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81話 ソロ攻略❺

遅れてしまい大変申し訳ないです。


 『当たらない攻撃を当てるようにする』

 その為、まずルシアーネの銃弾によってダメージを与えてもらうことにした。


「主、撃ってるけどこれでいい?」

「ああ! その調子で頼む」


 俺はジャイアントスライムの体内を注視していた。

 体のどこかに必ずダメージの通る核がある。

 ならば、体力のダメージ変化が起きた瞬間の弾丸の位置を見極めればいい。

 体力が削れた一瞬の隙を狙って弾丸の軌道に沿うように斬り刻んでいく。


「ちょ、ちょっとお兄さん! 今ウチの首スレスレ狙ったっすね! めっちゃ恐いっすよ!!」

「なるほどな! コツが掴めたぞ! …………次はそこだな!!」


 俺は更に攻撃を加速させていく。

 銃撃で逐一、核の位置を確認して斬撃を与える。

 集中力のいるかなりの力技だがなんとか削り切れていた。

 そしてーーーー


「ラストォォォォォ!!」



ーー経験値400000取得しましたーー

ーー【双対の加護】経験値400000取得しましたーー



 アナウンスと共にジャイアントスライムが光の泡となり消えていく。

 ついでに弓女の身柄も拘束も解かれ、空中へと放り出された。


「……おっと! ギリギリセーフっす! マジでありがとうっす!」

「ちょっとこっちに来るなよ。弓女、ベトベトしててスライムの変な匂いするんだよ……」


 俺は反射的に身を引いた。

 ジャイアントスライム本体は消えてもその体液は消えていない。

 なんでこんなにも今日の俺の周りには濡れたのが奴がいるんだろうか……。


「弓女って……ウチは二つ名【癒弓】をもつ結構有名なプレイヤーなんすよ!」


 すると、俺の言葉が気に障ったのかドヤ顔でそんな言葉を告げてきた。

 癒弓…………?

 俺が無知なのかこの娘が嘘を吐いているのか知らないが聞いたこともないぞ。


「じゃあ、なんで二つ名を持っているようなランカープレイヤーが、わざわざ俺たちの獲物盗み撃ちしたんだよ?」

「この泥棒猫!」


 ふと疑問に思い言葉に出した。

 ルシアーネも同調するように俺の続く。


「そうっすよね……そうっすよね……。たかが競技人口の少ない国のナショナルランキングでイキったって…………」


 俺の言葉がどこか思い当たるところに聞いたのか、【癒弓】が動揺している。

 ポツポツと聞こえるか聞こえないかの声量になり、一気にトーンダウンした。


 ちなみに、二つ名は世界ランクもしくは国内ランクに入ると獲得できる。

 国内ランキングには国ごとによって大きなレベルの差がある。

 高い競技人口や先進国系では熾烈な戦いが、逆にそうでない国は今の俺でさえギリギリ入れるところもある。

 

 つまり、この娘が言うには後者。

 結構な自慢をしていたが実力差は俺たちと対して変わらない。

 だから、俺たちが狙っていた獲物を盗み撃ちしていたというわけだ。


「まあ、どうとでも俺たちに関係ないな。じゃあ、ルシアーネ先に進ーーーー」




ーー【混沌の加護】一時的にExtraモンスターが出現しましたーー

ーー【混沌の加護】一時的に出現モンスターの難易度が上昇しましたーー


 


 するとアナウンスが鳴り響いた。

 これはあの時の…………。


「おいおいおい! 今、ここでそれが来るのかよ!? あれで終わりじゃなかったのか!!」

「主、主、主………………」


 俺たちはあの時のトラウマを思い出し周囲を見渡す。

 まだExtraモンスターは発生していない逃げ出すなら今のうちにだが……。


「2人共いきなりどうしたんっすか? いきなり顔色悪くなっちゃって……もしかしてウチのことちょっとは見直したんすか?」


 隣で癒弓が困惑している。

 が、俺たちは今そんなことに手間取っている暇でない。



 すると、遂にソイツは俺たちの前へと現れた。


「ルシアーネ…………戻るぞ…………」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


生物兵器:ゴッドスライム Lv.9999【体力】9999999/9999999


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ーー推奨レベル:9999『神速(ゴッドブロウ)ダンジョン』が顕現しますーー




「お、お二人…………あ、あの化け物なんなんすかぁぁ!?」

「それはこっちだって聞きたいくらいだよ!! 逃げるぞルシアーネ!」

「逃げる。前よりも強い。今は勝てない」


 正体が分かり震えて膝から落ちる癒弓。

 俺は即時にコイツは倒せないと判断してルシアーネを背中に背負った。


「スポーン地点まで戻れば途中棄権できる。こんなのタイムアタックどころじゃないぞ!!」


 俺は元来た道を逆走し目的地へと速攻で目指す。

 

 黒色の物々しい姿をした超巨大スライム。

 突然の来訪に恐怖で動けなくなった俺たち3人以外のプレイヤーを次々飲み込んでいる。


「あの人たちには申し訳ないが…………今のうちに逃げるぞ!」

「主、煙幕弾撃つ。…………急いで逃げる!」


 俺たちはその場を離れる為、必死に駆け出した。


「…………ってウチを囮に置いていかないでくださいよ! ウチもこんなところで死にたくないっすからね!」



 俺、ルシアーネそして今日初めて会った癒弓という謎の少女。

 生物兵器:ゴッドスライムの魔の手から逃げ伸びる為、3人の共同逃亡が今始まった……。


文章書くのって難しい。

章タイトル変更しました。

旧タイトルは次章への持ち越しとなります。

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