第十三話 イカロス・発進! からのぼっち確定
土曜日に書ききれなかったので、本日投稿としました。
時間かかってごめんね!
更新再開です!
ターゲット発見!
分解!
次!!
「楽勝楽勝!」
『次、方位253、距離400メートル』
「よっしゃーっ!!」
闇の中、暗視装置越しの景色を見ながら、タロンでゴーレムを狩っている。
昼間から頑張ってたんだけど、夜になったら何故かわからないけど遭遇率があがったので、そのまま帰らずに資源を回収しまくっているわけだ。
いやぁ大量大量。
何ならすでに超小型クルーザーを作るための資源も回収完了してるからね!!
一日で!
「エイダ、あと容量どんくらい残ってる?」
『現在小型ストレージ容量89%です。今まで通りであれば、あと4体ほどで上限に達します』
「了解。じゃあ、こいつでラストにしましょ」
光りに包まれ、分解されていくゴーレム。
南無。
強敵なのかもしれないけど、相手が悪かったわね……。
なんせ鉱物の塊なのだ、コンストラクションツールの掘削モードで回収できてしまうっていう。
本来ならば武器を使っても、岸壁に攻撃してるのと同じようなものだろうから……私達じゃ太刀打ちできなかったのかもしれない。
でも、素材なのだ。素材の塊なのだ。悲しいことに。
だからこそ、コンストラクションツールの前には無力。
こうやって体を抵抗できずに削られ……。
「確保!」
素材ごとに分類されて小型ストレージへと収納されてしまうのだ。
哀れ。
さてさて……今回鉱物系のやつが多かったけどどうかなー?
『この星独特の金属、ゼグアムのほか、有用な元素が数多く手に入りました』
「鉄とか銅とか……ニッケルも多いのね。いやぁ美味しい。掘らなくていいのが楽でいい」
『少量ではありますが、ウランも手に入りました』
「……今のところ使い道がないんだけど……」
発電に使うにしても、魔力電池が作れるようになった今、正直要らない。
『若干損失はありますが、魔力回収装置を使って魔力への変換が可能なようです』
「もう使い道それで決定ねー」
レヴィの技術、すげぇ。
っていうか私達すげぇ。
これ、地球の皆がまだ出来てないことをやってるんだから。
私たちにとっての毒となる放射線、それすらも魔力変換が可能と。
半永久的な電池が出来ちゃう?
まあ、間違いなく私が生きてる間は動き続けるのが出来そう。
ウランだけじゃなくて放射性物質も積極的に回収しちゃいましょうねー。
「てかなんで変換できるのか……」
『物質が持ち、発生するエネルギーをそのまま変換しているものと思われます。あくまでも発生するものが対象となるため物質をそのままエネルギーとして取り込むわけではないと考えられます』
「あーなるほど?」
わかんね。
とにかく、放射性物質は放射線というエネルギーを放出しているから、そのエネルギーを普通に回収できている……っぽい。
詳しいことなどわからない。
私は物理とか苦手なんだ!
まあエイダでも推測しているだけだし、あってるかもわからない。
いいんだ。私なんかはとりあえず使えるものを使うまでよ!
一応、タロスとか私が着ている気密スーツなんかは放射線を通さないし、高濃度汚染地域に行ったとしても問題ない。
乗り物に乗るたびに除染がオートで行われるから脱ぐ時も気にしなくて良い。
宇宙という直接放射線にさらされるような環境で動けるようにしてるのだから当然ではある。
基地に戻って早速超小型クルーザーを制作することにした。
エイダに設計はぶん投げつつ、必要な設備とかを注文していく。
防衛に必要なため、やっぱり装甲はある程度欲しかった。
当然武器も。
地上では使用不可とされている武器もリミッターを外して撃てるようにする。
レーザー関連だったりその辺だね。
近くに人が居たら当然蒸発する。怖い。
ちなみに、大型艦とかになってくると重イオンを使った荷電粒子砲になる……だっけかな?
