15話 パーティー編成②
遅れましたすいません。
咲、翔、雪の三人は血気迫るように俺の前に身を乗り出している。
それは今しがた、この三人は俺にパーティに入るように頼み込んでいるからだ。
「入る!」
ルシアーネが一呼吸置く間もなくそれに応える。
さっき見たTVのこともあり、彼女はすぐに納得したんだろう。
「「ルーちゃんありがとう!!」」
雪と咲がルシアーネの手を取り握手する。
「それでカイセイお前の方はどうだ?」
翔がこっちを覗き込む。
それに合わせて女子三人組も物欲しそうな目を向けてきた。
「俺は始めてまだ2日目だぞ? ショウには学校で言ったが今のままじゃ俺はただのお荷物だ。お前もそれで納得したじゃないか?」
「いや、それは話を聞く前の話だ。ゴブリンキングを単騎で討伐したなんて知らなかったからな。見込みもあるし、お前はレベルの上昇が極端に速い。それだけ有ればまず極端に力不足というわけではないし、数ヶ月もすれば必ず俺達に追いつくだろうからな」
「お兄ちゃんが来るのずっと待っていたんだからね!」
「カイセイ君は他のパーティーに取らせないし、絶対に僕からは逃さないよ」
ルシアーネも納得している。
それに俺を待ち続けてくれていた三人の意を無下にはできなかった。
まだこの世界についてもよく分からない。
それに教えてもらうにもルシアーネからだけでは見えない部分も出てくるだろう。
別に断る理由もなかった。
「分かった。皆、よろしく頼むよ」
笑顔で全員と握手を交わす。
ーーユーザー名:ライモンショウからのリクエストがありますーー
ーーパーティ名:【叡智の星】へ加入しますか?ーー
俺はそれを了承する。
すると、一気に俺、咲、翔、雪のステータス情報が流れてきた。
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バンドウカイセイ 男性 Lv.51〜〜叡智の星〜〜
【種族】人間
【ジョブ】双対の戦士
【加護】『双対の加護』『戦士の加護』
【体力】6100/6100
【魔力】4500/4500
【知力】3400/3400
【武力】5800/5800
【経験値】0/5100
【スキル】『autoレベリング』『獅子奮迅』『心眼』
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サクラバサク 女性 Lv.1095〜〜叡智の星〜〜
【種族】獣人
【ジョブ】開拓者
【加護】『成長の加護』『獣の加護』
【体力】514000/514000
【魔力】140000/140000
【知力】238000/238000
【武力】842000/842000
【経験値】4200/109500
【スキル】『獲得経験値上昇』『獣化』『威嚇』
『起死回生』『必殺』
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ライモンショウ 男性 Lv.497〜〜叡智の星〜〜
【種族】人間
【ジョブ】騎士
【加護】『騎士の加護』
【体力】340000/340000
【魔力】110000/110000
【知力】97100/97100
【武力】310000/310000
【経験値】123/49700
【スキル】『騎士道』『身代わりの盾』『従者』
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バンドウユキ 女性 Lv.341〜〜叡智の星〜〜
【種族】人間
【ジョブ】速性の魔術師
【加護】『速性の加護』『魔術師の加護』
【体力】130000/130000
【魔力】330000/330000
【知力】87000/87000
【武力】29000/29000
【経験値】5000/34100
【スキル】『転移』『魔力肥大』
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「す、凄いな……サクは1000レベル越えで加護2個。ショウも体力バカ高いし。ユキだって加護2個持っているのか……?」
「主、皆強い。サクの加護。さっき見たの」
俺はあまりに自分の身の丈と離れた数字を見て驚く。
ルシアーネにも彼らのステータスが見えているようで目を白黒とさせている。
「おい、カイセイ……まさかお前も加護2つ持ってんのかよ……それも初期段階で。ていうか、レベルまた上がってるな」
「お兄ちゃん! 心眼なんてどこで手に入れたの!? 昨日、ゴブリンキング倒したって聞いたけどまさかその時?」
「カイセイ君、なんてスキル持っているんだい。やっぱり僕達パーティーを組んで正解だよ。僕とユキちゃんとの加護の重複で、飛んだ化け物パーティーと化すよ……」
各々が互いのステータスに驚嘆し確認をする。
そこからまた新たに戦略や行動パターンなどが生まれていきそうだ。
「ゴホン! カイセイ君とルーちゃん、改めて叡智の星へようこそ! パーティーリーダーは僕。戦闘の態勢としては前衛を騎士のショウ。後衛を魔術師のユキちゃんがしているんだ。僕は各々の状況を判断して中衛に控えている。2人には連携して遊撃を任せることになると思う。是非よろしく頼むよ!」
「皆、これからよろしくお願いするぞ」
「よろしく!」
今日この日、セカンドワールドのダークホースパーティーがここに誕生する。
読んで頂いている皆様には感謝の思いで一杯です。
是非、今後ともよろしくお願いします!




