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77話 ソロ攻略①

…………スイマセン。


 俺は今、再度タイムアタックダンジョン攻略に乗り込もうとしている。

 今回はパーティー攻略ではないため、ソロ専用の入り口だ。

 ちなみに参加するメンバーとしては、俺&ルシアーネと翔、咲だ。

 雪はレベルも低く攻撃スキルを持たなくここは厳しい。

 よって今回はお留守番ということで俺たちがそれぞれ挑むこととなった。


「中に入ったら皆んな違う位置からスタートだからね! 棄権時はスポーン場所まで戻ってくるんだよ!」


 咲の説明があらかた終わったところ。

 ソロ攻略においてはパーティーによる不正攻略がないようバラバラにスポーンされるらしい。

 

 一応、同じダンジョン内という括りだがほぼ会うことはない。

 それだけ中は広いということで、自分の勘を頼りにするしかないようだ。


 しかし、赤の他人のプレイヤーとはたまに会うよう。

 そこでモンスターの奪い合いや競争のようなドラマが生まれるのも醍醐味だ。

 ただチーミング、意図的な明らかな傷害行為は認められていない。

 もししてしまったら運営が瞬時に判定し、最悪Banされることもあるそう。


「じゃあ、お前らと誰か1番早くクリアできるか競争だな! まあ、俺の勝利は揺るがないが……」

「おいおい、下手な煽りはやめろよ。惨めに見えるぞ……」

「金髪! 私と主が1番!」

「カイセイとお嬢? ちょっと暗に俺のことディスってきてないか?」

「はいはい。3人共そこまで! ユキちゃんのこと待たせているんだから早く行くよ!」


 そうして間も無くして準備を終える。

 4人の中での最終チェックが済み、スタートラインに立った。


「じゃあ……レディー…………ゴーーー!」

「「「おお!!!」」」






ーー横穴巣窟



 入り口に入った瞬間、ダンジョン内へと転移された。

 咲と翔の姿はもちろん見えなく、隣にはルシアーネと2人きりだ。

 久しぶりの2人だけでのダンジョン攻略。

 気合を入れていきたい!


「ここのソロダンジョンは階層の概念がない。できるだけモンスターは倒していけ。咲が言うにはこの2つだけ覚えておけばいいらしいな」


 俺は(あらかじ)めされた説明を思い出し復唱する。

 今回は攻略してかつ好タイムを叩き出すのが目標だ。

 条件を満たさず、タイムが出ないなんてことがあったら勿体ない。


「じゃあ、ルシアーネ行くぞ! ほいっ……」

「うん!」


 俺は背中にルシアーネを乗せて駆け出した。

 基本的にここも一直線方向に進むだけでたまに別れ道がある程度。

 フロアボスもラストにしかいなく、とにかく前に進めばいいという訳だ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


レイス メス Lv.50【体力】5000/5000


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 しばらくしていると初のモンスターが現れた。

 黒髪の幽霊女型のモンスター。

 白い巨大ビニールが空中で舞っているようで少し怖い。

 初めからレベル50モンスターが出てくるとは驚いた。

 だが、数はいない。

 素早く処理して次に進む。


「ルシアーネ……用意!!」

「うん、任せて!」


 俺の背中で銃器が構築されていく。

 肩の上から銃口がニョキニョキと伸びてきて照準が合わせられる。


「俺が先に……ルシアーネは仕留め切ってくれ!」

「うん!」


 俺は一気にスピードを上げて間合いを詰める。

 腰に充ててある屍刀を抜刀しーーーー


「おらァァァァ!! ……今だ!」


 俺が軽く振り抜き半分ほどダメージを与える。


「散弾銃。これで…………お終い!」



“ヴァアアアアーーン…………”



 そのまま直進して抜き去ろうとする直前、ルシアーネが至近距離で銃口をレイスに突きつけた。

 射出された弾は見事直撃し体力を削り切る。

 そして。光の泡となり消えていった。



ーー経験値5000取得しましたーー


ーー【双対の加護】経験値5000取得しましたーー



「……手応えもそこまでなく、経験値もさほど美味しくない。モンスターを狩るならもっとダンジョンの奥で活動した方が良さそうだな」

「主、ここ余裕! もっと強いのと戦いたい!」


 俺は思わず呟くとルシアーネも賛同したように言う。

 なんだかんだパーティー攻略の方が効率がいいのかもしれない。

 

 ソロは自分のペースで進んでいける。

 が、果たしてそれがいい方向か悪い方向かに働いているか分からない。

 一方、パーティー攻略は何かと効率がいい。

 1人で倒せそうにないモンスターも協力すれば倒せる可能性が広がるし、経験値も美味しい。


「…………主ー! 次行くー!」


 俺が少しばかり考え込んでいると、ルシアーネが痺れを切らしたようだ。

 だが、今回はタイムアタックをしているから全面的に俺が悪い。


「すまん、考えごとをしていた。早速次も進んで行くぞ!」

「うん! 他の2人には絶対負けない!」



 俺とルシアーネによるタイムアタックダンジョン。

 ソロ攻略はまだ始まったばかりだ…………。


…………カキタメテナイヨ。

…………ドウシヨ。

…………ズットOlymトMLBミテタヨ。

…………ドニチサンワモトウコウデキナイヨ。(ゼッタイニ一話ハトウコウスルヨ)

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