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16話 加護とスキル

続き

 

 俺は三人とパーティーを組んだ。

 この中でのレベルは俺が一番低くまだ知らないことばかりだ。

 その為、今は俺のまだ知らない情報やパーティーの有用性を教えて貰えることとなった。


「パーティーになると加護の重複? みたいなのができると聞いたが具体的に俺達、叡智の星には何ができるんだ?」


 俺はまず初めに、咲がさっき感嘆していたことについて聞いてみる。

 TVでも聞いたレベル上げのコツ。

 詳しく聞いてみることにしよう。


「シンプルに説明してみると、パーティーを組むとメンバーの加護の恩恵も自動的に享受できるようになるんだ。例えば、僕達で言うと『双対の加護』『戦士の加護』『成長の加護』『獣の加護』『騎士の加護』『速性の加護』『魔術師の加護』の計7個を共有することができるんだ。パーティーとソロだと明らかに戦闘力が違ってくる」


 人が多いだけに凄い数だな……。

 聞いただけで目眩がしてきそうな勢いだ。


「そして、僕が驚いた点は双対と成長と速性の組み合わせさ。ルーちゃんがいることによって経験値が倍になるようだし、その経験値も僕がいれば増やせる。更に経験値の在処のダンジョン間の移動へはユキちゃんの転移が使える。効率的かつ迅速な冒険とレベル上げが出来るってことなんだよ!」


 咲が興奮して顔を真っ赤にして力説する。

 俺の膝の上にいるルシアーネはそれを聞いて目をキラキラとさせていた。


「なるほどな……そう言えば、加護の効果ってどこで見えるんだ?」

「フレンドならステータス、パーティーメンバーなら加護とスキルの効果まで見えるさ。その反応だとまだ、まともに自分の加護とスキルの効果さえ見たことがなさそうだね……強く脳に念じれば簡単見えるよ」


 咲が少し呆れたような目を向ける。

 実践第一のスキルや加護も特に気にしない脳筋プレイできたからな。

 分からないこともルシアーネに聞けば大抵答えてくれた。

 そんなことができるなんて今更ながら驚愕だ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『双対の加護』

 加護の影響により共闘時、獲得経験値2倍。

 以上はパーティー加入時メンバーにもまた有効。

 専用スキル【autoレベリング】を付与。


『戦士の加護』

 加護の影響により武器での攻撃力上昇。

 なお、双対のルシアーネは武器判定よりその影響を受ける。

 専用スキル【獅子奮迅】を付与。


『autoレベリング』

 専用スキルにより知力の影響を受けない。

 所有者のログアウト間、所有者のみのレベルが上昇可。


『獅子奮迅』

 専用スキルにより知力の低下を受けない。

 1秒間に1体力を消費し続けることにより武力×1.5


『心眼』

 敵の攻撃の軌道を予測。

 知力の消費量に応じて効果時間が延長。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 すると加護とスキルの効果の一覧がズラッと出てきた。

 俺がゴブリンキングを倒した時に発動したスキルが獅子奮迅だったのか?

 異様に力が溢れてくると思ったがこの効果なら頷ける。


「注意点として、カイセイ君のautoレベリングは専用スキルであって加護自体ではないと言うことだね。ルーちゃんが一人で稼ぐ経験値は2倍の効果は付かない。つまり、カイセイ君がルーちゃんと一緒に同じ敵を倒した時に初めて2倍になるということさ」

「……結構難しいな」


 結局、俺が一緒に戦わないと経験値は2倍にならないという訳か。

 確かにゴブリンキングを共闘して倒した時だけ双対の加護の効果が発揮された。

 その前の野良ゴブリンはタイマンで倒し切れた。

 だから2倍にならなかったということだ。


「これはパーティーにも言える。つまり、今後僕達が遭遇する敵には必ず、二人には一撃ずつダメージを入れて貰わないと加護の効果が得られないんだ」

「了解したよ」

「うん」


 俺とルシアーネはそれに応える。

 ルシアーネはもちろん分かっているだろう。

 つまり、ただ俺だけが理解していなかった問題なのかもしれない。


「それでサクの言う加護とスキルは……」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『成長の加護』

 加護の影響により、獲得経験値×1.5

 以上はパーティー加入時メンバーにもまた有効。

 専用スキル【獲得経験値上昇】を付与


『獲得経験値上昇』

 専用スキルにより知力の低下を受けない。

 被体にスキルを発動することによりランダムで経験値

 倍率上昇を受ける。

 パーティーも又この恩恵を受けることが可能。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「僕のは加護で常時1.5倍経験値がかかって、スキルの効果でもう何倍か上げることが出来るんだ。僕だけ2人に比べて極端にレベルが高いのはこれが影響しているね。知力も下がらないし、スキルを発動し忘れさえしなければかなり経験値が豊富になる」

「人のことは言えないけど、便利そうな能力だな……」


 咲のスキルはパーティーメンバーにすら効果がある能力のようだ。

 その分振れ幅が大きくランダム要素が含まれているのは博打になりそうだが。


「じゃあ、最後にユキの方は……」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『速性の加護』

 加護の影響により、移動能力×1.5

 以上はパーティー加入時メンバーにもまた有効。

 専用スキル【転移】を付与。


『転移』

 専用スキルにより知力の低下を受けない。

 セカンドワールド内を瞬時に移動可能。

 なお、パーティーメンバーを含めた第三者を伴う場合、

 人数と移動距離に応じ、知力の低下が発生する。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ユキの能力は移動に特化した感じなんだな。好きな時に好きな場所へ行けると言うのは魅力的だな」


「このワールドは広くて移動にも結構時間がかかるから、ユキちゃんの能力は便利なんだよ。僕達、パーティーは今までに何度お世話になったことか」


「ユキっち、マジ最強だぜ!」


「ふふん! お兄ちゃん、行きたい場所があったらいつでも言ってね!」





 これは想像していたよりも、かなり良いパーティーになりそうだ。

0時前、ギリギリ間に合いました。

是非よろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 加護の共有すると主人公一生パーティーメンバーのレベルに追いつけないのでは?一生寄生ままじゃんどうするの?
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