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GEKKA始動だね

宜しくお願いします。

「カンパ〜イ♡」


「ジョウ君どうして、分かったの?」

「ああ、サラちゃんからQちゃんへ報告があったんだよ、変なストーカー男に付き纏われているってね」

「服屋に行ったのか?」

「えっ?うっうん.....」

「少し離れた場所で、ずっと見られていたらしい」

「げっ!キモッ!」

「何だか、精神支配系の魔力を感知してメビウスの帯が起動したって報告されたから、いよいよヤバイなって思ったんだよ。でも皆んなの実力から考えれば大きなお世話だったかな?」

「イヤイヤイヤイヤ、あの優男何だか只者では無かったのじゃ」

「正直、私の全力の抜刀術も防がれた.....」シュン...

「そっかぁ....そういえばアイツの気配もいつの間にか消えていやがったな」

「まっ次は無いがな!」

「あの〜〜〜ジョウ君、程々にね♡」

「うん、うん......」

注意はされたけど、何故か皆んな顔は笑顔で上機嫌だった。

「そういえば、皆んな何時もと雰囲気が違うよな、その服を買ったのか?」

「えっ?........」

「あっああ、実はジョウ君が街の英雄になっていてね、同行していた私達も街を歩くと目立つから....ちょっと変装をね....変かな?」

「いや、凄く似合ってるしカッコいいぞ」

「あっありがと♡」


「所でさぁ....俺が英雄?........何で?」

「なんじゃ、分からんのか?」

「ほら、トリトン救出の一件だよ」

「またぁ〜〜大袈裟な」

「「「..............」」」

「四人で冒険者パーティを結成したのか?」

「ああ、そうだった」

「面白そうな事してるな」

「えへへへ、いいでしょ」

「ああ、所でこれからどうする?」

「ラムとチャコをおいて来てしまったから、なる早で帰ろうと思うんだが?」

「私達は、もう少し依頼をこなしながら帰っても良いか?」

「そうか.....プエルトも今の所 何事も無いから構わないよ、ただ無茶だけはしないで欲しい」


「「「「はーい♡」」」」


宿屋では、大部屋を借りたのだ。

「ふっふふふふ! やはりコレでしょう」


大部屋そして畳の部屋とくれば......長風呂の女性達を見送った後に布団を敷き詰め....やる事は1つである。


そう布団の端から端までをゴロゴロと転がりたかったのだ。

(さっ最高だ!ベッドとはまた違う趣があるよね)


[ カチャリ ]

「ん?」

「なんじゃ?ジョウ一人でそんな事をしとったのか」

「うっ!」 (デメララにバレてしまった.....恥ずい恥ずすぎる!)

「はっはははは」 (もう笑うしか無かった....)

「妾も真似てみようかの」


結局の所、二人でゴロゴロを楽しんだ。


「ふむ、妾は布団は初めてなのじゃが、存外良いものじゃな」

「そうか、分かるか?」

「うむ、妾の新しい部屋の参考にさせて貰おうかの」

「それは、良かった」


忘れ物を取りに来たデメララは又風呂場へ向かった。


「さてと俺も風呂に行こうかな」

ストーカー事件の後なので警戒を兼ねて、結界を張ってサラちゃんに部屋の警備を任せ俺は風呂場へ向かった。


部屋に戻ると、既に全員が揃っていて車座になって何やら話し込んでいた。

「ただいま」

「「「「「お帰りなさい」」」」」

「どうしたんだ?」

「明日からの依頼の件で話し合っていたの」

振り返る美しい女性達

「へぇ、それで?」

「アレスはどうする?」

「アチシ?」

「ああ、もし皆んなと依頼を受けながら帰るならそれでも構わないよ」

「え?良いのか!」

「ああ」

「ありがとう♡」

「やったね!」

「アレス、我ら月華に迎え入れよう」 フフフッ

「おっおう、ヨロシク」 (ルクッチの奴性格が少し変わったか?)


