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キュラリンだね

宜しくお願いします。

全く、ありえないだろ!


強くなり過ぎてこの空間から出られないとか....

2日間無い頭をフル回転させた。

頑張れ俺!俺はできる子だった?よね。

遂に考え抜いた答えは、世界のバランスブレイカーでは無くなる為に俺の核をキュラと分け合うって事だった。

要は個の力が大きくなりすぎたって事で二人に分ければ問題無くなる筈だって事なのだと思う....


もう決めたのだ。やるったらやるのだ!


早速試そうとした時、キュラが予想外に反対してきたのだ。

中々本音を言おうとしないキュラに何とか話させる為に俺は....


[ 必殺!モフモフスペシャル!ゴールドフィンガー ]

ケラケラ笑っていたが、段々と艶っぽい声を上げるが俺のフィンガーはとどまる事を知らなかった.....

ふふふ、キュラは大人の階段を登ったのです。


そして聞き出したその理由とは.....キュラが俺の中に入れ無くなるから!との事だった。


そんな事なの?と言ったら、メチャクチャ怒られました。俺の中で一体になっていたからこそ、今の俺を見つける事が出来たのだと......


(おっしゃる通りです.......ごめんね....)


暫くじゃれ合ったあと、俺は気持ちを落ち着けて早速自分の体内に感じる核を2つに分ける為集中したのだ。

しかし核にはどうやっても分けられない部分があったので俺の核の1/3程を取り出す事となったのだが、突然自分の身体を真っ二つにした事がある人は少数だと思うが........俺はまさに身体を真っ二つにされたかの様な激痛が走りその場で倒れたのだ。少しの間呼吸も止まっていたらしい...........


キュラが特大の電撃で助けてくれなければ、本当に死.........キュラリンありがとうね♡」


「もう!びっくりさせないで!『ありがとうね♡』じゃあ無い!」

[ バチコーン ]

半泣きしながらの本気のブン殴りが炸裂しました.....

(容赦ねぇ〜)


その後3日間寝込んだ俺はまだ倦怠感が残っていたがようやく動けるようになったので取り出した核をキュラに飲み込ませようと.......しかしでか過ぎて口に入りもしない......仕方がないので核を丸い錠剤にしました。見た目は丸薬サイズで味は.....口に含むとほんのり甘いらしい....


「パパ、何だか甘くてイッパイ食べられるよ♡」でした....食べるんじゃ無くて飲み込もうね...


キュラリンに与える一回の量の目安なんて分からないが、一度にあげるのは戸惑われた為4日に分けて飲ませたのだ。


全ての核の錠剤を飲み込んだキュラは3日目の晩から寝込んでしまいました.....

高熱と水分も採っていないのに汗が吹き出していた。

さらに魘されているのか、凄く辛そうだ。飲ませる量を誤ったか?.......猛省してます。


寝込みだしてから7日が経過するとキュラの熱は下がりだして顔色も良くなってきたようだ。

(頑張れ!キュラリン)

さらに3日後遂に、キュラが目を覚ましてくれたのだ。


「パパァ、何だか身体が重いの....」

「頑張れ!」

「うん....パパァ、何かお話しして?」

「お話しか.....そうだな........よし分かったぞ!」

ありがちな始まりで話を始めたのだった。

「むか〜し、むかしある所に......」

童話だったがキュラはうつらうつらと聞いていて...暫くすると俺の腰あたりに抱きついてきてキュラからスースーと規則正しい寝息が聞こえてきた。

(こっコレは!男版膝枕って奴なのか.....)


改めてキュラの姿を眺めてみると、更に成長しており、もう19歳位の見た目になっていて、今は瞑っていて見えないが、コバルトブルーの目の色に髪の毛の色は淡いピンク色に変わっておりとても良く似合っていた。

(何故獣の姿にならないのか?不思議ではあるのだが.....今度聞いてみよう)

美しいキュラに見惚れていると時間の経つのが早く感じるから不思議だね。


[ プニプニ.....プニプニ......ビョ〜ン ]


キュラの頬っぺたで遊んでいると、寝返りを打って....


「あともうちょっと.......」

(そんなん言われたら、待たなしゃ〜ないやん)

.

1時間後、目を擦りながら遂に目を覚ましたのだ。


「やっと目が覚めたか?」

「うん」

「どうだ、身体の調子は?」

「う〜ん.....どう?かなぁ?」


身体をあっちこっち掌で叩きながら確認をしていた。


「うわぁ♡ ワタチ凄く大きくなってるよ?」

[ ポヨンポヨヨン ] 女性ならではの部位を鷲掴みしながらゆさゆさと.......


「パパ触ってみる?」

「イヤイヤイヤイヤ.........そう? では遠慮なく.......」

「って 触るかぁあああああああ」

「え〜〜柔くて気持ちが良いのに?」

「ゴッコホン......話は変わるが?九尾狐にならないの?」

「うん、だってパパもこっちの方が良いでしょ?」

「まぁ話し相手には同族に近い方が話しやすいな」

「でしょ?それにこの姿の方が楽なんだぁ」


(そんなものかね?なら無理に九尾狐にならなくても良いか)


「少し確認したいんだが、良いか?」

「うん、だけど何を?」

「キュラリンの実力だよ?」

「じつりょく?」

「ああ」

「何をするの?」

「まぁ修練?かなぁ?」

「しゅうれん、するぅ〜」キュラリンはバンザイして飛び跳ねていた。

(見た目は大人話し方は子供のままか....言葉遣いも少しづつ教えて行かないとな......)