威力は……無防備に直撃すれば大型艦が消失するレベル。
地上に撃っちゃったらもうクレーターが出来る感じ。
出力次第では消し飛ばせるらしいよ?星を。
ただここでは迷惑を被る人は居ない。
のでとりあえず危険回避のために活用させてもらう。
なんせそのレーザーよりもやべーもんを生き物が放ってくる世界だよ?
死ぬ死ぬ。
後は馬鹿みたいに破壊力が高い実弾系もそうだね。
でも万が一のために一発だけは撃てるようにしてもらった。
基本は実弾系の通常兵器を使うことになる。
マルチタレットと軽武装のことだね。
ちなみにマルチタレットは部品交換で素材回収用レーザーの射出が出来るので、宇宙に散らばる残骸から回収ができたりと結構便利だ。
さて次は……ストレージとコンストラクター。
小型コンストラクターが積み込めるので、ちょっとしたものなら作れる。
それにマギアジェネレーター。
この辺は出先でなんかあった時に必要だし……燃料を生み出せる。
マルチクッカーは簡易の食事用。
休憩用の部屋。
……とかなんとかやっていたら、結構な大きさになった。
材料は足りているけど、私一人だけなんだけども……それでもここまで大きくなるかぁ。
「これはこれとして、これに積めるホバーバイク代わりになるようなやつほしいわね」
『コクピットと最低限の推進装置、武装のみを搭載したものを制作します。こちらはオープンフレームとなります』
「……オープンかー……まあ良いや」
オープンフレームってのは、装甲とかが無くて、パイプフレームだけで構成されている……壁のない骨組みだけのものと思えば大体あっている。
全て剥き出しなので攻撃には一切耐えられない。
その代わりに軽快に動けるし、建物の中にも入れる。
空を自由の飛べるバイクみたいなものだと思えば良い。
ということで……作成。
大型コンストラクターを制作してーの、タロスよりもでかいので新しくドックを作りーの、そこからようやく超小型クルーザー……じゃないね、これもう小型クルーザーサイズだわ。
でもタロスは流石に収納できない。
20m近い全長と15mほどの全幅。
上から見ると6角形をひし形に近い形にしたような形になっている。
大気圏内をメインで動くので、大きい翼がついてて武装はそこにぶら下がったりしてる感じ。
結構便利かも。
全体的に平べったい感じで、結構かっこいい。
メインエンジンはマギアジェネレーターからの供給で動くから、燃料を入れる代わりに魔力が必要になる。
完全にこの星に特化した仕様になっているってわけだ。
宇宙にも出れるようになっているので、これからはこの惑星の近くにある資源にもアクセスできるはず。
そうすれば大量の鉱物が……!
でもまだワープとか出来ないんだよねぇ。
だからあんまり遠くには行けない。
そもそも小型クルーザーでワープしたところで大して飛べないけど。
色は白。
古き良きスペースシャトルカラーだね。
中に入ってみると、既に電源が入っていた。
パシュっと音がしてハッチが開き、内部の照明が灯った。
とりあえず気になるお部屋に行ってみると……。
ビジネスホテルの一室よりもちょっと狭い感じの部屋があり、ベッドと小さい机、そしてシャワーブースとトイレが設置されている。
うん、まあそうだよね。
でも数日間出てる時でもしっかりと眠れるところがあるのは本当に助かる。
コクピットは一人用のシートがあり、周りをディスプレイボードが囲っている。
意外と余裕があって座り心地は良さげ。
あ、良いわ、座り心地。
システムを立ち上げて船体のチェックを行う。
当然全て問題なし。
火器管制には「!」の項目があるけど、これは制限ありの兵器の表示だね……これを使う事態にならないようにしたい。
『制限付きの武器の使用の際は、船体へのダメージに注意して下さい』
「へ?」
『この船体に対して、出力が大きすぎます。対艦レーザーは消費エネルギーが大きく、撃つとしばらく無防備になるだけでなく、撃った瞬間に熱によって船体の外装が溶けます。必ずシールドを最大出力にした上で照射時間は2秒までとして下さい』
「えぇ……」
無理やりでかい武器積むのはこんなデメリットがあったのか……。
『もう一つの中型レールガンも似たようなものですが、撃った衝撃によってパイロンが破損する可能性があります。そのためこの星の鉱物を使って強化してありますが、実際に試験をしたわけではないため油断しないように願います』
「分かった」
