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魅了の力は封印するのでお姉様!ざまあ展開はご遠慮します!  作者: 瑠璃
第一部 第二章 クランフィールドアカデミー

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はじめての休日 前編

 入学してから初めての休日だ

 クレア、カレン、キャロの3人は、それぞれ婚約者とデートだそうだ

 クレアの婚約者は、2歳年上の3年生リチャード·ワース伯爵令息彼はセラお兄様と友人でもあり同じ魔導具研究室で魔導具の研究をしている

 セラお兄様いわく「あいつは、魔導具オタク」だそうだ

 私から見るとお兄様も人の事言えないけどね。


 カレンの婚約者は、2年生騎士団の騎士を目指しているジョバンニ·カーロス 子爵令息みんなからは、ジョンと呼ばれ親しまれている

彼は、クレアのお兄様と親友であり同級生 同じ騎士を目指す仲間でふたりで切磋琢磨している

 一人娘のカレンの家門に婿として入ることになっている


 そして、キャロの婚約者 彼は5歳年上のステイン·マラチカス伯爵令息彼はすでに王宮医師団に所属する医師でもある

 どういう出会いか繋がりで婚約者になったのかは、キャロがはぐらかすのでわからないがとても仲がよいのは確かな様だ


 朝から身支度で大騒ぎして嬉しそうに出かける3人を見送った

 気がつくと3人だけでない寮生のほとんどがそれぞれ出かけたようで寮の中が静まり返っていた。


 もしかして、婚約者も恋人もいない少数派なのかな私は?

 ふと、ウィルの顔を思い浮かべる

 ウィル 今どこにいるんだろう……

 アカデミーにも入学していないのかな…… 探したものの、今のところ見つかっていない


 ふー!と溜息をついた


 今日は、お姉様お誘いしても用事があるみたいだし、セラお兄様は、研究室にいるからお兄様に差し入れでも持って行ってみようかな


 自室にある小さなキッチンで簡単にサンドイッチをつくりスープが入った小さなポットをバスケットに入れてセラお兄様の研究室にいく

 研究室の扉をノックするとセラお兄様がでてきてくれた。


「どうしたの?アリス その格好 何があった?」


 驚きながらもお兄様は、私だとわかるのね


「すごい!お兄様 わかるんだ」


「そりゃあね、まあ、今は僕ひとりだし中に入って」


「あ、差し入れ持ってきたの」


「ありがとう、じゃあ一息つこうかな アリス、そこに座ってて」


 そういうとお兄様は、研究室の奥に入っていった

 しばらくするとお茶を持ってこちらにやってきた


「'お兄様がお茶いれてくださるなんて」


「お茶くらい入れるよ、それぐらい自分でできないとね」


 お兄様は、ソファに座るやいなや私に早速聞いてきた


「さて、アリス その姿の理由を説明してくれるかな」


「へへっ、驚いた?」

と笑いながら私は、今までの経緯を話した


「ふーん、なるほどね……

面白そうじゃないか

 まあ、その方が変な虫がつかなくていいしね」


「へ?」


「うーん、でもな」といいながら私の顔をジロジロとみる


「ちょっとそのメガネかして」

 と私のかけていたメガネを持って研究室の作業台でなにやらはじめた

 考え込んだり、何か書き出したあとひとりでウンウンうなずいて 奥から瓶をいくつか抱えて持ってきたりしたあと

 カチャカチャと音をたて何かやったあと満足気にこちらに帰ってきた


「アリス、向こうに洗面台があるからメイク落としてきて……」


 私の持ってきたバスケットを開きサンドイッチとポットをだしながらそう言った


 洗面所から帰ってくると

「おかえりアリス、では いただきます」

とサンドイッチをパクついた


 お兄様私が帰ってくるの待っていたのね

 思わず、待て!をする大型犬を想像した


「ほらっ、メガネかけてみて」


 メガネをかけお兄様が差し出してくれた鏡をみると


「おおー!ちゃんと地味っ娘メイクと同じになってる

しかも髪の色も霞んでいていままでよりもっとめだたない!これなら本当に別人みたい」


「ふふ、僕って凄く優秀な魔導具師だとおもわないかい。これならメイクで君の肌を痛めることもないだろ?」


 お兄様そんなことまで、気にしてくれて本当にありがとう

 でも、これだから侯爵家のみんなに「過保護」とか「シスコン」って言われるのよね。


「うわぁ、お兄様ありがとう! また差し入れするわね お礼は、何がいい?」


「うーん、そうだな じゃあ今度僕が休みがとれたら一緒に出かけよう」


「わかったわ」


「それで、アリス 学園生活はどうだい?」


「私は、今特別ないのだけど実はお姉様が…… 」とお兄様にマリア嬢の事を話した


「マリア嬢彼女の事なら聞いているし、実は彼女僕のところにも頻繁に現れるというかなんというか」

と、お兄様は、珍しく頭を抱え込んだ


「お姉様が心配で…… 」


「アイリーンにも、話したよ

でも彼女……大丈夫ですの一点張りでね

僕は、頼りないのかな」


「大丈夫だなんて、そんなことない! 」


 お兄様は、少し微笑み目を細めて私の頭を優しくポンとたたいた


「僕も気をつけておくよ アリスもいつでも僕のところにおいで」


「ありがとう、じゃあまたね お兄様メガネありがとうございました」

 お兄様に挨拶をして研究室を後にした


 そうだ、まだ時間あるし、入寮前に作ったお菓子も食べちゃわないといけないし、しばらく精霊達とも遊べなかったから久しぶりに遊んで楽しい気分にしてもらおうっとそう思いついて次は、バスケットにお菓子とお茶をつめこんで草原の近くにある小さな森にむかったのだった

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