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魅了の力は封印するのでお姉様!ざまあ展開はご遠慮します!  作者: 瑠璃
第一部 第二章 クランフィールドアカデミー

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剣術大会part4 最終決勝戦

 大歓声の中、ノアとセラが向き合って礼をする

 ふたりには怒られるかもしれないが、勝敗よりもふたりともけがをしないように……

とその事しか考えられない


「最終戦試合開始」審判の声が響き渡った

 先程までの歓声が一緒に静まり返り

 ノアとセラが剣を構えて睨み合っている


 スーッとお互いが息を吸った瞬間両方が仕掛けた


  カキーン カキーンと剣が交わりあう音が大きく響きわたる大きく思い切りノアが剣を振り落とすとその剣を受けながらセラが弾きながら移動しながら次の攻撃にうつる

 剣の響きは、どんどん重く大きな音へとなっていく


「研究室にこもっている優男かと思っていたら結構やりますね」

 

「人を見かけで判断していたら痛い目にあうよ ノア君」


「あなたに、渡すわけにはいかないんでね」


「僕もだ 決して譲られるものではないからね」


 そう、言いながら剣を交えるふたり


 観客席の者は、息をのむしかできない

 静まり返った中でふたりの吐く息と剣の音しかしない


「ほんっとにしつこいな

でもあなたの事見る目が変わりました」


「はは、それは、光栄だなノア君」


 ふたりとも時間が経つにつれて息が上がっている


「俺の中で要注意人物........

一番危険な奴になりました」


「そうだね ノア君

十分注意した方がいいと思うよ」


 あー、もう心臓がもたないよ~

 ぐっと握りしめた手をいつの間にか隣に座っているテリウスが握りしめていた

 テリウスも震えている


 シュッとセラの剣がノアの頬を掠めた

頬から血が流れた

 ノアが体勢を戻しつつ思いきり剣を下ろした

 セラが剣を両手で力強く受け止めて跳ね返した途端、ふたりの剣が折れて弾け飛んだ


 カーンという音か響きわたった途端これまで聞いた事のない歓声があがり闘技場が揺れた


 審判員が中央に集まり話をしだした

 暫くすると、審判長が中央に立った

 また、観客席は、静まり審判長が口を開くのを待っていた

 ノアとセラも真っ直ぐに立ち、向かい合って待っている


「剣が同時に折れて落ちたことを審判員2名が確認したため

  引き分けとし、また再試合は、ないものとする

 故に優勝者は、2名 セラ・ヴィユンディ ノア・スタンウィルとする」


 審判長が宣言するとノアとセラは、握手をして観客席は、拍手と歓声に包まれた


「頬に傷つけられたのは初めてかもしれない」


「ああ、それはすまない

でも僕も暫くは、ペンも持てないかもしれないなぁ」


「それは、俺も同じだ でも楽しかったよ 」


「ああ、僕もだ さすがに疲れたな」


 いつしか青く澄み渡った空が紅く染まり始めていた


 ふたりともお疲れ様 アリスもずっと拍手をしていた


 紅く染まり出した闘技場の中央で表彰式が行われた

 全てのスケジュールが終わり、おじい様とおばあ様 そしておじ様おば様とも挨拶をしたが、アイリーンとは会えないままだった


 ノアとお兄様にもお疲れ様と声を掛けたかったけど、なにも言わずにふたりの姿を遠くから見つめて闘技場を後にした

 寮に帰り、入浴をしベッドへと潜り込んだ


「アリス……もう寝た? 」


「クレア、まだ起きてるけど どうしたの?」


「なんだか眠れなくてね ねえベッドくっつけて一緒に寝ない?」


「え、良いね」


 そういいながら、ガタガタとベッドを移動してくっつけた


「あら意外と広いね」


 と話てると扉をコンコンとノックする音がした

 扉をあけるとカレンとキャロがほうきをそれぞれ持って入ってきた


「いや!なに? なんで箒を持ってるの〜」とクレアと私は、大笑いしてしまった


「何言ってるのよ!

さあ、寝ようと思っていたら隣からガタガタ大きな音がするからさ」


「カレンと、強盗だったらどうしようと思って」


「ごめん、ごめん

ベッドくっつけて一緒に寝ようよってなってさ」


「いやだ、なにそれ楽しそう

あ、本当だ!ベッド結構広いね~」


「カレンとキャロも一緒に寝ない?」


「え!いいの? 大丈夫かな」


「大丈夫だよ!

それに明日もお休みだしね」

 と4人でベッドに潜り込んだ


「でも、静かにね ……

舎監さんに怒られるからね」


「今日の大会みんな凄かったね」


「うん、みんな普段から鍛錬頑張ってるもの」


「セラ様があんなに強いなんて意外だった」


「お兄様研究室に隠ってるものね」


「でも、リチャードに聞いたんだけど …… 」

 リチャードというのは、クレアの婚約者でお兄様の同級生であり魔導具研究室でも一緒の魔導具オタク友達だ


「セラ様ずっと人知れず鍛錬していたんだけどここのところ暫くは、ヴィユンティ騎士団に鍛錬に通っていたそうだよ」


「知らなかった……」


「負けたくなかったんだろうね……」


「・・・・・・・・」


「アリスは、ノア様とセラ様どちらがいいの?好きなの?」


「キャロ……

また、ズバッと聞いちゃうね」

とカレンが笑う


「うーん、よくわからないのよ

好きっていうのが……

 ずっとウィルが好きって言ってたけどその感情すら最近わからなくなってきた……

本当に失礼だよね私……」


「いいんだよ慌てないでゆっくりその内答えも出るでしょう

アリスちゃんは、まだお子ちゃまだからゆっくり大人になりな」

「クレアったら 」


「もっと素敵な人現れたりしたらどうする?アリス」

 とカレンが揶揄う


「もう、みんな婚約者いるから余裕なんだから」


「えー! 余裕じゃないよ 私達も努力してるんだよ」


「そうなんだ」


「そうだよ」

と3人が声を揃えて言いながらお布団を私に被せてくる


 笑いながら、たわいない話をしながらいつしか4人で夢の中へと行っていた

 色んな感情がもつれ合う一日だったけど3人のおかげで笑って眠れる夜になった

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