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動乱だね

宜しくお願いします。

エレファン獣王との対戦が終わり....

俺は、試合後の会見を済ませ、とっとと闘技場を後にして宿屋へ戻って来ていたのだ。


(ちょ〜〜疲れた)


ベッドで仰向けになり今日闘ったエレファン獣王の事を考えていた。

(しっかしあの実力には驚かされた、神気まで使って来るとは思いもしなかったな....フォリナー族のカリュブディスだったか、アイツと良い勝負.....いや、エレファン獣王が勝つか....)


[ コンコン ]


「はい?」


「ラムです」


「ああ、どうぞ 開いてるよ」


「はい、失礼----ッ」


「なっなっなななななな」


「ん?どうした?」


「何故......Qちゃんが」


「ん? まぁ俺が依代だから....かな」


「だからって.......」


「んん?そんなに、おかし-----ッ」


「Qちゃん!」


「んにゃぁ なぁ〜にぃ パパァ?」


少女の姿でしかも一糸纏わぬ姿で添い寝をしていたのだ....」(まぁ何故か腕足背中は毛で覆われているから、薄い毛皮を羽織っていると言えば良いの......かぁ?)


「そんな、破廉恥な格好はダメです!」


「そぉ?」

(うっ!確かに....モフリストの悲しい(さが)だね)

特に首筋から背中にかけての毛の触り心地は最高なのだ!


「では、せめて全て!そう全身を毛で覆いなさい!」


「え〜〜っそれだと暑いもん」


「暑いもんではありません!」


「もうっ良いもん! べっ...」 [ ボフンッ ]

「ああっ!」

Qちゃんは舌をチロッと出して....俺の中に入ってしまった。


うっラムさんがお怒りになられています....放電しているようで俺の髪の毛や産毛がザワザワ逆立ってますよ........背中に雷鼓の連鼓まで浮かんでますが.....


何だか、最近のラムは少し怒りっぽくなったかな?


ラムはその後、俺にくどくどとQちゃんの接し方を注意したのだった......俺はロリコンでは無い!しかしロリコンと勘違いされかねないのも事実なので、自重しよう。

食堂に皆んな集まり夕食を食べ、今日の対戦のダメ出しやら、何を買ったとか、緋い絆の活動内容を聞いて楽しんだのだ。


「皆んな聞いて欲しい。レヴィから連絡が入ったんだ、アレスはこの世界に間もなく戻って来るらしいんだ。なので明日からアレスを迎えに行く為王都へ向かおうと思う」


「うん、さんせ〜い」


「正直、今までは異空間にいたので、アレスが居る場所の特定ができなかったんだ」


「えええっ? そうだったの?」


「ああ、でもそれを言うと皆んな心配するだろ?」


「うん当たり前だよ!」


「レヴィの事も信頼してるのは、まだ俺ぐらいだしな」

「そう....だよね....私達はまだ...あの....レヴィがって思うと....」


青紫色の髪そして黒とプラチナの様なバイアイの美しい女性がジョーの椅子の傍に立ちウインクをして.....

「まぁ、妾はジョウを信じておるのじゃ」

デメララが遅れながら食堂に姿を現したのだ。


「あっデメララさん、遅かったですね」

「闘技場で旧知の友に会っての話が長くなってしまったのじゃ」

「へぇ〜そうだったんだ....」

「フフフ、異性かしら?」

「えっえっ、ディアったら.....」

「まっまさかな!えっそうなのか?」

「なんじゃ、気になるのか?」

「うん...モチロン」

「どうしようかの?」 勿体つけたデメララがチラリとジョーを見やった....

「ん?....俺か?」

「なんじゃ、つまらんの 旧知の友は女じゃ!」

「余り大きな声では言えんが、タミアじゃ」

「ええええっ!ザグロ...むぐぅ....」

「ラム、落ち着け...」(公衆の面前で個人が特定される発言は不味いだろ...特に王家だ)

「うん、ルクリウスちゃん....ごめんなさい」


明日には、王都へ出発するので明日の昼までに準備して欲しい。

「「「「りょうか〜〜い」」」」


ゆっくりと風呂に浸かって明日に備えた。


(デメララは、王妃タミアと知り合いだったのかぁ...やっぱりな....)


皆んなが寝静まったのを確認してから宿屋の外へデメララを呼び出した。

「デメララ、休んでいたところ悪いが、教えて欲しい」

「なんじゃ?あらたまって」

「じつは、確認なんだが.....」

「デメララとタミア殿下は魔族同士、念話で話す事が出来るのか?」

「ふむ、可能じゃ」

「そうか、ならば......」


レヴィ(ヒデオ)の話では王都の地下に封印されている、魔神の核奪還が目的だ。その封印を解く為に竜人族の巫女と、魔神と勘違いされているアレスが必要であり、5日後には王都の封印の間に侵入するとの事だった。


「最後に、その封印の間に俺達を連れて行って欲しい」

「頼んでみよう...しかし王都の最重要施設じゃろうし無理かもしれんぞ?」

「ああ、その時は別の手段を考えるよ」


そして、俺とデメララは寝室に戻っていった。


朝を迎えると早速デメララが俺の部屋へと入って来て、封印の間への入室を許可されたとの報告をしてくらた。しかし封印の間に入れるのは俺1人そして王城へ入るのはデメララと共に俺と2人だけとの事だった。ゾロゾロ全員で押しかけてしまうと目立ってしょうがないという事と、封印の間にはジョージ陛下とタミヤ殿下のみが知り他の者には秘密裏に動かねば混乱や動揺を招くからとの事だった。


王都へ出発する前に先ずギルドへ向かい王都までの道のりで出来る依頼が無いかを確認しに行った。


[ カラララン ]


[ 緋き絆 ]が7人も揃った久しぶりの冒険だ、ワクワクしながら依頼ボード。眺めていると、受付嬢 ラピンが後ろに立ち、俺に声を掛けてきた。


「すみませんが、ジョー様マスターかお呼びですので、申し訳御座いませんが応接室に来て頂けませんか?」

「はい」 (何故わかったのかな?)


