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救った行動ともにすすむ

ドキドキする。二人で家を出て手を繋ぎ二人の手汗が混じっている。

「緊張するね、お姉ちゃんがついてるから大丈夫だよとゆうかお姉ちゃんがいなきゃだめだよね」

「うんありがとう、お姉ちゃんも大丈夫?」

「大丈夫だと思いたいけど、無理みたいね」

震えてるお姉ちゃんの手。あの時間停止は体験しがたい怖さがある。さすがになん十回と経験したら慣れるだろうがもう終わるのだ。慣れたくないからよかったともいえる。

「大丈夫だよ、お姉ちゃん。私もついてる。」

手を伸ばしお姉ちゃんの頭を撫でる。相当不恰好だけど、それでもお姉ちゃんの緊張はほどけたみたいだ

「ありがとう、瑠璃。」

ふふと笑いいつものお姉ちゃんになる。それでこそキスをしたいお姉ちゃんだ。って私はなにを思ってるんだろう。

他愛の会話をしながら駅に着く。ホームへいくと。時間が止まる。

「やぁ、決まったかい?」

相変わらず感情のない声と顔だ。乗っ取っているとゆう表現がしっくりくる。

「ええ、決まったわ」

「はい、決まりました」

「よし、どちらかきかせてもらおうか!キスをするかしないでこの世界を終わらせるか」

勢いよく宣言するがお姉ちゃんがそれを制止して質問をする

「ちょっとまって確認したいことがあるんだけどいいかしら?」

「まぁいいよ。なにかな?」

「これまでに亡くなった人は生き返るのよね?」

「生き返るよ。」

「そうならいい」

話の腰を折って聞いた価値があった。のか

「じゃあ結論を聞こうか。」

「ええ。私たちはキスをします。」

「やったぜ!ここまでした甲斐があったわー!」

ガッツポーズをするが無表情だから怖さしかない。

「じゃあしてもらおうか」

「なんか意外とあっさりしてるわね。」

こっちはすごく迷ったのに

「じゃあよろしくお願いします。」


お姉ちゃんと向き合う。お姉ちゃんの髪に触れる。さらさらと私の手のひらから流れていく。吸い込まれそうな目だ。桜色した唇が指で触れるこれからキスをすると思うと愛らしくいとおしい。


瑠璃と向き合う。頭を撫でると頬が赤くなり可愛らしい。赤く発色している唇に目がいく。これからキスすると思うとなんか照れる。顔が整ってて可愛い。表情が豊かな方じゃないがそれがまた可愛く守りたくなる。


「お姉ちゃんいい?」

主導権は妹がとっているらしい。

「いいよ、瑠璃。」

二人はどんなキスをするのだろうか。これが僕が生き返りをした価値があるのか、見させてもらおう。


お互いに手をとりいつもはしない指を交差に重ね握る。お姉ちゃんを見上げお姉ちゃんが首を下げていいよきてと言っている。私はちょっとだけ背伸びをして唇を重ねる。

「んっ」

とお姉ちゃんから吐息が漏れる。いとおしい。体勢が辛いが全てお姉ちゃんと繋がっている。両手。唇。それが嬉しい。お姉ちゃんから唇を離す。私は何故か言葉が漏れる。

「ふうり…」

言葉が漏れた瞬間。お姉ちゃんから唇を重ねてくる。先程より強く。

「んっあっ」

私から声が漏れる。長いのか短いのか分からないぐらい唇を重ねていた。離すと唾液の糸を引き口の中にお姉ちゃんの唾液があることを確認する。喉を通る。


「やぁ!よかった!ほんとに!これが最後の百合だと思うと光栄だよ!ほんとありがとう。救いがある世界なんだね。じゃあ世界を直して僕は死ぬよ。この世界の百合に幸あれ。」

表情ない少年は笑顔でこう答えて、倒れた瞬間私たちも意識を失った。


アラーム音がなりスマホを止める。あれ?私たちどうなったんだ?お姉ちゃんとキスをして世界を救ったよね?あれ?夢?なわけないと思う。お姉ちゃんの唇の感触は私の唇に残っている。お姉ちゃんの唾液が喉を通った瞬間も。可愛らしいお姉ちゃんの顔も。全て。あの日を覚えている。

スマホを立ち上げてお姉ちゃんをなぞる。じゃなくて、日付をみると明日の日付になっている。とゆうことは私は半日ぐらい気を失ってようだ。

そうだ、お姉ちゃんは?

