、クリスマス仕様だぜ」

「やった!」

ご飯を食べ終わりお姉ちゃんは私の部屋に居る。

「はいこれ」

ネックレスを見せて

「おー可愛い。これリングに名前彫れるんだよね?なんて彫ってあるの?」

「私の名前と…お姉ちゃんの名前。」

お姉ちゃんは驚き

「わ、私の名前!?なんで?」

なんでと言われましても

「一番に思い浮かんだのがお姉ちゃんだったから?」

「お姉ちゃんに言われてもわかんないよ」

照れながら答えるお姉ちゃん

「今瑠璃がつけてるのは自分名前?」

「そうだよ。」

私が答えるとお姉ちゃんは私に近づき、抱きつくような形になり

「え?なになに」

お姉ちゃんは私のネックレスを外す。

「どうせならお互いのつけようよ」

とお姉ちゃんが提案して。リングを外しふうりとローマ字で彫ってあるリングをつけて、また抱きつくような形になり…お姉ちゃんいいにおいする、このまま抱きしめたいが我慢。

「よし。出来た、うんかわいい」

今度は私がつける番だ。お姉ちゃんを抱きしめる形になりネックレスをつけるとふと耳元にお姉ちゃんの声が

「つけれた?」

びっくりしそうになるが

「うんつけれたよ」

とお姉ちゃんから離れようとするがお姉ちゃんがそれを許さなかった。お姉ちゃんが私を抱きしめる。

「どどどうしたの?お姉ちゃん」

「ありがとう。嬉しい」

感謝の気持ちだったらしい。がすごく嬉しい

頭を撫でられる、お姉ちゃんの香りに包まれる。理性のトリガーが外れそう。柔らかいなにかを感じる。まぁ自分にもあるのだけど。

「えへへ、ありがとね」

「ううん。いいよ」

なんとかもった。のだが、すごく可愛い。もうどうでもいいのかもしれないがお姉ちゃんの言葉が制止させる。

「なんか姉妹の絆が強まった気がするね」

とお姉ちゃんは私の名前が刻まれたリングを手に取るが私の心は締め付けられた。


お姉ちゃんは自分の部屋に行き私はベットに転がりふうりと刻まれたリングを見ていた。ずっと姉妹だったのに姉妹って聞いたら心が棘で締め付けられる感覚がするんだろう。


瑠璃から貰った瑠璃と刻まれたリングを見る。瑠璃を好きになったのかもしれない。別の感情があらわになって私の心は罪悪感でいっぱいになる。もう一回瑠璃とキスをしたい。とか思っちゃいけないのに。


さぁ寝よう。そして明日を楽しもう。と思って寝る二人だったが明日はクリスマス。なにかが起こる。二人の仲が変わるなにかが。どう変わるかは明日になれば分かる。

やっと動きだした。って感じですかね。でも頭の中にあるのはもうちょっとで無くなりそうです。まだ続きます。

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