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ギンさんまたね!だね

宜しくお願いします。

ギルドを後にした、キュラと俺は食事屋へ向かったのだ。

少し歩き角を曲がると見慣れた奴を見つけたのだった。

背中に大剣を担いだ顔に刀傷のある大男、ギンだった。

「よお!」

「ああ、ジンかぁ〜」

「疲れてるのか?」

「まぁな......」 覇気の全く無い大男になっていた....

「どうしたんだよ」

「....................」

「まぁ予想はつくけどな」

「俺達これから食事に、行くんだがギンも一緒に行くか?」

無言でコクリと頷くギン.....


[ カララン ]


食事屋に到着して席に座った。

昼食の時間には少し早かった為、店内はガラガラだったので少し大きめのテーブルを選び座ったのだ。


[ カララン ]


「お姉ちゃんみ〜つけたぁ!」

「センちゃん、おはよ〜」手を振るキュラは飛び込んで来たセンを優しく包み込むだ。

続いてギンの伴侶である(リン)も入って来たのだ。

俺に頭を下げてからギンの隣の席にすわった。

「今日は、ジンさん....」 何だか頬を赤らめながら、小声で言ってきたので少し面食らってしまった。

「今日は、リンさん」

「ガハハハハハハ、コイツは昨日の事を気にしてんだよ」

「ギン?後でもう少し お・は・な・し・しましょうか?」

「うっ..........」

「あははははは、ギン!口は災いの元だってな」


センは少し頬を膨らませながら...

「お姉ちゃん達の事、朝にお部屋までお迎えに行ったのに居ないんだもん」

「エヘへ、ゴメ〜ンね♡ギルド行ってたの」

「ふぅ〜ん、依頼の完了報告のこと?」

「そだよ」

「ギン、センちゃん連れて行く冒険は何か決めたのか?」

「いや、(リン)が反対して今回は見送る事になっちまった。せっかく急いで依頼を完了してくれたのにすまねぇ」

「いや、気にしなくて良いよ、キュラもセンちゃんに会いたがってたからな」

「そう言ってくれると助かるぜ、まぁリンの言う事はいつも正しくてよ。それにセンを冒険者にはさせたく無いらしいんだ」

「それは分かる気がする.....」

「まぁそう言う事だ」

「了解した」

「りょ〜かい♡」 また可愛く敬礼をするキュラ....

「センちゃん、なら今日は一日遊べるのか?」

「うん」

「私も遊ぶぅ〜」

「センちゃんとキュラリンは本当に仲が良いな」

「だって、ねぇ〜〜」

キュラとセンは二人顔を合わせてから何故か俺の顔を見つめながらニヤニヤしているのだ。

(なっ何でしょうか? 気にしたら負けだな.....)

「ジン、俺の娘に手を出すなよ!」

「出さねぇ〜よ!」

「まっ!ジンはボクネンジン様だからな!」

ガハハハハハハハハハハハ

「.......様を付けんなよ......」

「さてと、行こうか?」

「は〜い」

俺とキュラそしてギン家族は商店でボールを買い草原へ向かったのたわ。

日の高いうちはボール遊びや追いかけっこ、虫取りなどをして遊び、宿屋に帰つた後は [ 組み立てゲーム ] にハマったのだった。

リンの器用さに皆驚き、ギンの姑息な反則がバレてリンに血祭りに上げられる等々.....


「本当に、姉妹みたいね」

「だろう....」

「兄妹が必要なのかしら.....」 ポッ

「えっ?おっおおい!」

ギンがアタフタと騒がしいのだが.遊び疲れたセンはキュラの膝の上で寝落ちしていた....


「ソロソロ、風呂に入って寝るか?」

「ああ、そうだな」

「あのぉ〜」

「何ですか?」

「先日は大変お世話になり、お礼も不十分で...「いいえ、キュラと俺が何も分からないで放浪しいた所をギンがカンテラへ連れて来てくれたりギルドを紹介してくれ更に防具や武器屋まで色々とお世話になったのはむしろ俺達なんですよ」

「そうなんです、だから気にしないで下さ〜い」


「そういう事ならば..... 改めて言わせて欲しいの」


「ありがとう」


「「どういたしまして」」


「ジン、俺達は明日タウンボル村に帰る予定なんだ」

「そうか、俺達もソロソロ旅を再開しようと思っていた所なんだよ」

「行くのかよ」

「ああ」

「何処へだよ」

「まぁ色々行く予定だが、まずはアルメアかな」


「俺も....いや....又いつか会おうな!」


「ああ、またな!」

「ギンさんまたねぇ」


と、言いつつギンと俺は一緒に風呂に入って寝たのだった。




チュン、チュン、チチチチチチ、チュン、チュン



「さてと、懐も暖かくなったし旅の準備をしようか?」

「はぁ〜い」

買い出しをして、宿屋に帰るとギンの家族が勢揃いしていた。

「なぁ、ジンちっと顔かせ」

「何だ?」(昨夜別れを言ったばかりだろ?)