私は一瞬躊躇ったがそのまま入る

お姉ちゃんは寝ていた。

可愛らしい寝顔を晒して。必然と唇に目がいく。お姉ちゃんとキスしたんだ。と姉妹で女の子同士であんなに濃厚な口づけをかわしたのだ

ちょっと躊躇ったのはお姉ちゃんとどんな話をすればいいのか?唇気持ちよかったよ?違う。まずは確認することだと思い扉を開いたのだ


「お姉ちゃん、起きて」

体を揺らす。

「うーん、瑠璃!?お、おはよう」

明らかに動揺している。キスをしたことを覚えている。

「覚えてるよね?」

「覚えてる。」

頬を赤くして答えるお姉ちゃん。がもう冷静になったのか優しい声で

「ごめんね。強くしちゃって、口の中怪我してない?」

「大丈夫だよ。ちょっと驚いたけど。」

「あはは、ごめんねほんと。あれ?ってゆうか陥没事件はどうなったんだろ?」

「私もそれを知りたくて」

「じゃあお母さんたちに聞きにいこうか」


ふう…瑠璃と顔を合わせるのがこんなにちくちくするなんて。最初瑠璃から来たとき可愛くて、私自身が初めてでよかったと思った。あんな顔誰にも見せたくなかった。そのあとにふうりと唇から言葉が漏れた瞬間私の理性は機能せずに妹を求めてしまった。姉として失格と思ったけど求めて唇を重ねてしまった。妹から名前で呼ばれたことがこんなに嬉しかったなんて。思いもしなかった。でも罪悪感がある。ふぅ。平常心を心がけなきゃ。


「よう、おはよ。」

「お母さん、おはよう」

姉妹の声は重なる

「3日連続か!こりゃ雪が降るぞ!」

「いやこの季節ふるでしょ」

「そりゃそうか、ところで二人ともお腹すいてないか?」

「え?なんで?」

と私は疑問投げるがお母さんは捕らずに

「いやそりゃだって私たちが帰ってきたら二人とも寝てたしな。」

そうだったのか。と二人のお腹がなる

「がはは、ほんと仲いいな!」

二人で笑いあう。ふと我に変える照れて笑えなくなる。

「ん?どうした?」

「なんでもないよ、ご飯食べようよ!」

「そうだな!私が腕を奮うぜ」

「やった。お母さんのご飯は美味しいから嬉しい」

「そういってくれると私も嬉しいぜ。」

四人でご飯を食べる。そのときに聞いたが陥没したとゆうことは無かったそうだ。


お母さんたちが仕事に行き二人っきりだ。何故か緊張する。だってキスしちゃったし。

「行っちゃったね」

「うん」

かちゃかちゃと時計の音が部屋に響く

いつもならなんてことない話で盛り上がるのに…

「あのね?!」

声が裏返るお姉ちゃん。

「落ち着いてお姉ちゃん。」

「う、うん」

すぅーはーと深呼吸して私と向き合う

「キスはしちゃったことだし無かったことにしたら余計ぎくしゃくしそうだから気にしないことにしよう。多少のぎくしゃくは仕方ないと思うからそれは見てみぬふりでどうかな?」

異論はないが心がズキッと痛んだ気がするけど

「うんいいよ」

ほっと安堵したお姉ちゃんは

「よかったぁ。これからも変わらず過ごせるね」

ちょっと悪戯してみたくなった

「お姉ちゃんの唇気持ちよかったよ」

と呟く。お姉ちゃんはぼっと赤くなり

「や、やめてよ!もう!」

私は笑う。だって可愛いんだ

「ごめんね」

「いいよ」

頭を撫でられるといつもと違う感じがした。


お姉ちゃんと共に学校へと仕事場へと向かう。いつも通り。

「そうだ瑠璃、今度の休み暇?」

「うん暇だよ」

特に休日はお姉ちゃんとどこかいくか、家でごろごろしているかぐらいしか予定がない。それほど友達とも仲良くないし、

「じゃあ約束してた手袋買いに行こうよ」

とお姉ちゃんが提案する。私は考えることもなく

「いいよ。どこに行く?」

うーんそうだなぁとお姉ちゃんは考えて

「隣町のショッピングモールにしようか」

「うんわかった。お姉ちゃんとデートか」

「で、デート?!」

何故かテンパるお姉ちゃん。いつもデートって言ってるのにな

「そ、そうだね!じゃあデートっぽく待ち合わせしよう」

お姉ちゃんからの提案にまたも私は考えることもなく

「うん。そうしよう!」

ほんとにデートっぽくて素敵だ、いつも一緒に出掛けて一緒の家に帰ってくる。それはそれでいいのだけど

「じゃあ次の休みにね。待ち合わせだから時間になるまで部屋出ちゃダメだからね?」

え?