ちょっと、高性能な武器を積んだ高機動型の船なんてのは……夢なのかなって思ってしまった。
上手くバランスが取れればいいんだろうけど。
とは言え、小型だ。
小回りは効くし、ATV何かとは比べ物にならない耐久力がある。
あの脱出艇よりも上だしね。
アレだけ地面に擦り付け、木にぶつかりながら私をあの場所まで運んでくれた機体……確かに汚れては居たけど破損はほとんど無かったんだよねぇ。
それよりも上ってだけでも、かなり安心できる。
「んー、一通り見てみたけど……いいね。扱いやすそう。今は昼過ぎかー……まあ、少しだけ試運転してみようか。あ!その前に……」
コンソールを開いて初期設定を行う。
自分のデータなどを打ち込んで……。
パーソナルネーム:イカロス
命名した。
機体の番号の他に、こうして自分で機体に愛称をつけることが出来る。
タロスにつけたアルビオンみたいなものだ。
『イカロスですか。……アルビオンもですが、なぜ死ぬ者たちの名前を?』
「あー……個人的に覚えやすいからもあるけど、操縦するの私だよ?最強の神の名前をつけたりとか、ちょっと恥ずかしいかなーって」
大仰な名前をつけて弱いとかダサいもんねぇ。
いやだからといってアルビオンとかイカロスが弱いとかそういうわけでもないんだけど。
「よーし、とりあえず試運転してみましょうかねー!」
操縦桿を握って垂直離陸をオートで行う。
ある程度の高度に達するとオート離陸が解除されて、今度は空中静止を行ってくれるのだ。
後は自分で好きなように動かすことが出来るってわけ。
便利。
最悪、エイダに全部丸投げも出来るけどね。
まずは自分で操縦してみたいじゃない?
ゆっくりと前進させて行くと、音もなくすーっと前に進んでいく。
操縦桿を傾けて上向きに入力すると、左右に曲がれる。
これに足のペダルを使ってのヨー操作を入れたりすると更に自由度が上がる。
一応……航空機の免許は持ってるけど……。
大きさの割にきびきび動いて面白い。
『エネルギー消費は燃料の時と比べてもかなり低いです。現在魔力電池はフルですが……特に戦闘行動がない限りは一月持ちます』
「すっご。魔力すっご。効率良すぎじゃない?」
燃料の時は1週間分くらいだったんだけど。
まあ搭載されてるスラスターとかの出力次第ではあるけど。
当然でかいのを積んでれば燃費は悪化する。
とりあえずある程度の操縦特性を理解したところで……。
機首を上に向けて、スラスターを全開にした。
ドン!という凄まじい衝撃とともに、体がシートに押し付けられる。
すげー!
「おおおお!!すっごい加速!!」
『このサイズに最適なスラスターサイズよりも一回り大きいものを取り付けてあります』
「そう私が注文したもんねぇ!早い!!」
あっという間に周りが暗くなり……。
ついに、宇宙空間へと到達する。
「……無重力だ……。あは、私凄い。たった一人で、一年も立たずにここまでこれた……」
『おめでとうございます。エネルギーは消費しますが、惑星を周回しながら長距離レーダーで周辺を観測することをおすすめします』
「そうね。資源が近くにあると助かるけど。……エイダ、頼んで良い?」
『了解しました。コントロールを』
「ええ。マリア・ストークスからエイダへコントロール委譲……完了。フルコントロールを許可」
『確認しました。惑星周回にはおおよそ1日程度かかります。機体データを取りつつ周辺宙域のデータの収集を開始』
「分かった。じゃあ私は部屋で休んでるわね」
コクピットはエイダに任せて私は部屋へ。
スラスターが吹かされる音が船内へ静かに響き、加速している感覚があった。
少しすると自動重力コントロールが学習を終えて、徐々に地上に居るような感じにしてくれる。
これは数日かかるけど。
「まあ、いきなり撃たれたりってことはないでしょ。宇宙に出てくるような技術を持ったやつら居なさそうだったし。あ。そうだ、エイダ!」
『なんでしょうか』
「ごめん、忘れてたんだけど、地表のデータもお願い。数日伸びてもいいから」
『了解しました』
スラスターの音が消える。
安定飛行に入ったっぽい。
宇宙だとスラスター切ってもずーっと動き続けるからねー。
一回速度に乗せてしまえば、惑星の周回軌道に乗ってずっと回ってられるのだ。
ちょっとずつその位置をずらしながら大まかにデータを取っていく。
宇宙空間の資源も欲しいけど、地上のデータはもっと欲しい。
何だったら……知的生命体の痕跡とか何かしら残っていないかとか。
ほら、エルフとかさぁ、ドワーフとかさぁ!