「さてと、俺の作る亜空間でな!」

「パパと?」

「まぁそうだが俺の複製体(コピー)とな!」

「こぴぃ?」

「まぁ見ていれば分かるよ」


俺はキュラと共に亜空間で包み込んだのだ。


「ふわぁ〜なぁにここぉ?とっても気持ちが良いよ?」

「そんなものかい?ここなら全力出しても大丈夫だぞ」

「うん」


そうして複製体を作り出したのだ。

(何だぁ?このコピーは、顔があるぞ?)


髪の毛は核を取り込む前のキュラと全く同じ真珠色の髪に目の色は琥珀色になり雰囲気が変わっていた........というか、全くの別人じゃん........

しかしマジマジと眺めていると、懐かしさもある....髪の色や目の色は違うけれど俺が生まれた世界の時の顔にソックリだった.......というかそのものだった。

既に鬼人では無くなったというのは理解しているんだけど.....身長、骨格、体格、顔が違えばもう他人です。

「俺.......完全な....別人になってんの?」

「そだね♡」

「以前の(ジョー・タカオカ)との共通点とか無いの?」

「全くなぁ〜し!雰囲気もオーラも匂いも、種族もね」

「それじゃあ、俺の見た目はこのコピーと同じって事?」

「そだよ♡」

「本当に、本当〜に、俺だと良く分かったね」ウルウルウルル

「それは、ワタチと全てが繋がってたから.......」ポッ

(おいおい、含みのある言い方はやめなさい)


見た目も変わってしまったって事と元の世界にはジョー・タカオカはいる様なので、俺はジョー・タカオカの名を捨てジンと名乗る事を決めたのだ。


「もう、きっとあの頃には戻れ無いよな」

「パパ、私は離れていかないよ」

「ありがと、キュラ....」


「よし!気を取り直してっと、キュラリン!このコピーと戦ってくれ」

「うん、分かったぁ」

キュラリンは少し間を屈め......


「てりゃぁああああああ」


気合い一発!キュラのキックが炸裂........しなかった。(キュラリンは動きが単調過ぎだ。簡単に読まれてしまう)

複製体はその蹴りを避けると、すかさず足払い。

キュラの動体視力と体捌きはそもそも俺よりも格段にレベルが高く余裕で避ける。しかも避けながら頭をコツンと軽く叩く余裕すらあるのだ。

(やべえな、キュラリンの方が明らかに強くね?)

複製体は、プラズマを纏うと身体能力が向上しキュラの速度に何とかついていける様になる。

(やっと戦闘らしくなって来たな....)

体術のぶつかり合いは実力が拮抗していて見応えがある。俺は格闘技の試合を見ているかの様にワクワクして魅入ってしまっていた。


「えへへ、この人強いね♡ ワタチも行くよぉ〜」

[ コォオオオオオオオ ]

(何だぁ?)

少し腰を落とし、気を溜めているのか真っ白な闘気を纏い出した。

「ゼコクウチュウムショクぅううううう」

お腹辺りに添えた手を前に翳すと、白い光はコピーへと降り注ぐ....


「リィパルシャン 三重の防御」

三重に重ねられた障壁が展開されキュラの攻撃を防御する。

しかし障壁は消えていく.....壊されるわけでもなく消えていくのだ。

(何だあの技)

コピーも流石にヤバイと思ったのか、障壁の2つ目が消えた時即座に回避行動に移ったのだ。

(うん、正解だね)


キュラは即座に...「インビジブル チェイン」


複製体の足元に鎖が現れコピーの足に巻きついた。

動きを止められた複製体は、リミットステート化して、トランジェント()ディビジョン()をした。

キュラはかなり驚いた様子で、隙が生まれた。

複製体は分身したまま、プラズマ爆発を発動させてしまった......


[ パァーン ]


爆竹が弾ける様な軽い音と共に、複製体は弾けて終了した。


「パパ、何だったの?」

「うん....コピーが修練のレベルを超えた破壊魔法を使おうとしたからやめさせたんだ。だけど急激に抑え込んだからコピーの身体では耐えきれずに爆ぜちゃったよ」

「もう!良いところだったのに」 プンプン

(少しむくれたキュラリンのギャップが何だか心をくすぐる)


その後は、キュラの魔法や体術をこの身で受けて確認.......

(うん、かなり強い.....素の体術ではかないませんです)


早くキュラと冒険に出たくなってしまったのだ。

亜空間を解除し元の世界へ戻る準備をした。


先ずは、俺のギルドカードっとお....んんん?


出ませんでした.....


お尻の痣は?


消えて無くなっていました。あれれ?


えっとぉ...金砕棒は?・・・出てこない


(つう事は、無一文で再スタートかよ!)


(あああ、神さま........)


ウジウジ考えても仕方が無い....文無しReスタート上等です。アレスとチャコだけは様子を見に行きたいと思いつつ.....


「キュラリン、そろそろ帰りますか」


「うん」

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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