アレスは月華に合流する事が決まり、明日は俺一人でプエルトへ帰国の途につくのだ。

久しぶりの一人の移動だ、少し気になる事もあったので、少しだけ寄り道するのも悪く無い等と考えていたら、睡魔が襲って来て夢の世界に落ちていった......


朝食を済ませ、ルクリウス達はブリーフィング中である。

そのまま、ギルドへ向かうとの事で、俺達は軽く挨拶を交わして皆んなと別れた。


「さてと、行きますか!」

俺は、ダイちゃんを呼びチャコに伝言をお願いした。

帰りが少し遅くなると.....



「さぁ!我々月華はデメララ師匠と共に、最終装備を手に入れる為!先ず目指すは王都である!」

「「「おー!」」」

「ならば、もう理解していると思うが、ギルドの依頼を受けつつ王都へ向かう!

そう!王都までの護衛依頼があれば最高なのだ!」

「だよね〜〜」

「では、皆依頼ボードのチェックを頼む」

「「「「了〜解!」」」」 何故かルクリウスに敬礼をして散っていった。



人族の国でアレスが一度救援に向かった事のあるドロミテ帝国や、プエルト国までの護衛依頼は多くあるのだが、王都までは流石に距離もあり中々見つからなかった........


しかし、トゥルスが遂にサバナ商会というサバナ国で最も大きな貿易商からの依頼でブルボンから直接サバナ国まで魚介類等を運ぶ荷馬車と商人の護衛だった。

流石!大手の貿易商である、依頼料も破格で皆んなその依頼料を受け取った後何を買うかでウキウキになっていた。


ルクリウスはトゥルスの頭をワシワシと豪快に撫でて早速ギルドの受付に向かった。


受付嬢からは、申し訳なさそうな顔で人数不足を指摘されてしまった。

少し食い下がるも、やはり依頼主はサバナ国にいる為、例外は受け付けられない旨を伝えられた、しかし後2名以上の同行者を見つけさえすれば依頼は受けられるとも言われ、月華は其々別行動にて冒険者探しを始めたのだ。


ルクリウスは悩んだが、漁師達で構成された冒険者『ホセイド組』の頭ダイモスを頼った。

「よお!久しぶりだな」

「ああ、元気そうで何よりだ」

「まぁな、エリはトリトンと旅行でドロミテ帝国へ行っちまってるぞ」

「そうか、上手く行ってるんだな」

「もう、こっちが照れちまう位アツアツだぜ」

「ふっふ〜〜ん」ルクリウスは素っ気ない返事で返した。

((((羨ましすぎる!))))


「そっそれで何か用か?」

「あっああ、そうだった、実は..........」


「成る程な!後2名は必要なのか」

「あんたは、恩人だ!何とかしようじゃねーか。

少し時間をくれ」

「頼む」

ルクリウスは自分達が借りている宿屋を教えて、ホセイド組を後にした。



アレスは、相変わらずその手の交渉ごとは苦手で街に居る常識が通用しない者達と揉めて、乱闘騒ぎを起こしていた。

「ネーチャン....やるじゃねーか!」

「何だよ、もう終わりかよ!つーかサバナまでついて来いって!なっ!」

「俺達は漁師の仕事があんだよ!」

「ああっ!いいじゃねぇーか!少し位休んだってよぉ!」


[ ゴキン ]


「痛っ!」

「ア〜〜レ〜〜スゥ〜〜・・・」

ルクリウスはアレスの頭を鷲掴みにして握りしめた。

「痛っ痛いって....誰だ!チクショ!お願いしている最中に!」

「おい!お・ね・が・い・だとぅ?」

「アララ?ルクッチじゃん、だから今!」

ルクリウスは豪快なフォームで頭を掴んだまま、大きく振りかぶってアレスをぶん投げた!