「じゃあお姉ちゃんが先にでるの?」

「当たり前じゃない。だってお姉ちゃんなんだもん」

「心配だなぁ」

首をかしげ髪を揺らし香りが漂ってくる。

「ええ?お姉ちゃんだし大丈夫だよ」

理由になってないと思うけど仕方ない。

「わかった。楽しみにしてる」

「うん。私も楽しみしてる。」


日曜日

「ふわぁ…」

あくびが漏れる、ねむい。いつもより遅い時間だからまだましだけど、瑠璃に起こされないの…そうか、デートだった、私が起こしに来なくていいっていったらしょんぼりしてたっけ…可愛かったな。

服にはあんまり興味ないのだけど、今日は可愛い格好しないと、妹のために可愛い格好したいとか普通だよね、

でも寒いから可愛い格好しづらい、

ちょっと早めに出ていこうかな、服を着替えてメイクをちょっとして出ていく、

さてと、どっかで時間潰さないとな。本屋でもあればいいんだけど、あったあった。本屋に入る、いつもは見ないファッション雑誌を見る。可愛い女の子だなあ服に着られてない。カタカナで溢れてる。よくわからない。私には無理だな、早いけど待ち合わせのカフェで待とう。

カフェに向かって歩いていると

「橘ちゃん?」

後ろから声をかけられ振り替えるとそこには高校の時の同級生がいた、

「雅、久しぶりじゃない」

高校の時仲良かった娘だ、最近会ってなくて久しぶりだ向こうは大学で私は就職してお互いに忙しかったのだ

「うわー懐かしいね、会いたかったよ」

と抱き付かれる、おっと久しぶりだったからよろつく

「おっと大丈夫?」

「大丈夫、大丈夫。久しぶりだったから」

雅は抱きつく癖があって何回抱きつかれたことか

「橘ちゃんなにしてたの?」

あーこれは正直に言うべきか…

「妹と買い物行こうと思って」

雅は首をかしげると雅のツインテールが揺れる

「でも妹ちゃんいないよ?」

キョロキョロするツインテールが当たって痛い

「待ち合わせしてるの」

「待ち合わせ?一緒に出ればよくない?」

ごもっともなのだが、自分から待ち合わせを提案したとはいえちょっとゆうのは恥ずかしいのである

「そうなんだけどね、まぁいいじゃない、雅こそ何してるの?」

「雅は大学行く途中だよ」

「大学って日曜日もあるの?」

「いやないけど、うちではクリスマスパーティするから、準備で忙しいんだよ」

クリスマスかなんの予定もないや仕事は休みだし

「クリスマスなんか予定あるの橘ちゃん」

「いやないよ仕事も休みだし」

「だったらうちの大学に来てほしいな」

う~ん

「考えとく」

雅が私の手を握ってぶんぶん振り回しジト目で私を見る

「痛い痛い、なによ」

「そう言ったとき橘ちゃん来ないじゃん」

あっばれてた、

「ばれた?だって寒いしこたつでぬくぬくしてたいし」

「そりゃ雅だってしたいよ、でも先輩たちが…」

雅も色々あるらしい

「わかったわかった行くからぶんぶん振り回さないで」

「ほんと?」

うるった目で私を見る、子犬のような目で見られたら断れるのも断れないじゃない

「ほんとほんと」

「やった!やった!」

ピョンピョンと跳び跳ねる、スカートが上下に揺れる、

「ちょっと雅!?パンツ見えるから」

「いやっ、見た?」

見てないとゆうか膝上のスカートで見えないしタイツ履いてるから見えない。見たいなんて思ってないよ?

「見てない!」

「ほんと?」

「ほんと」

ふと雅を見るとスカートの裾を掴み顔が赤い。

「顔が赤いよ」

「見たい?」

は?

「は?」

「雅のパンツ見たい?」

「え?」

なにを言ってるんだ雅は

「見たい?」

「見たくない!見たくない!」

と首をぶるぶると横にふる

「そこまで拒否しなくてもいいじゃない」

雅が泣きそうになり下を向き鼻をすする

「あっごめんね、そうゆうことじゃなくて女同士だし、外だし」

必死に弁解している、なにを弁解してるのか私は

雅がふるふると体を震わせる

「ごめんね?雅。見たいよ見たい!」

あれ私なに言ってるんだ

「橘ちゃんさすがだね」

涙を浮かべながら笑っている、クスクスと笑う

「雅?」

「いやぁ久しぶりに橘ちゃんいじってもさすがの反応だね」

まだ笑ってる、

「雅ぃ??私をいじるなんて、いい度胸してるじゃない」

ひぃ!?と私の偽りの怒りに飛び上がる雅。

雅はいじるのも大好きなこと忘れてた。何回百合扱いされたことか…

「ごめんなさい!」

雅が走る、追っかける私

「待ちなさい!」

早い、追い付かない、体力落ちたかしら

「ごめんね橘ちゃん。大学あるから行くね!なんか決まったら電話するねー」

と走って行ってしまった。まったく。久しぶりだったなぁ。高校の友達元気にしてるかな、思い耽ってる場合じゃないやカフェにいかなきゃ

ここから物語が始まるって感じです。次は24日に投稿します。

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