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48話 ジャイアントメテオタートル戦⑦

データが消えてしまい短いです……。

すいません。



 無視されたことにより、端の方で銀姫が恥ずかしそうに赤面している。

 それでもなお、千眼は彼女を無視し作戦を伝え始めた。

 そのさも当然かのように行われる光景。

 俺は若干の動揺を抱きつつも、彼の言う指示に耳を傾けて聞いた。



「今からぁはぁ、上からぁ直接攻撃をして貰いたいと思うんだぁ。飛竜を使ってぇ僕達が君らをぉ上まで連れて行くからねぇ。……攻撃としては周囲を妨害しない限りは好き勝手にやっていいよぉ。あとぉ、何すればよく分からない人達はぁ僕のクランメンバーと組んで貰っても構わないからねぇ」


『はい!』


 指示を仰いだ後、続々とプレイヤーらは動き始めた。

 まず始めに、白老のクランら上に連れていってもらっている。

 King Lordのメンバーが黒竜に騎乗し、彼らを後ろに乗せる。

 それから飛び立っていっているようだった。

 

 ちなみに俺達4人は強制的にツーマンセルを組むようだ。

 他のプレイヤーらと比べても経験も浅いことがあり、当然だろう。

 一応、千眼の言う通り白老のクランメンバーにも希望者にはそうなっている。

 結構な人数が組んでいるが、有力株はほとんど残してくれたらしい。

 

 内容としては、相方にKing Lordのメンバーがつけられ、ジャイアントメテオタートルの攻略の諸々を教えてくれるそうだ。




 ほとんどのメンバーが上に上がった頃、遂に俺達の番が来た。


「俺は騎士ジョブで斧を使うんだが…………それでも大丈夫なプレイヤーはいるか?」


 まず翔が声をかけた。

 斧を主軸として戦う騎士ジョブはセカンドワールド内で珍しいよう。

 おそらく、その奇抜な戦闘スタイルに理解がある人が必要なようだ。

 

「少年も騎士ジョブか? ならこの私がーーーー」

「面白そうだねぇ君ぃ? 僕と行動しよぉ。着陸するまでの移動中は武器は僕が一旦預かっておくからぁ。安心してねぇ」

「おうっ! 千眼さん直々にとは……ありがた過ぎるぜ! 明日は自慢できるなこれは!」


 どうやら、翔は千眼が送ってくれるらしい。

 そうなると次は咲か?


「近接攻撃なら僕でも参加できるね! 誰か上までお願いします!」

「ここは同じ女性同士、この私がーーーー」

「おっ! 君も獣人なんだね! 効率のいい獣人ならではの戦術を教えてあげよう」

「本当ですか!? まさかKing Lordのメンバーに戦闘を教えて貰えるとは嬉しいな」


 話しかけようと歩み寄るも他のプレイヤーにとられてしまった。

 いじめられているのか?

 と、思うほど不憫で何か可哀想になってくる。


「そ、そこの白髪の翡翠色の目の子! 是非ーーーー」

「よしっ! 嬢ちゃんは俺が連れて行こう! 【収納】、黒竜(ドラゴン)此処(ヒア)へ」

「師匠、凄い! ドラゴン召喚した!?」

「そうだぜ! 嬢ちゃんも移動中は射撃できるよな?」

「うん!」


 今度は先出ししたのにか……。

 まあ、ダダンとルシアーネは大分仲もいいし展開は読めていたが……。


 俺は銀姫を見やると泣き出しそうな目をしていた。

 『幹部なのに……』と呟いて今にも1人で飛び立とうとしている。

 確かに名の知れたKing Lordの上位陣は皆、歓喜を浴びて是非にと言われている。


 天然の無粋で無意識のうちに人を見下すコミュ障のNo.2。

 大体の人から思われている彼女の像はこんな感じだろうか?

 これなら忌避される要因の一つや二つありそうだ。


 まあ、第一印象は悪かったが……サブクランマスターがこの様だと体面的にも格好がつかない。

 俺は自己嫌悪に陥っていそうな彼女に声をかける。


「……あの銀姫様、良かったら俺のこと連れてて貰えると……」

「……ん!? そうか、この私が是非、戦闘の基本というものをだな……グズズッ!」

「ありがたいなって……思ってたりするんですけど」

「さっきの青年ではないか? やはり、私が認めた通り見る目ある! よ、よしっ! そこまで言うならやってやらんこともない!」


 鼻を啜り目を擦る銀姫が答える。

 それから彼女の黒竜に捕まえられ上空に飛び立つ。


 天然の無粋で無意識のうちに人を見下すコミュ障のNo.2。

 更に豆腐メンタルのツンデレの面倒ときたか…………。

 もう、この人の感情の意図の意味が訳が分からない。

 ダダンの嘆きも少し分かるような気がする。



 それからしばらくして。

 俺はジャイアントメテオタートルの甲羅上に降り立つ。

 甲羅は外見と違わずどこかの岩山のようだった。

 辺りでは既に魔法や武器による戦闘音が鳴り響いていた。



 そして俺達もまもなくして戦闘という名の“岩砕き”が始まった。


一章も残りわずかなのでお付き合い頂けると幸いです。

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