表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/115

ギルドだね②

宜しくお願いします。

俺達は、ギルドの別館前にいた。

「どーしたの?ジョー君?」

「どーしたのですかな?ジョー殿」

「ラムは、聞こえないのかい?」

「え?」

鬼神の力のせいなのか、五感がどんどん研ぎ澄まされていく。

「いや、何でもない中に入ろう」

扉の中に入って行くと、1階にある医療用の窓口辺りが少し騒がしかった。

「何だか、医療の方忙しそうだな.....何時もなのか?」

「そうだよ、冒険者の人達は良く怪我をするからね」

「そうか」

(俺も早く冒険したいな......)

直ぐに2階へ行こうと思ったのだが.........


「プップギギギギギギィィィィィィ」


「あっあの声って..........」

「そうだラム、あの....................カバだ!」

「何か、また、問題でも起こしているのか?」

「ジョー殿余り関わらない方が............」

「しかし、ラムの町で騒がれ怪我人が出たら僕も嫌だしな」

「少し待っていてくれ、直ぐ戻るから」

「ジョー君、分かった待ってるね」

「おう!」

「ジョー殿は......何故か懐かしい感じがしますな」

医療受付まで来た、どうやら診察室でカバが荒れているらしい。

「プギギギィィ.......ハヤク、ハヤク、イタミ トレ コノ ヤクタタズ ガァー・・・・・プギィ!」

「何度も言いますが、痛みを和らげる魔法は使え......」

「プップギギギギギギィィィィィィ」

「イタイ ダロウガーーーーー」

「ナゼ マホウ ツカワナイ…」

「再生魔法は、少し時間が掛かるのでって」

バキ、ドカッ、

「ぎゃっ!いたっいたた..やめ...」

バキ、ドカッ、ゴキッ.........

「やっやめて下さい」

「おっ落ち着いて.........誰か....衛兵....」

「コッコロシテヤル!」

「はい、言質取ったぞ」

「おい、カバ男久しいな」

「アノ イカレ チビ ヤロウ........」

「ドウシテ ココニ........」

「お前の声は聞きたく無くても、良く響くんだよ」

「大丈夫です?」

叩かれていた、白いフード付きコートを着た人に声を掛けた。

「えっええ、再生の魔法は少しの痛みと時間が掛かるのです.......それなのに.....」

要約すると、再生魔法発動中は他の魔法が掛けられない、又殆ど効果が無いようだ。

痛みが収まらないから、ヒーラー職の方を殴っていたのか。

カバに、「おい、腕を出せ」痛がっている手を出す様に促した。

「フッフザケルナ アッチイケ」

ぶん殴って意識を飛ばしてやろうと思ったが、此処は他国の部族や、沢山の人達が集まる場所だ。ラムの町が、野蛮な町だと思われたく無かった。

「僕の実験台に、なって貰うぞ」

寸秒で詰め寄りカバの腕に手をかざした。

「ヒッ!」「ゴメンナ」

意識を集中させた。

パリッパリパリ

手に微弱な電気を纏わせカバの腕を優しく包み込んだ。

「イデエ」

「なら、こうかな?」

ピリリリリ

「痛いか?」

「イデエよ!」

「う〜〜むむむ」

「これならどうだ!」

ピシッパリリ

「オオウ......」

「カバ、どうだ痛み収まってきたか?」

パリッパリリ

「ン?ンンンンン???」」

「ハッハイ!」

「イッイダグネー」

「そうか、成功だな」

「おい、え〜っとヒーラーの人?」

「ふぁ、はっはひ」俺の手の辺りを凝視していた...少し怖いな。

「カバの腕は、どの位で再生されるんだ?」

「後7~8分位です」

(おや?女性でしたか)

「分かった、俺はこのまま続けるから、2階に上がる階段の所に、ヘルメスさんと女の子が居るから、もう少し待って欲しいと伝えてくれますか?僕はジョーって言います」

「はっはい!................ジョーさん......って言うんだね.......」

「ん?」

ヒーラーの人に伝えた後、何故か周りに人が集まって来ていた。

(そんなに、煩かったのか.......)

