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メドゥ...またね!だね

宜しくお願いします。

大河で起こった、レヴィとの戦いではサラちゃんの自爆という思ってもいなかった幕切れと、月華メンバーとして余りにも行き当たりバッタリな戦術は大いに反省すべき点として、今後は戦いのフォーメーションを取り入れた修練を行う事を決め、そして更にはジョー・タカオカがメビウスの帯に付与してくれていた、障壁が破壊されるなど考えてもいなかった事もあり、今までの甘えた考えを捨ようとメンバー全員が誓った。


先ずは、アレスだが単独での先走りと戦術が単調すぎて読まれた上で、自爆も多く反省点は多かった。ルクリウスは、アレスの様な破壊力は無く近接戦闘に特化している為戦闘に置いては影に徹した方が効率が良さそうだと月華の反省会で纏まった。

今後の役割だが

月華のリーダーは、デメララとなった。細かな交渉術はルクリウスと念話で調整しつつ行う。選抜の最大の理由はデメララは索敵範囲も広く、奇襲攻撃にも対応可能だからだ。

ディアは、防御魔法とヒーラーとして。

トゥルスは、後方支援とサモナーとして。

アレスは、広範囲攻撃も得意の為、遠距離からの初撃役。その後は、デメララの指揮に従いつつ行動する。

デメララは、全体の指揮と傀儡を使い殲滅役。

ルクリウスは、隠密スキルを磨き相手の情報収集。

月華メンバーの基本の役割が決まった所で、皆んなの眼はキラキラと輝いていた。

そうだ!焦ることは無いのだ、ユックリと安全に実力を付けてジョウの隣に並び立てれば良いのだ!っと....


「合言葉は!」


「超ヤバイ奴なら、迷わずジョウ君!」

やっぱり....丸投げだった......


気持ちを切り替えた、月華メンバーは、旅の仲間に加わったアンフィそして、イオ・メドゥ・未だ意識の無い病人のサイゴウと共に、大河を渡り王都へ向かった。


王都に到着し、先ずはサイゴウを王都一 大きな医療施設に預けると、ディアから詳細の報告そして精密検査をする事となり検査入院となった。

暫くは入院が続く事になる為、イオは足止めとなるのだ。


「全く、サイゴウは何時になったら目を覚ますんだか....」

「まぁほっといたら、可哀想でしょ?私達は時間も有るんだから、のんびり待てば」

「えっ?アンフィも付き合ってくれるのか?」

「当たり前じゃ無い」


「ちょっといいか?それなんだけど、私はもうこのメンバーから外れて良いだろうか」

「メドゥ?」

「イオもアンフィと上手くやって行って貰いたい」

「えっ?」

「私は、長い時間この世界で旅をして、知り合いも多くいる、それに申し訳無いが、私の中でイオは過去の人なんだ」

「そっそうなのか......まぁ....そう......だよな.....」

「だから、ここらで、お別れしようじゃ無いか」

「まぁ私からこんな事言うのも可笑しな話しだけど、アンフィ.....申し訳なかった」 メドゥはアンフィに深々と頭を下げた。

「よして下さらないかしら、以前も言いましたが悪いのは、このバカだから....」

「あははははははは、そう言ってくれると助かるよ」

「それでは、心置き無く私は新たな道を進めるよ」

「それで?メドゥはどうするのかしら?」

「王都で野暮用がね♡」

メドゥは、アンフィ、イオの前から姿を消した。


サイゴウを預けた翌日、月華達とメドゥはスイーツバイキングに来ていた。

「コレは何なのだ!美味すぎる!」

「でしよう」

「このスイーツは、ババロアって言うんだよ」

「はぁ〜何だか名前だけ聞くとカチンッときますね!でもとても優しい甘さで癖になります」

「うふふふ、未だ未だ有るよ」

フィナンシェ、ストロベリータルト、ストロベリームース、カップケーキ、ベリーヌ、シュークリーム、マカロン、サバイオーネ、ティラミス、パートドフリュイ、ショートケーキ、クッキー、ロールケーキ、パンナコッタ、ベリーヌ、ミルフィーユ、モンブラン等々見た目も可愛いスイーツが山盛りだったのだが、メドゥは残念ながら色を楽しめないので、香りと味で満喫して貰っていた。


メドゥは小型のケーキながら20個以上は食べていて、特にお気に入りはティラミスだった。

月華メンバーも軽く10個以上は食べていて、食後の紅茶を楽しみながら、お腹を摩っている姿は可憐な乙女からはかけ離れた存在になっていた....