俺達は応接室に入ると、既にギルド長であるサインがソファに腰掛け緊張した面持ちで座っていた。


「呼び出してしまい、すまない」

「いいえ、問題無いです」

「どうしたのですか?」 ラムも心配気に声を掛けた。

「各国のギルドから緊急の要請が入って来たのだ」

「ん?と言いますと?」

「実は、ドロミテ帝国、グヤナ国、シャラン教国、王都ザグロス、そしてプエルト国に異変が生じているのだ」

「異変?」

「魔道具で各国の情勢など情報交換していたのだが、昨夜から話している途中で突然途絶えたのだ」

「故障?」

「いいや、今言った国以外では問題無く連絡はつく、しかも切れる直前に各ギルドから緊急招集が掛けられたのだ」

「かなり、不味いのか?」

「そうだな、私が緊急招集の信号を受けたのは、20年以上も前だったな.......」

「おいおい、20年以上前って...」 (キビ爺から聞いた、動乱期じゃないか....)


俺達は、予定を変更して王都ザグロスへは、デメララと俺、ラムはルクリウス、トゥルス、ディア、チャコと共にプエルト国へ向かって貰い一体何が起こっているのかの確認と、俺達の屋敷には強力な結界を施しているので少しは安心できるか....

ラムは、俺と共に行くと意地を張っていたが、ルクリウス、ディア、トゥルスの説得の甲斐もあり屋敷で俺達の帰りを待つ事となった。


王女が他国において万が一でもあれば友好な関係に亀裂が生じかねないとのルクリウスの説得に流石のラムも従わざるおえなくなったのだ。


グヤナ国とも国交を結んだ事によりギルドへ情報が伝わるようになり、此度の緊急事態の連絡が入ったのだが、デメララは傀儡である金剛力士のアンとウンそしてマーラ王子から常に最新の情報が伝わって来る為、動じずに落ち着いていた。理由はグヤナ国にも一時的に襲撃があったが、戦闘狂であるフォリナー族がグヤナ国の近海を航行していたらしく空から降って来た異形の魔物と主従関係を巡り抗戦となったのだ。その為グヤナ国の被害は軽微であり、結果的にフォリナー族がグヤナ国から襲撃者共を遠ざけてくれたのだと.....


そしてフォリナー族と悪魔達はどうやら、崩壊した元バルバド帝国領へ向かっているらしい.....


「ジョウは安心して妾を連れて行けば良いのじゃ」

「ああ、すまない....デメララ感謝するよ」

「ふん、妾はジョウの伴侶じゃ、来い!とだけ言えば良いのじゃ」

「アレスを救い出したら、グヤナ国に行くか?」

「それこそ余計な気遣いはいらん、グヤナ国の兵士は皆優秀じゃ!それよりも何よりもプエルト国に戻る事を優先したいのじゃろ?」

「そうだよな...」 (俺と関わって来た種族も守りたいとは思うが、身内を優先してしまう........それにしてもデメララは魔族なんだよなぁ......何だろうか、デメララの言葉は俺の迷いを察して背中を押してくれるんだよな....)


俺とデメララはラム、ルクリウス、ディア、トゥルス、チャコを見送った後トゥルスから渡された大量に食料が入ったバッグを背負いサバナ国を後にした。


寸刻歩いた所で探知をしてみるが辺りに知能を持った生命反応が無かった為Qちゃんを呼び出しデメララと共に背中に乗って王都ザグロスへ向かった。

Qちゃんは脚を動かしてはいるが、完全に宙を浮いており脚は地面を蹴っておらず、脚を動かす必要があるのか疑問に思ったのだが、まぁ気にしない事にした。


更に時は過ぎ....Qちゃんの移動速度も速いのは速いのだがその速さにも慣れて来るとやはりアレスの救出に早く向かいたいと言う気持ちから言葉がポロッと出てしまった.....

「もっと早くならないか?」


「えっ?パパ....良いの?」


「ん?ああ、聴こえてしまったか...」


「へへへ、じゃあシッカリ捕まっていてね♡」


「大丈夫なのか?」


「うん!行くよ〜」


[ バシュン・・・・ ]




「なななななんじゃぁぁぁぁああああああああああ」




(あっデメララも乗せていたんだっけ......)


即座に俺はデメララを結界で包み込んだので落っことさずに済んだが、デメララにポカポカと背中や後頭部を叩かれる事になった....痛くとも何とも無いが、余りの可愛さに笑みがこぼれると余計に叩かれたのだった....


速いなんてもんでは無くもう、王都ザグロスの外壁が見えて来た。


「もう着いたのか?」


「えへへ、凄いでしょ?」


「ああ、驚いたよ」


「パパの力がいっぱい入って来てから凄い力が出るんだよ」


「今ので全力か?」


「もっと速く移動できるよ」


「あれ以上速く移動されると、俺以外の人は身体が持たないと思う。だからパパ以外の人を乗せる時は少しだけ加減してくれよ」


「うん、わかったぁー」


(あああ、モフモフが、止まらない.....)


ザグロスから少し離れた場所にてQちゃんを撫で回し俺の中に戻って貰った。


「さぁ、着いたぞ」

「そっそうじゃ.....」

「デメララ、大丈夫か?」

「そっそうじゃな、おんぶしてくれれば気分が良くなるかも?」


しかたが無いので、デメララをおんぶしながらザグロスへ向かったのだった。

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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