ファンタジー的な人たちが居たらあってみたいじゃん!!
獣人のもふもふとかも居たら触ってみたいじゃん!
まあ……今のところ望みは薄そうだけど。
さっき大気圏脱出する直前まで、地上を見ていたんだけど……。
人工物っぽいの全く見つけられなかったし。
今、窓から見えている惑星も……夜の所には全く光が無い。
街位あったら……少しは明かりが見えてても良いんじゃなかろうか。
でも、地球のように明るくは無いだろうけどさ。
ろうそくとか松明の光ってそもそも見えるのかな?
見えなかったら意味ないなぁ。
そんな期待を抱きながらしばし窓から見える惑星を見ていると……。
地上を横切るレーザーのような光が走る。
稲妻かな?と思ったけど、エイダの解析を聞いて違うものだと分かった。
『高出力・高密度の魔力反応でした。ドラゴンのブレスと同等の物と思われます。また、周囲でも似たような反応が多数』
「……ドラゴン同士の戦いの様子ってこと?怖すぎ。とりあえずマーキングしといて。絶対近づかないから」
『既にマークしています』
現状私たちの点滴とも言える存在。ドラゴン。
あんなもん普通に会いたくないし。
あのブレス食らったらシールドもかなり削られそう。
『計算上、このイカロスのシールドでは2発防ぐのが精々です』
「ヤバすぎ。これ強化したシールドでしょうが」
『中型艦の対艦レーザーを無効化出来る程度には強度がありますが、それを上回る威力です』
「大型艦も下手したら堕ちるかもしれないじゃん。馬鹿なの、なんでそんなもんが空飛んでるのこの世界」
まあ大型艦のシールドってめっちゃ硬いけどね。
ただ大気圏内ではシールドを全力で張れないのだ。
地上近くで使うと、地上を押しつぶしてしまうから……。
まあ、あのやばい場所は、今の私達が拠点としている基地からかなり離れているから……多分こっちから近づかない限りは大丈夫だと思う。
そうやってしばらく惑星を宇宙から眺めることしばらく。
飽きたので適当にインスタント飯を食ったり惰眠を貪ったり。
ここしばらく頑張りまくっていた事もあって、ゆっくりと過ごさせてもらった。
そんなこんなでだらけながら3日程経ち……。
大まかなスキャンが完了したらしい。
大まかと言っても、結構細かいんだけども。
まず……。
この惑星、勝手にフロンティアって名前をつけた。
宇宙に出るなら帰還場所としてって意味でも名前があったほうが良い。
アルファベットと数字のみとか覚えにくすぎるし。
まあ、未開の地とかそういう意味でもフロンティアはちょうどいい名前なんじゃないだろうか。
で、そんなフロンティアの地上のスキャン結果。
文明らしきものは発見できず。
7割が海で残りが陸地、大陸は2つで、小さい方の大陸に私たちは居るらしい。
大きい方の大陸は……惑星の真反対側に近い場所にある。
一応、薄っすらと大陸同士は繋がっているように見えるんだよね。
地球で言えばユーラシアとアメリカの離れた部分が糸みたいに細く繋がっているように見える。
まあ、陸続きというわけじゃなくて群島みたいな感じだけど、水深は浅め。
文明に関しては、宇宙からは観測できなかっただけの可能性もあるんだけど。
地下とかに作られてたりしたら見つけられない。
少なくとも今の装備じゃ無理。
なので、現時点で私はマジで一人ぼっち確定となったわけです。
泣いて良いよね?