「皆さんは此れからどうされるのですか?」

「妾達は、女の魅力を手に入れに行くのじゃ!」

「ふぁ?」 メドゥは驚きのあまり変な声が出たのさえ気が付かなかった。


「まぁ...何と申しますか...買い物です」 ポッ

「そっそう...僕達は何も疚しい物を買いに行く訳じゃ無いんだ」

「うっむ....こう...何だ...今の女性が普通に身に付けているものをだな」

「何だか、ルクッチが言うとスケベ臭が半端ないな!」

「なっ何か言ったかね、アレス君.......」 ギリリリッ

「イッイタッイタタタタタタ」「イダイッデ、ルクッチ....」

ルクリウスはアレスの頬をつまみ上げ、アレスを持ち上げる勢いだった。


「そうだったのか....楽しそうだが、私では色がわからないからついて行っても迷惑だな...」

「ん? そんな事ないよ。 一緒に行こうよ」

「良いのか?」


「「「「モチロン!」」」」


デメララ先生の講義により、ランジェリーショップでは満足のいく物を幾つか購入し、アクセサリーショップ、化粧品を購入し、美容院に行き髪やネイルでより美しくなった。ルクリウスは何故か美容院の女性達が頬を赤らめウットリと見惚れられ、他のメンバーに至っては、余りにも悪目立ちしてしまう為、キャペリンで顔を少し隠しながらショッピングを楽しんだ。

メドゥもお洒落なアイマスクを購入して、素敵な服に合わせると、輪郭やスタイルの良さもありとても仮面を被っていた冒険者とは思えない程の洗練された女性になっていた。


「今日は、楽しかった。ありがとう」

「何じゃ、改まって」

「唯一残念な事は、色をこの目で見たかった...」

「何じゃ、そんな事ならば念話の応用で、イメージを直接送ってやろう」

「えっ?」

デメララから送られてきたイメージが、メドゥの脳内で展開された。

美容院でセットされた、紫色の髪はくせ毛風エアリーボブに明るい菫色のアイマスク、黒いドレスを着た自分の姿が余りにも今までの自分とかけ離れていた。

「........こ・れ・が・ワタシ?」

「どうじゃ?」

「うっ嬉しい.....最高の思い出をありがとう....」

「こんな事じゃったら、何時でも言ってくれて構わんのじゃぞ」

メドゥは、ポロポロと涙を流しながら、とても幸せそうに微笑んでいた。


月華メンバーはそれぞれ街を散策して、ジョー、ラム、チャコ、執事やメイド達のお土産を買い回り、デメララはメドゥと共に日没まで街の散策を一緒に回っていた。そして月華メンバーと合流する前にデメララはメドゥに勾玉のペンダントをプレゼントした。


合流した月華達は宿屋近くのレストランでメドゥと共に夕食を食べたのだ。

メドゥは明日、月華メンバーと別れて王都の知り合いに会いに行くとの事で最後のお礼を伝えて来た。


「メドゥさん、近いうちに又会いましょうね」

「プエルト国に遊びに来て下さいね」

「何か困った依頼があったら、指名依頼をして欲しい」

「念話の範囲は、それ程広くはないが、近くへ来たら連絡して来るのじゃぞ」

「なぁ、今度はアチシとも手合わせしてくれよ」

「はははは、何だか私.....弱くなったのかな?」

メドゥは又、泣き出した......


「「「「またね!」」」」


「ええ、そうね」


部屋に戻る前の挨拶、その挨拶を最後にメドゥは翌日になると、姿を消していた。


「メドゥさん行っちゃいましたね」

「そうだな...」

「私達は、最後にサイゴウさんの様子を見てプエルトへ戻りましょう」

「そうだな!」

「やっと、ジョウに逢えるのじゃな」


「それでは、出発〜つ!」


「「「「おー!」」」」

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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