ヒーラーが戻ってきた。

その後ろからピョコンと顔を覗かせて来た、可愛い女性はラムでした。

「ジョー君、何で手伝ってるの?」ニコニコしていた。(まっ眩しいです)

「成り行きで......な」

更に後ろにヘルメスさんが居た。

「ヘルメスさん」

「はい、何でしょう」

「この、カバなんだけどそこのヒーラーさんを、殴っていたんだ、後でしっかり償わせて欲しい」

「うむ、承知した」

「おい、後でゆっくりと話しを聞かせて貰うからな」

「オッオウ.........スッスマナカッタ........」

(うん、うん、反省している様だ)

ヒーラーさんが、再生も終わった様なので、処置室を後にした。

「………ニキ…」

「ん?」

少し出来た人山の間を抜けて、改めて2階にあるヘルメスさんの部屋へ向かった。


これまた、意匠の凝らした扉が目に飛び込んで来た。

「凄い扉ですね」

「この扉には、入る者の殺意等を見分ける事が出来る、キビ殿の逸品なのです」

「へー此れはまた...キビ爺さん凄いんだな」

「えへへ、でしょでしょう」

(お爺さんに、嫉妬してしまいそうです)

「ラムさん、ジョー殿、では此方へ」

「「はい!」」

ヘルメスさんの部屋に有る、引き戸を開けると其処に魔道具が置かれていた。

その魔道具は、床に置かれた、プラネタリウムの投影機にも見えた。

「ジョー君、この魔道具だよ」

「ヘルメスさん、起動をお願いします」

「はい、それでは起動します」

それはとても静かに起動した。

室内を少し暗くして2分程待つと、白い光がだんだん大きくなってきて、何やら人影が見えてきた。

「ジョー君、あっお母さんだ」

「おっお母さんなのか?」

全体のイメージは フ○ンク ディクシー作ミランダの肖像画が現れたのかと思う程美しい女性だった。髪の色や目の色はラムそのものだった。

(俺は暫く言葉を失ってしまっていた)

「ラム、私達は今アルメア国に滞在してるのよ」

「もう暫く滞在する予定だったのだけど、ジョーさんの事を聞いてしまってから、お父さんが......ね」

「後3日はかかる調査を明日までで終わらせて帰るって聞かないのよ....困ったお父さんよね〜」

「なので、2日後には、ザグロス王国に着いてる予定よ、だからギルドで持ち合わせましょう」

「14時で良いかしら?」

「お父さんが、おお慌てで仕事を片付けているので、返信をもらっても見れないから、2日後ギルドで話しましょう。もし無理ならメッセージだけでも下さいな」

「それと、ジョーさん、私の娘から少しだけ伺いましたが、ラムは私達の宝です。どうかお忘れなき様」

「お会い出来る事を楽しみにしておりますわ」

美しい女性に名前を呼ばれたって訳では無く、何故か脇汗が凄く出ていて、何故か背筋が凍り付いた様だった。

「お母さん、きっ綺麗な人だね」

「うん、私の自慢のお母さんです」

(あああ、その笑顔が今は眩し過ぎる)

「ところで、アルメア国って?」

「え?あっ!そっか...エルフさんの国だよ」

「かなり遠いのかい?」

「お父さん達の馬車はとても早いけど、私達の馬車なら10日はかかるかな?」

「そうなのか....」

(いつの日か必ずエルフに会いに行こう)

「それはそうと、同時に会話が出来なくて残念だったね」

俺的には、時間に少し余裕が出来てホッとしている。

「うううん、2日後にはザグロス王国に着くって言っていたし、魔道具でお話し出来るから、私全然平気だよ♡」

「そうか、2日後の14時にこのギルドだね」

「うん」

「どうする?一応メッセージ入れておくかい?」

「いいの、2日後にお父さん、お母さんをビックリさせるんだから」ペロ!

