神の命令
アラームが鳴りふぁぁと欠伸がもれスマホをたちあげ、アラームを止める。
さてと、朝食の準備をするために、1階に行く。
「お母さんおはよう。」
会社の服をきたお母さんとお父さんがご飯を食べていた。
「おはよ、ふうりは相変わらず寝てる?」
言うまでもないがふうりはお姉ちゃんの名前だ
「ほんと誰に似たんだろうな」
とお父さんが言うが確実に
「お父さんだと思うよ」
「だよな、まぁ瑠漓、ちゃんと起こしてあげてね」
「うん。」
私は1回目のお姉ちゃん起こしに行き、戻ってくるとお母さんたちは食べ終わり、いってきますと出ていく。今日はトーストとスクランブルエッグとサラダだ、私は朝はご飯だ!とかない。お姉ちゃんもないはずだけど、お姉ちゃんの分も用意して2回目のお姉ちゃんを起こしに行く。
が起きない…私は制服に着替えて三回目の起こしに行く。
「朝だよ!お姉ちゃん起きて!」
布団の中でもじもじしながら
「まだ朝じゃないぃ」
「あ!さ!だよ!」
「うぅさむぃ…るりぃーぬくぬく」
と手首を握ってくるお姉ちゃん。もうお姉ちゃんは、
今度は私からお姉ちゃんのベットに入り
「1分だけだからね。」
「うん」
お姉ちゃんを抱きしめ。気持ちのよさそうな寝息が聞こえる。髪の毛からはいいにおいがする。シャンプーだろうけど、お姉ちゃんのにおいもしていいにおいだ。ほんとにどっちが姉なんだろうが…
「お姉ちゃん、可愛い。」
呟いた言葉は空をきった。
「1分たったよ!お姉ちゃん」
「ふぅぁ、おはよう、るり今日もありがとう」
頭を撫でられる、寝起きから復帰したようだ
「どういたしまして、ご飯の準備してくる」
と私は1階へ向かう。
危なかった、顔のにやにやが表に出そうだった。こんなに嬉しいのもなのか、可愛いと言われるのは。瑠璃に可愛いなんて言われると思ってなかった。からびっくりしたが嬉しかった。30秒寝れなかったじゃないか
「今日はトーストなのね」
「いただきます」
焼きたてのトーストをほうばる。最初にバターを置いて焼くのが私の好きな食べ方だ
「ほんとるりはその食べ方好きだね」
「だって美味しいよ?」
「私はサクッって言う食感を楽しみたいんだよね、今日は。よくわかったね」
「なんかぴんっとね、」
ほんとにたまにぴんっとくるときがあるのだ。トーストの食べ方に関わらず。
「姉の特権かな?」
「かもね」
笑顔向けあい、朝食の食べ
「いってきますー」
と二人そろって出ていく。
冬の風が吹き二人そろって身震いする
「寒いね」
「手が寒い、冬の景色とかは好きだけど気温と風はやだ」
「あれ?お姉ちゃん手袋は?」
いつもお姉ちゃんは手袋しているのだけど今日はしていない。
「あー会社に忘れちゃって、凍えながら通勤しなきゃいけないんだよ」
私は手袋をしていない。ポケットに手をいれている。褒められたことではないがかたっぽがなくなったりしてもう諦めたのだ
お姉ちゃんの目がひかる。
「えい!」
お姉ちゃんが私のポケットに手をいれる。
「暖かいね、手袋なくてもいいぐらい」
実際暖かい、
「手袋はちゃんと持ってきてよね」
「嫌だった?」
覗きにこみながら私の顔をうかがう。
近い
「嫌じゃないけどさすがに歩きづらくない?」
とポケットの中でお姉ちゃんの手を繋ぐ。 なお暖かい。
「ちょっと歩きづらいかも、でも寒さには変えられない」
「だね」
そのまま歩き、何故か通行人にガン見されたけど、駅へ着き、電車に乗り、
私は学校へ向かう。
お姉ちゃんは会社へと
「あっそうだ、今日私会社はやく終わるから一緒に帰ろう」
「いいよ、じゃあいつものところでね。」
「うん。わかった。久しぶりだね、一緒に帰るの」
高校が一緒だった時はずっと一緒に帰ってたのに
「そうだね、また帰れるのは嬉しい」
とお姉ちゃんから呟きもれた言葉に私も嬉しくなった。
学校が終わり
「お姉ちゃん!待った?」
「うん待った。手が寒い」
赤くなって寒そうで罪悪感にとられ手を繋ぎ
「ごめんなさい」
「あーうそうそ、会社にも無くてね、どこいったか分かんないんだ。」
「なんだ。謝って損した気分」
「ごめんごめん。今度手袋買いに行くの付き合ってよ」
お姉ちゃんの申し出に
「うん、行きたい。」
「じゃあ行こうか、今日じゃないけどね」
手を繋ぎ他愛のない会話をして駅に着く。やっぱり楽しい。お姉ちゃんもすごく楽しそうだった。
がしかし急に世界が止まった。人が不自然な格好で止まり。お姉ちゃんを見ると動いている。よかったと安堵する。
「お姉ちゃんっ!」
私はお姉ちゃんに抱きつく。怖いのだ。こんな現象初めてだから、経験なんてするはずがない。
「大丈夫だよ、瑠璃」
お姉ちゃんが頭を撫でてくれてちょっと落ち着く。時計をみたいがない。スマホを見ると電波が繋がっていなくて時間も--:--になって見れない。とゆうか止まっているのか?
「あっすみませんね、驚かせたね」
目が虚ろの男の人が立っていた。
「貴方だれ?」
怖い声音でお姉ちゃんが喋りかける。手が震えてる、抑える為にお姉ちゃんの手を握る。
「あーいいっすねぇー百合してて」
百合?どうゆうことなんだろうか
「あっ質問に答えてませんね、僕は誰と聞かれれば神でしょうか。」
表情を変えず、虚ろの目のまま大それたことを呟く神?
「神?どうゆうこと、なんで時間が止まってるのよ」
「僕が止めました」
さらっとそんなことを言う
「貴方が止めたってどうゆうことよ」
「僕が神だからでしょうかね」
頭がおかしいのか。こいつは
「なんで時間を止めたの?」
「それはあなたたち姉妹にお願いとゆうか命令といった方が正しいでしょうかね」
「命令?」
神の命令は簡単だがあたしたち姉妹にはすごく難しい命令だった
「姉妹でキスをしてください。さもなければこの世界を滅ぼします。」
「「は?」」
誤字脱字があれば教えてください。