ただまあ、資源はめちゃ豊富。
地球型惑星なだけあって、鉄がめっちゃ多い。
手つかずだからレアな鉱石とかも多い。
んでもって未発見の鉱石もある。
組成が分からなくて名前が出てこないんだよね……。
ゼグアムとかみたいに名前をつけておいたものも当然見つかっている。
ちゃんと鉱脈とかがあるっぽい。
しばらくはそういうところに自動採掘装置を設置したりして、半自動で資源を集めることを目標とした。
逆に宇宙は……距離は遠くなるけど、岩石に様々な素材が混じったものが結構あるようだ。
それらは一つ一つが巨大なので、効率を考えるとそれをまるっと回収してやったほうがいい。
めっちゃ頑張れば宇宙に拠点を作れるしね。
小さくていいからフロンティアの軌道上に浮かべる基地を作っておきたい。
そうして自動化させてやれば、宇宙の素材を自動回収することが可能となるわけで。
あと、もっとでかい船を作る時には基本的に宇宙でしか作れない。
デカすぎ重すぎで地上で作るのはリスクもでかいのだ。
完成してしまえば着陸も出来たりするんだけど、ある程度の規模のものを超えるとそれも出来なくなる。
なぜか?
デカすぎて地球の重力を振り切るためのエンジンの出力がえげつないものになるからだよ。
流石にねえ……。
仮に宇宙に出られるとして、その出力を受け止めた地表がどんなことになるやら。
音も凄まじいし、衝撃波も相当な範囲で暴威を振るう事になると思う。
見たこと無いからわからないけど……。
あのちっさいロケットを打ち上げるのに、アレだけの衝撃波なんかが出るんだよ。
それを1000mを超えてくるような大型艦を飛ばそうとしたら?
まあ、分かるよね。
エンジンを最大出力にしてやれば、後ろにあるものはそのエネルギーを受けて消し飛ぶわけで。
実際、艦隊はそれぞれの真後ろには絶対に付かないようにしているし、それぞれの艦の距離はかなり遠い。
射程も速度も地球上とは全く違うし、艦の大きさも桁が違う。
そういう事もあって、昔のアニメであったような密集隊形なんてのはありえない。
レーダーでそれぞれを確認しながら行動するレベルで広がってるからね。
あ、でも小型機なんかはそれなりに近い距離で行動するかな。
ああ……脱線した……。
ともかく。
宇宙に拠点を作り、自動採掘させながら自分は地上で色々と調査をする。
もちろん宇宙から素材を持ってくればどんどん地上の基地を強化できる。
後はアンドロイドを作って、大型艦を制作・管理させて……アテのない旅をする。
……か、どうかは、正直な所迷っているけども。
この惑星フロンティアに人が居なくても、私一人だけであっても。
帰れるかもわからない無限に広がる宇宙に飛び出すか……。大地に足をつけて生きるか。
襲撃を受けた場所を特定して、そこに戻って、地球に戻れたとして……。
どうすれば良いんだろう。
色々と規則なんかは破りまくってるし、勝手に出来るようになったとは言え、コンストラクターの隠された機能を使っていることに関してなどで面倒なことになりそうな予感がするんだよね。
確かに怖いところではあるけど……宇宙に逃げられるようにしておけば、それなりに安全な気はするんだよねぇここ。
なんだかんだ美味しい食事も食べれるし。
魔法も使えるようになったし。
楽しくね?って思っちゃってる。
なんなら、ここでしばらく生活しながら研究して……色々と装備を整えまくってから旅に出るっていうのもいいと思う。
まあ……その前に。
「エイダ」
『何でしょうか?』
「あなたの体を作るわよ」
脳内で話しかけてくれるエイダでも寂しさは紛れるけど。
ある意味、外から見たら一人でブツブツ言ってるやべぇやつなわけで。
そして、身体があるっていうだけでも寂しさはかなり紛れるわけで。
だからエイダの体を作ることにしたのだ。
このイカロスを作った時点で、アンドロイドを生成する装置も作れる様になった。
可愛い系よりは美人かなぁ、どうしようかなぁ。




