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マイ・テラー   作者: 名口 慎
7/19

マイ・テラー 4-1


~もしもし?


ねぇ、亜早美、

気晴らしにカラオケでも行かない?~ー



数日前、失恋をして何もする気になれなかった私を動かしてくれたのは、

この、友人からの一本の電話だった。


こういうときに、改めてわかる。

自分を信じてくれる人、

自分を大切だと言ってくれる人の存在が、

どれだけ大きいのか…。


だから私は、迷いながらも頷いた。


翌日、カラオケに行ったら、びっくりした。


奈緒の他に、奈緒がいつも連んでいる人達が一緒だったから。


その中に、数人の男の子。


失礼かもしれないけど、今の私には嬉しくない状況に思えた。


でも、そう思っていたのは最初だけで、すぐに彼らともうちとけられた。


流石、奈緒がいつも一緒にいる友人。

彼らは本当に良い人達だった。


盛り上がろうぜっ。


とかいいながら、色々なジャンルの曲を次々に入れて、楽しく歌っていく。


そこに、恋愛や失恋唄をうまく避けてくれているのは、彼らなりの優しさだったのだろう。


そのお陰で、この数日間、忘れていたはずの笑顔が自然と出せるようになっていた。




>>

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