「頭を冷やしてこんかぁ〜〜!」

「ルクッ・・・・・」 キラッ

アレスは空に消えていった。

「いやぁ、私の連れが失礼をした」

「いっいやぁ...まぁたっ助かったよ!あの嬢ちゃんひつこくってなぁ......」

「良く言って聞かせるので、勘弁して欲しい」

「あっああ、構わないよ.......所でさっきの嬢ちゃん大丈夫かぁ?」

「ああ、問題無い」

ルクリウスはニコリと笑ってその場を後にした。

(まったくアレスは.....月華の品位が....)



デメララはデメララで、木と泥で傀儡を作りフードマントを被せて冒険者風に仕立ててみたり、トゥルスは召喚獣に服を着せて誤魔化そうとしたり散々だった。


ディアはニコニコで帰ってきた。

「おっ!何だよ、ディアッチが見つけちまったか」

「ウフフフ♡凄いでしょ」

「ああ、流石だな!」

ディアが連れて来た冒険者はフードを被った二人組で、少しアンデットの様に生気を感じられないが、体格も大きく中々の逸材に見えた。


「名前を聞こうか?」

「「......................」」

「ん?」

「無口な奴だな」

「では、職種を教えてくれ」


「私はエンチャンター」

「俺はテイマーだ」

「宜しく!」

「ん?」

声が変な所から聞こえて来た気がした。

「ディア、この者達は大丈夫なのか?」

「えっ?ええ大丈夫だと思うわ、それに私達が頑張れば問題無いよね♡」

「う〜〜ん・・・」ルクリウスは少し悩んで、ある行動を起こした。

「失礼!」

縮地を使い、2人に近付きフードを外した。


「おい!この人達は.......」

「あっ!ルクリったら....」


フードを外された2人.......目がまるで死ん魚の目の様になっていた。


いや、何やら幻術でもかけられているかの様に、視点が合わず、口の端から涎を垂らし、フラフラしていた。


「ディ〜ア〜・・・何をしたんだ?」

「ウフフ、バレちゃったね」


こっそりデメララに教わった魅了とかなり強力なベンゾ系の妙薬を使ったとの事で、コッテリとルクリウスに絞られる羽目にあった。


「まったく!恐ろしい事を....」

「ウフフ、ごめんなさい」

「ディア、危険な薬は今後の使用は十分注意してくれ」

「は〜い♡」 あんまり、反省していないディアだった。

冒険者2名は無事正気に戻され解放された.....ルクリウスは、改めてディアはマッドサイエンティストに認定したのだ。


その日に冒険者を集める事を諦めて、宿屋に戻る事となったのだ。


宿屋に到着して、受付で部屋の鍵を受け取ろうと立ち寄った時、受付嬢から手紙を預かったと報告を受けた。


「おっ 何だか良い知らせじゃないか?」 アレスは即座に反応した。


「誰からかな?」

「はい、ルクリウス様宛にホセイド組のお若い方から預かりました」

「そうか、ありがとう」

「はっはい....」 何故か受付嬢は顔を真っ赤にして俯いてしまった。

(あっコレ完全にルクリを男と勘違いしているパターンだわ♡)そんな事を考えていたディアをすかさずルクリウスはディアを鋭い眼光で睨みつけていた....

(怖っ.....)


瞬時にクールビューティなルクリウスに戻り、手紙を受け取り部屋に向かった。


「明日の朝、ギルドにホセイド組の新人を紹介してくれるそうだ。しかもその新人は中々頼もしいらしい」

「ヤッタネ!」

「でも、良いのかな?」

「その新人達は王都で購入したい物が有るとかで、丁度良かったらしいな」

「本当にラッキーだったんだ」

「妾に都合良く事が運んだな!」

「うん♡僕達 明日には出発出来るね」

「そうだな、では明日に備えて早めに寝よう」


「「「「はーい」」」」


月華達は明日からの旅支度を整えて、何時もの長話もソコソコに眠りについた。





読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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