「お前、一体何者なんだ?正直に答えてくれ」

「難破船に乗って記憶を無くしたのは事実だ」

「そうか、そうだったよな....悪いな....お前はどう見ても人族だしな」

「何だと思ったんだ?」

「シャラン教国って知ってるか?」

「まあ、少しは.....それで?」

「アイツら何かおかしいんだよ。噂じゃあ化け物共を召喚してるって言うじゃねぇか」

「へぇ〜」

「へぇ〜じゃねぇんだよ!有名どころの冒険者が何人も殺られちまってるてぇ噂だ」

「俺と何の繋がりが?」

「良いか、お前は玉蟲色のバジリスクしかもアリャあバジリスクの親玉見てぇな奴だ、そんな奴をお前は二人で討伐しちまったんだ!分かるよな」

「ギン、気にし過ぎだ 俺達まだFランクだぜ」

「いいや!この先直ぐにお前達ならランクなんてモンは上がるだろう。マジで危険な依頼は受けるんじゃねぇぞ!商人達の中で噂になっちまったんだ。お前の名前は否応無しに広がるんだからな」

「ギン.....良い奴だな」

「ばっばっ馬鹿野郎そんなんじゃねぇ〜」

「忠告は素直に受け取っておくよ」

「頼むぜ」

「まぁこれから先も、友人でいてくれるんだろう」

「そだよ!私とも ともだちぃ〜」

「ああ、俺もそう思ってる」

「また必ず会おう」

「.........だな!」 ガハハハハハハ


「じゃあな!」

「じゃあ!」

「じゃあねぇ〜」


その後、センは大泣きしてついて行くと言って駄々っ子になっていたが、何とか宥めて納得をさせていた。やはり母親は凄い!しっかりと納得させたのだった。


「それじゃあ行きますか」

「はぁ〜い」

「まぁ南に行けば、あの漁師町が有ったよな」

「私はジンについて行くそれだけだよぉ」

「了解だ、目指せブルボン村だ!」

「ブルボ〜ん」


荷車も邪魔だったので売り飛ばし、かなりの軽装でカンテラ村を後にした。


急ぐ旅でも無いので、歩きながら馬車道を南に進んだのだ。2日歩いてまも景色は変わらず荒野が続く....

「ジン〜、修練しよ?」

「さっきしたばかりだろう」

「だってぇ〜」

「分かった、分かった」

俺は亜空間を作り、キュラとの修練とは名ばかりの実戦をして互いを高めあったのだ。

(しっかし、ほぼ一日3度の修練はキツイ...腹も減る...)


何だかデカイ魔獣でも出て来ないものかね?


ただ、歩いている途中に空に青い光が現れ亀裂が生じ出しはしていた.....あの空間に囚われていた時に嫌と言う程見ていた光景だ。


だが、その亀裂が現れると即座にその亀裂を塞ぎ修復したのだった....


「ジン〜戦わないの?」

「ああ、アイツら気持ち悪いんだよね、だって戦える相手ってあの黒光りしてカサカサ動くようにゴ・・・「あ〜もう分かったぁ、その言葉は口にしちゃ....メッ!」

「ですよねぇ〜」


小型の獣は多いので、食料には困らないがもうちょっと歯応えのある奴と戦いたい....


更に2日が経ち荒野を抜けて森林地帯に入っていったのだ。

森に入り少し馬車道を逸れたが人が歩いた痕跡もあったので森の中深く入っていった。

「おっ!こんな所で珍しいな」

「なぁに?」

「これは、イヌトキ草って言って回復薬の原料になるんだ」

「へぇ〜じゃあその草をどうするの?」

「結構大量に自生してるよね....少し摘んで行こう」

何だかんだでかなりの量を回収しました.....当然痛まない様にコーティングしてバッグの中へ。


更に歩き続けて行くと簡単な柵が見えてきた。入口の前まで来たのだが見張りは誰もおらず、一応一言声を掛けてから中に入った。

歩く事数分でいくつかの簡素な建物が、見えてきたのだ。


「こんな所に集落何てあったっけ?」

(そういえば馬車道からだいぶ逸れてたか......)


人影は無く、誰も居ないのか寂しい場所だった。

掘っ建て小屋が5棟ほどあり、その先に倉庫所の様な作りの大きな建物があった.....


広場には酒樽や焚き火の後等が散見されて何かがいたのは確かな様だった。


「おや?あれは....魔術の痕跡か何かなのか?」

「あっ私も分かったぁ〜」

「う〜ん、どうしようか....」

「行ってみようよ」

「だね」

俺達は隠蔽の魔法を使い身を隠しながら、魔術の痕跡がある場所へとやってきたのだ。

「この下だと思うよ」

「だなっ!勝手に見るのはマズイかなぁ?」

「ここまで来ちゃったのに?」

「キュラリン、少しそこで待っててくれ」

「うん、いいよ」


俺は魔術の痕跡がある草むらに手を翳してその魔術が何なのか探った。


「やっぱり隠蔽魔術みたいだ」

「いんぺい?」

「そうだ、何かを隠す為に行使している術式だな」


俺はその術式を解除して中を探知してみると.....


「うっううっ........」


人の呻き声が聞こえて来たのだ。

しかも一人では無く大人や子供を含めると13人にものぼったのだ。

一応隠蔽魔術を再度展開し直して様子を見る事にしたのだ。

倉庫も、ついでに見てみると庫内は血生臭く悪臭を放ちながら、兵士達の武具が散見され、衣服なども積み上げられていたのだ。


「これは...もしかしてここに居た奴らって賊?」

「やっつけて良い人達って事?」

「まだ駄目だよ、今は圧倒的に情報不足だよ」

「帰って来るまで暫く待っておこうね」

「はぁ〜い」


少し離れた木の上で身を隠しながら、ここの 奴らを待ったのだ。


30分後....

「修練?」 キュラの囁きが....

「はぁ〜〜」

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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