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デートはあっけなく。それでも心に響く

ふぁあぁ、お姉ちゃん起こさなきゃ、…あぁ起こさなくていいのか。残念だけど、でもお姉ちゃんとデートだ、楽しみで寝られなかったなぁ、鏡で顔を見るとうっすら目の下に隈が出来てる、隠さなきゃ、ファンデーションを塗り隠す。はやくお姉ちゃんに会いたいけどお姉ちゃんが出ていくまで部屋を出たらダメってお姉ちゃんに言われたしなぁ。部屋の向こうからクローゼットを開ける音が聞こえる。私も服決めなきゃ。クローゼットを開けて服を見る。あんまりファッションは…どうでもいいと思うからなぁでもお姉ちゃんには可愛いって言ってもらいたい…

う~ん悩む


隣の扉が開き、階段を下りる音がして

「いってきます」

お姉ちゃんが出ていく。

早く決めなきゃ、カフェで待ち合わせだったよね、でも早くお姉ちゃんに会いたいしちょっと早く出ていこう。

でも服悩む。

数分悩み、服をとりだし着替える、

「いってきます」

家を出る。


カフェに行く途中、お姉ちゃんの背中が見える。私はびっくりさせようと忍び足で近付こうとするとお姉ちゃんの後ろを歩いてたツインテールの女の子がお姉ちゃんに声を掛ける

ちょっと遠くて聴こえづらい。が

「橘ちゃん?」

お姉ちゃんが振り替える。と同時に私は脇道に隠れる。なんで隠れたんだろう。びっくりさせたいと思ったからかな。あの娘見覚えがある?…う~ん誰だっけ、

「雅?」

あっ!雅さんだ、お姉ちゃんと同級生でいっつも一緒にいた娘だ。

隠れて見ると雅さんがお姉ちゃんに抱きつく。ズキッ。あれ?。なんかなんで?どうゆう感情なんだこれはわからない。

今度はお姉ちゃんを手を握って上下に揺れてる。なんかダメなことしてる気分。

「クリスマス………来てほしいな」

途切れ途切れ聞こえてクリスマスとゆうワードに反応する。日付を確認すると後1週間後か

お姉ちゃんとデートしたいな。クリスマス。イルミネーションを見たり、クリスマスプレゼントを一緒に買ったり

したいな。でも雅さんがクリスマスきてほしいってどうゆうことだろう

「わかった、行くから」

行くってどうゆうこと?クリスマスにデートするってこと??やだ

「やった!」

跳び跳ねる雅さん。パンツが見えてるんですが縞パンって、アニメじゃあるまいし、じゃなくて…お姉ちゃんとクリスマスデートなんて妹が許さないよと出ていこうとしたら何故か雅さんが泣きそうな顔でスカートの裾を握って上げようとしてる、

は?

何しようとしてんの?

