表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魅了の力は封印するのでお姉様!ざまあ展開はご遠慮します!  作者: 瑠璃
第二部 第二章 all about Loving you

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/72

薔薇の棘

 今日は、フェリックスとアイリーンお姉様の結婚式

 空は晴れ渡り雲ひとつない青空

 前世では、このふたりの仲を引き裂くような事をしてしまって結局、死に戻ってきた私だから本当に今日という日が勝手な話だけど感慨深い

 実は、この時期結婚ラッシュでお姉様達の結婚式のあと2日後にクレア 1週間後にはカレンそして10日後にはキャロというよりみっちり予定が詰まっている 大忙しの2週間である

 お姉様の結婚式は、王宮内の神殿 パーティーは、キャラウェイ公爵家の庭園でガーデンパーティー形式で行われる

 フェリックスの事情などもあり親しい者だけを招待して行われた

 アイリーンは、真っ白なストレートのビスチェタイプのウェディングドレス

「お姉様、凄く綺麗です 本当に良かったですね」と思わずウルウル泣いてしまって

 お姉様ももらい泣きしてしまい、お母様まで泣いちゃうという事態になり慌ててまた3人ともメイクを直してもらった


「じゃあ、式場にお母様と行くから お父様、お姉様と歩いて来る時泣いちゃあ だめよ」


「アリス、わかってるよ」

 というお父様は既にウルウルしている


 お父様は私達には凄く優しく私達の事になるとメロメロだが、いざ、国政のことになると厳しいらしく 時々執務室でフェリックスとも激しい口論をしていることもあるらしい

 でも、フェリックスの事を一番信頼して支えているのもキャラウェイ公爵である父でもある

 神殿で私達が座って待っている間、緊張した面持ちでフェリックスが神殿長の前で立って待っている

 扉が開きお姉様がお父様にエスコートされ入ってくる

 お姉様の手がフェリックスへと渡され式が進み誓いの言葉、指輪の交換 誓いのキス

 泣いてしまいそうになるが、お父様が凄く泣いている為なんとなく泣けなくなってしまった

 やはり、ふたりが一番辛い時をわかっていたのはお父様とお母様だけだったからかもしれない

 私なんて、あのバカ王子とか思ってしたし……


 ふたりの幸せそうな姿を見て、改めてお姉様、フェリックスごめんと心の底から謝罪した

 そして、私がもう一度過去に戻ってきた一番の目的が果たせた気もちになれた

 お姉様、フェリックスお義兄様 ずっとずっと幸せなふたりでいてねと思うとやっぱり涙が溢れてしまった

 そして、最後にブーケトス

「アリス受け取ってね」とアイリーンが言ってたので

「大丈夫! 絶対私が受け取るわ」と構えていてブーケが私の方に来た!と思ったら若い男性にぶつかってブーケを落としてしまった

 ブラウンの髪色の男性は、

「申し訳ございません」とブーケを拾い私に渡してくれた

「ありがとうございます」

 と受け取ったときに、チクリと何かが指に刺さった

「痛い!」と思わず少しだけ声を出してしまったが薔薇の花が入っていたので薔薇のトゲが残っていたのかなと気にもとめなかった


 無事アイリーンの結婚式が終わるとあとは立て続けにみんなの結婚式があっという間にバタバタと行われた後、あの合同領地改革の会議をする為私達の城に皆が集まってくれていた時の会議中に倒れてしまったのである

 流石の私も疲れがでたのか高熱をだしてしまいその日から寝込んでしまったのである


「アリス、大丈夫かい?」

 ずっと、セラが看病してくれている……

 セラの方が倒れないか心配……


「うん、ステインにも診てもらったけど熱だけみたいだからきっと疲れたんだよ

 ごめんね、セラ 心配かけてしまって……」


「何か食べたいものはない?」


「ありがとう…… 今はいいかな……」

 と私は、どんどん食事もとれなくなってしまっていた


 ステインも、全く原因がわからないと頭を抱える事態になってしまった

 精霊達も

「アリスの気が薄くなってるよ!セラ!」と訴えるようになった


 毎日アリスの手をにぎり快復を祈るセラが、ある事を思い出した


「アリス! あの蒼い花の薬の瓶はどこにあるんだ!」


 私は、もう声もだせないので ドレッサーを指さした


 セラは、ドレッサーの引き出しの奥にあるあの海の女神様の薬瓶を見つけ、私に飲ませようとしたが上手く口が開かなくて薬を飲むことができないのだ……


 セラは薬を口に含み口移しで薬を飲ませた

 私の喉がコクリとなり薬を飲むことができた

 すると私の体から黒い煙がでてきて煙はキラキラとした粉に変わってしまったのである

 その途端、私の顔には血の気が戻ってきたようになり、呼吸も肩で息をしていた状態から

 楽に息ができる状態に戻ったのでした

 それから2.3日もすると ベッドで座れる状態にまで快復した


 ステインが診察に来たとき「いくら調べても体から毒も何も出てこない原因が全くわからないがアリス、なにか心あたりはないか?」

 思い返すが何も…… もしかして薔薇の棘……。

「アイリーンの結婚式のブーケの薔薇の棘かもしれない」

 そう言うと枯れない魔法をかけたブーケをセラが魔塔に持っていき調べることになったのである









いつもご覧頂きありがとうございます

いよいよラスト3話となりました

明日10時に「もうひとりのアリス」前編後編をアップします

最終回は12時に最後の更新をいたします

最後までどうぞよろしくお願いいたします 瑠璃

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