(もう、俺はダメだ、ラムに完全に精神支配されている)

「それじゃ、これからドワーフの棟梁に会って帰ろう」

「うん」

「それでは、ヘルメスさんありがとうございました」

「所でジョー殿、貴方は鬼神として何か対策しますかな?」

「え?どういう事ですか」

「貴方の能力値ですよ」

「あっあ〜〜高過ぎるので何かのトラブルに巻き込まれるとか...」

「そうです!過去に神族と知られた某国の神族はハニートラップや、貢物によってその身を滅ぼしました」

「え?ジョー君にも?だめだよ、私が絶対・絶対・ぜ〜〜〜ったい!ゆ・る・し・ま・せ・ん」

「心配してくれてありがとう......ラム」

「ヘルメスさん、何か方法が在るのですか?」

「ええ、在ります。その名も[ カンスト・カード ]です」

「へ?」

「このカードは、まんまギルドカードになります。使い方も一緒です」

「自分の能力値やスキルを追加は出来ませんが、補正が出来るカードで此れは何処でもお使い頂けます」

「但し、鬼神から鬼族への補正は鬼族のステータスのカンストが最低値となります」

「お分かりになりますか?」

「ああ、理解しました」

「では、そのカードを貸して頂けるのですか?」

「いいえ、このカードは次の鬼神様へとの事でキビ殿より預かっていた品、ジョー殿に差し上げますとも」

「それでは、ありがたく使わせていただきます」

俺は[ カンスト・カード ]を手に取り眺めたが何も起こらなかった。

「ジョー殿、自分のギルドカードを出して下さい」

「はい」

「えっと、リード!」

掌にカードが出てきた。(いや〜不思議だ)

「それでは、ギルドカードと、カンスト・カードを重ねて、あとは表示されたく無いスキルは頭に思い描いて下さい」

「はいってあれ?ギルドカードが、カンスト・カードに吸い込まれました」

「はい、それでは完了です」

「え?もう完了なの」

「そうです、元々保有している力や能力をただ見えなくするだけですから」

「但し他国でも使えるカードにするにはキビ殿の技が必要になります」

(キビ爺、やはり、凄すぎです.....)

「元に戻す時は、ジョー殿がギルドカードを出すとき、カンスト・カード、リードと言うだけで先ずカンスト・カードが出てきます」

「再度、リードと言うと元々のギルドカードが出てきます」

「理解されましたか?」

「はい、大事に使います」


「それでは、ジョー殿ギルドでの冒険依頼の話しを致しましょう」

「はい」(おっとそうでした、ギルドに来たら必ず聞こう思っていた事だったよ、忘れてた..........俺も遂に冒険者の仲間入りだ)

「冒険者ギルドのランクは、先ずは見習いのFランクこの人は一人で依頼は受けられません。必ずDランク以上の同行者が必要になります。そして、Eから順に上がってゆきAランクそして最高ランクのSがあります」

「ジョー殿のステータスは、既にカンストしておりますので、Sランク級の仕事が請け負えます。つまり全ての依頼を受けられると言う事です」

「ん?Sランク以上は無い?」

「はい、しかしながらそれは、一般募集の話です。指名依頼が入った場合は、その難易度に応じてSSやSSSとランク分けがされております」

「但し、Sランク級の仕事の前にEやDランクの仕事をこなしてからSランクへ進まれる事をお勧めします」

「成る程、成る程、日帰りの依頼も在るのですか?」

「ございます、本館の受付横にボードがありますので、確認して下さい」

「分かりました」

「ありがとうございます」

「いや、いや、気になさらないで下さい。素材の売り買いは、この別館1階ですので、何なりとお申し付けください」

「はい、その時は宜しくお願いします」


そして俺とラムは、ヘルメスさんの部屋を後にした。

一応ギルドを出るまえに確認をした。

[[結果]]

ギルドランク Supreme

名前・・・・・・・・ジョー・タカオカ

年齢・・・・・・・・18歳

種族・・・・・・・・鬼人族

職業・・・・・・・・冒険者


体力・・・・・・・・100/100

力・・・・・・・・・100/100

精神力・・・・・・・100/100

魔力・・・・・・・・100/100

マナ ・・・・・・・・100/100

物理攻撃力・・・・・100/100

物理防御力・・・・・100/100

火属性耐性・・・・・100/100

氷属性耐性・・・・・100/100

土属性耐性・・・・・100/100

雷属性耐性・・・・・100/100

水属性耐性・・・・・100/100

光属性耐性・・・・・100/100

闇属性耐性・・・・・100/100


(スキル)

限界突破

生成

改変


(おっ数値が変わってる.............こりゃ充分チートだろ)


ヘルメスは、二人が部屋を出て行ったのを見届けた。

(あの[ カンスト・カード ]は、後四つの効果があるのだが、またの機会に話すかね)


読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