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マイ・テラー   作者: 名口 慎
12/19

マイ・テラー 6-1



「あ、あの人かっこいい~」


ほらまた、君はいつもそう。


俺の気持ちなんてお構いなし。

やっと話せるまで仲良くなれたばかりの君に、俺は毎日たじたじ。


ねぇ、知ってる?

男は単純なの。


それでほんとに君がその人を好きだったらどうしようって、本気で考えてんだよ?


君にとって、俺はただの友達?


食事に行っても、遊びに行っても、廊下でくだらない話を長々してても、


メールでの小さな会話でも…、君はいつもそうだから。


俺は不安で仕方ない。


別に君の彼氏でもないけどさ、

ずっと、君を大切に想う人間でありたいんだ。


それは、贅沢な考えなのかな?


今まで恋に怯えて、何もしなかった俺が、今更恋をするなんて思わなかった。


それも、君みたいに素敵すぎる人に。


『その笑顔を一番近くで、一番多く見れるのは俺だ。』


そんなかっこいいこと、今の俺はどんなに勇気を振り絞っても言えないけど…。


その笑顔を守るためなら、俺は強い男になってみせるよ?


そりゃ、柔道家とかレスラーには適いっこないけど、

君の悲しみの素くらいはやっつけられる男になりたいと思う。


君の理想には遠い男かな?

男らしくないかな?


君はまだ気づいてはくれないみたい。



でも、俺はこんなにも君の事、好きなんだ。


自分でも、呆れるくらいに…。


好きになっていた。



でも、恋が怖いと言った君を焦らせたくないんだ。


臆病な君と俺。


でも、涙より今は君の笑顔を見ていたいから…。



「ね、今日カラオケ行こうよ?」



君と一緒に笑う時間をください。



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