あれ?泣きそうな顔じゃない?笑ってる?よく見えない。うーんもどかしい、

雅さんが笑って、お姉ちゃんをからかったのかわからないがお姉ちゃんが最高の笑顔になっている。可愛い。私には…

雅さんが走ってどこかに行ってしまった。



何故か私は今お姉ちゃんと会うのは気まずく感じてしまって私は本屋へ向かう。クリスマス特集が多く、恋人と行きたいイルミネーションランキングみたいなのがやっている。

どこも綺麗で行ってみたいけど特にここ行ってみたいなぁ

ランキング上位じゃないけど、それでもひかれたのだ。

おっと時間に遅れる、急がなきゃ


カフェに入りお姉ちゃんを探すとすぐ見つかった、

「待った?お姉ちゃん」

ちょっとびくっとなり

「瑠璃か、びっくりした。待ってないよ」

お姉ちゃんはカフェオレを飲んでいる。

店員さんがきて

「ご注文が決まり次第お呼びください」

私はもう決まっている

「コーヒーでお願いします、ブラックで」

「ブラックですねかしこまりました。少々お待ち下さい。」

店員さんが下がる


「なんか照れくさいね」

紅潮した頬をかきかきしながらお姉ちゃんが言う

その通り照れくさいし私にはちょっと聞きたいことがある。

「そうだね、照れくさい。けどやじゃない」

そうゆうとお姉ちゃんはかきかきをやめて

「うん。ところで」

「お待たせしました。ブラックコーヒーです。」

店員さんがブラックコーヒーを持ってくる。タイミング悪い

「ありがとうございます」

店員さんにお礼を言い

「途切れちゃったね、なんだった?」

お姉ちゃんはちょっと躊躇い

「あ、いやなんでもないよ」

そう言われると何がなんでも聞きたくなるのだけど

「それ一番気になるよ」

「あはは、そうだね、まあまた言うよ」

むうと私は頬を膨らますが

「瑠璃、可愛い」

とお姉ちゃんの一言でしぼんでしまった

30分くらいしゃべり、店をでる。

だが私が聞きたいことを聞けなかった。


電車に乗り、下り、歩くとでかいショッピングモールが見えてくる。

「わあでかいね」

ちなみにお姉ちゃんとは手を繋いでる。寒いし。

ショッピングモールに入ると暖かい人工の風が吹く。

お姉ちゃんから手を離す。

「適当に見て回ろっか」

「うん。」

服を見たり、ゲームセンターで遊んだり、お互いに似合う服を決めたり色々した。

「なかなかいい手袋ないねえ」

「手袋見てなかった気がするけど」

「あは、見てたよちゃんと、だからもう一回行きたい店があるんだけどいい?」

もちろん断ることはない。

あれ?ここ来たっけな…さーと見て出ていった店もあるから正確なことを覚えていないけど、

聞いたことない店名だけど、置いてある商品は可愛くて値段もお手頃だ。

POPに

(こちらの商品は手作りだよっ

だから一点かぎりっ!)

とかいてある

へえ…これは可愛いなぁと思わず見とれてしまう。普通の既製品変わらないといったら失礼か。良い。ペアネックレスでチェーンになっていて、リングがついていてリングに名前が掘れるらしい。

「可愛いねえ、手作り??すごいね」

耳元で聞こえるお姉ちゃん声。くすぐったいし近いよ

「だね。お姉ちゃん見つかった?」

「うん見つかったよ」

お姉ちゃんの手をみると黒い手袋でアクセントに猫があしらっている。

「可愛いね、お姉ちゃんに合うと思うよ」

「やった、妹の助言があったから大丈夫だね。買ってくる」

商品を持ってお姉ちゃんはレジへ向かう。

それにしてもこのペアネックレス可愛いなぁ、着ける人いないけど…でも手作りか。無くなっちゃうかな。無くなるだろうなぁう~ん

「お待たせ。」

袋を掲げたお姉ちゃんが帰ってくる。

「ちょっと早いけど行こっか。」

「うん」


一目惚れをしたらしく私はショッピングモールから出る際に

「ちょっとトイレに行ってくるね」

とお姉ちゃんに告げてトイレじゃなくさっき行った雑貨店に行く

「これください」

と店員さんに言い商品を買う

「お名前はどうされますか?」

「じゃあ」

Uネックの服着ててよかった


「ごめんね、お待たせ。」

「息上がってるじゃない。そんなに急がなくてよかったのに」

「お姉ちゃんが待ってると思ったらね」

「そう、じゃあ行こうか」

手は繋がずに歩き出す。

「ちょっと早いけど帰る?」

「う~んどうしようか…」

歩く二人。

私は聞けなかったことがあるのにそれが聞けずにいる。

「もうちょっと歩きたいな」

私が言うともちろんとお姉ちゃんと並んで歩く。

「楽しかった?」

お姉ちゃんが私に言うけど当たり前だ。お姉ちゃんといて楽しくないわけがない

「もちろんだよ。」

「よかった。付き合ってもらって悪いね。ありがと」

「楽しいのに悪いわけがないよ。姉妹なのに水くさいよ」

ズキッ。自分で言ったことなのに何故か心が傷んだ

「親しき仲にも礼儀ありって言うじゃない?」

にこっ、私の好きなお姉ちゃんなのだけどなにか違う。

違う。

なんで

「そうだね、でも」

「ん?どうかした?」

お姉ちゃんが私を見る。

私は電飾がついた木を見る。

「いやここもイルミネーションするのかなって思って」

道路に木が並んでいる。道だけど直線が長く斜めからみると綺麗なんだろうなと思う

「するんじゃないかな?見に来る?」

「え?」

「お姉ちゃんにはお見通しだよ」

つんとおでこを付かれる。

「姉妹なのに水くさいっていったばかりじゃない。」

痛む

「そうだね、一緒に来たいな?お姉ちゃん」

痛む。

「うん。来よう。」

ん?よく見ると…あれ?ここなんか見たことある。

「あー!」

「ど、どうしたの??」

「ここ雑誌で載ってたところだ」

「?どうゆうこと?」

お姉ちゃんがキョトンとしてる

「来る前に本屋に寄ったんだけど、そこで見たんだ。確かイルミネーションはクリスマスの2日間限定だよ」

「なるほどね、でもクリスマスか」

お姉ちゃんが少し戸惑う。お姉ちゃんは雅さんのことを優先させるのだろうか…私にはさせてあげれない顔をさせる雅さんのところに行くのだろうか。

い……

「よし!クリスマスイヴに来よう!」

お姉ちゃんが私の待ち望んでいた言葉を言うと私は笑顔になり

「うんっ!」

と告げるのだった

ほんとはクリスマスデートさせたかったんですが…まぁ間に合いませんでした。次はクリスマスイヴのデートだと思います

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