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遺跡での出逢いだね ②

宜しくお願いします。

アレスは全身に闘気を纏い、ヴリトラと向き合った。

肌は少し赤みを増して鱗が浮き上がり、目は有鱗目そして背中には竜の翼が生えていた。何度見ても美しい。俺は見惚れてしまった。

両手の爪が大きくなりだし、可愛らしかった手が禍々しい鱗を纏った竜の手に変貌した。

「ドラゴンクローか?」

「へへへ、ココからだぜ」

竜の手に炎が纏い出した....

「ジョウが得意の [ 炎の拳 ] アレスばーじょんだぁぁぁぁぁぁ・・・・」

炎を纏った竜の鉤爪だ!しかもアレスは背中の翼を利用して飛び上がり上空から加速をさせてヴリトラ目掛けて更に加速させる!炎の帯が長くなり、まるでフェニックスの様だ。

ヴリトラは完全にアレスの動きについて行けていない。不規則な動きで少しづつヴリトラの強固な外皮を削りとりダメージを与えて行く。

外皮が剥がれ肉が露出して来た所で、アレスは更に高く高く飛び上がり、一直線にヴリトラ目掛けて急降下を始めた。もう見た目は隕石の様だ!


「カッコいいぞ!アレス..........」


一本の炎の槍になったアレスはただひたすらに、真っ直ぐヴリトラへ突っ込んだ。


「貰ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜・・・・」


[ ちゅど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん ]


とてつもない破壊力だ!


大地に大きなクレーターが出来るほどの攻撃だ!ヴリトラも無事では済まないだろう。


砂塵が収まりクレーターの中心部を見るとアレスが気を失って倒れていた。

ヴリトラは塵になったのか?既にクレーター内には肉塊すら残っていなかった。



「クルゥウォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン 」



「えっ?」


ヴリトラの咆哮が未だ残った砂塵の中から聞こえたのだ。

「まぁ、そうなるだろうな.....」


余りにも真っ直ぐに、相手の視界も奪わず真っ直ぐな攻撃でしかも大声を出しながら真っ直ぐ落ちてくれば......まぁ避けるよね!

ヴリトラは意外にも身のこなしは軽くアレスが飛び込む寸前に横っ飛びをしたのだ。


バウンダリゾーン [ 結界 ] 内に居る冒険者達の肩がプルプルと震えていた......

アレスの名誉の為に結界に紫炎を纏わせ視界を遮断した。

俺は、極小のプラズマボールを作り、ヴリトラへ詰め寄り、外皮が剥がれ未だ治りきっていない傷跡から体内にめり込ませた。


そして爆発させた。冒険者の紫炎を解除してヴリトラが花火の如く爆発する様を見せつけたのだ。

(時間差攻撃とか何とか、勘違いしてくれれば良いけどね)


俺はアレスの元に降り立ち、抱きかかえてクレーターから出て来ると、冒険者達が恐る恐る近付いて来て、物凄く感謝をされた。

色々と話を聞きたそうだったが、アレスの身体も気になったので軽く挨拶をしてその場を後にした。


馬車に戻り、アレスをディアに預けると....

「アレスちゃんどうしたの?」

「うっ!ああ、最後に凄い技を繰り出してヴリトラと闘ったんだが、その攻撃の反動も凄く気を失った様なんだ」

「そうなんだ....分かった見てみるね」

「ああ、頼んだよ」

「あっこれからヴリトラとかゴブリンの素材を回収しに行かないか?」

「ヴリトラか、中々貴重な素材が手に入りそうだな」

「頼むよ、ルクリウスが鑑定してくれると助かるよ」

「ああ、任せてくれ」

俺たちが数刻の後遺跡に到着すると、先程助けた冒険者達が未だ残っていた。

「あっ先程は、助けて頂き有難うご.......」

「ん?」

「ルクリウス様では無いですか?」

「ああああ、それにトゥルス様まで....」

「冒険者をしている噂は本当だったのですね」

「随分大きなパーティみたいだな」

「ええ、私達人族が冒険者を安全に続ける為には、ある程度の人数が必要ですから....」

「その謙虚さは長く続ける為には必ず必要な事だ、これからも頑張ってくれ」

「トゥルス様、以前は我等の村に農法のご伝授有難うございました。あれ以来取れる野菜の美味さと大きさが段違いです。更に天候にも強く勉強になりました」

「僕は...お役に立てて嬉しいです」

「「有難うございます」」

(何だか、ルクリウスやトゥルスがカッコいいぞ)

「所で先ほどの美しい女性は大丈夫ですか?」

「ああ、問題なさそうだ」

「それは良かった。 あんな大穴を開ける位の攻撃ですから、細腕が折れちまったんじゃ無いかと心配していました」

「まぁ、立ち話も何だから、呑むか?」

「良いんですかい?」

「俺達はそんなに急ぐ旅では無いんだよ、皆んなは?」

「俺達も、後はブルボンにある家に帰るだけですからね、ここで一泊しようか何て言っていた所です」

「決まりだね」

「そういえば、パーティ名は?」

「ああ、俺たちはホセイド組っす」

「俺達は[ 緋き絆 ]だ、宜しくな」

「へぁ?」

「ん?どうした?」

「えっええええっええええええ〜〜〜〜〜」

「もしかして、タカオカ様ですか?」

「ああ、俺がそうだが?」

「ああああ、すんませんでした。何だか偉そうに話しかけてしまって」

「構わないよ」

冒険者達が何故か分からないが皆んな正座だ.....

「どんな噂が広まっているのか知らないけれど、俺はいま21歳になったばかりの若造だからそんな敬語はいらないよ」

「そっそうか?」

「ああ、ざっくばらんに話そう」


俺達は深夜まで楽しく酒を呑み交わした。

彼等達は元々漁師仲間で漁の合間をみては集まり冒険者をしているそうなのだ。今回はブルボンに居る商人の依頼を受けて王都への買い出しの護衛との事だった。先月この遺跡に入った時はまさかこんなに大所帯のゴブリン達の住処になっているとは思いもしなかったらしい....

「ふむ、私にも情報は入って来ているが、ゴブリン達が最近はますます知恵をつけて来ている様なのだ」

「私の父も頭を抱えていた。初心者冒険者がゴブリン討伐の依頼を受けて全滅してしまったパーティも少なくないようなのだ」


考えてみれば、知性のかけらも無いゴブリン達が、自分と違う種族のオーガや竜と共闘とかするかね...まぁオーガはあったとしても竜はないよな....

等と悩みつつ、冒険者達との酒を楽しんだ。


呑みは、楽しくメンバー達も饒舌になっていた。酒が入れば入る程、絡んでくるのは [ 緋き絆 ] のメンバー達だ。


ホセイド組は、ごっつい体つきではあったが、早々に酔い潰れていた.....

「こんな遺跡の真ん前で酔い潰れて、大丈夫かよ」

何だか、俺は酔いが少しさめた...


「リョーくんはぁ〜〜どーなのよ!」

「どうとは?」 (ラムさん胸元がはだけていますが....)

「あらしのことりょ....」

「うん、好きだ」

「足らん、足らんのら!もっとこう.....きゃっ!♡」

「リョーくんのエッチぃ〜〜」 バチコーン

(うっ!背中を叩かれました...まぁあんまり痛くはないが、何を想像したのかがとても気になって仕方がない」

「はぁ?」(いつもの事だが、ラムさん酒癖悪すぎです....しかし、可愛ある全てが正義になりますです)


「妾は側に置いてくれるじゃろか?」

「何を言っているんだ?」


うるるるるるる.....

「妾はダメなのか?」

うるるるるるる......


「あ〜〜〜〜っデメッち泣かしたな!」

「コラコラ、アレスさんや、人聞きが悪いです」

「皆んなはどう思っているんだ?」

「私は別に反対してないよ」

「アチシだって」

「僕も....」

「私は、ジョウ君が私を大事にしてくれるのであれば、大歓迎よ」

「私もだ!ディアと同意見だ!」 ポッ

「あっずっり〜なぁ〜〜・・・ルクリウスは良いとこ持っていくよな」

「私は、嫉妬深いのかな?沢山に愛されているジョー君を見るのは嬉しいけれど、イチャコラ見るといや、見えてしまうと私もってなっちゃうの」

「あっ私も」

「わっ私もだ!」

「アチシもアチシも!」

「だから、団体行動の時は、皆んな平等に愛してね♡」

「オラ ! 」

「ん? チャコどうした?」

「オラも、älva(エルバ)だったらずっと一緒にいてぇ、ジンに甘えたい!」 ヒックゥ....

(酔っているのかな?)

チャコはまるで自分の定位置の如く俺の膝の上で体育座りをして寄り掛かってきた。

あたりまえの様に頭を撫で回していると、


頬を赤く染めて少し酔ったチャコが胸に顔を埋めて上目遣いで俺の顔を覗き込んで来たのだ.....

(なんだなんだ、この技は.....可愛い過ぎる!)

デメララはおれの左足を枕にして寝てしまった。


(これは!正に! ハーレムやぁ〜〜〜〜)

俺は何て言ったら良いのか言葉が思いつかなかった。


「ムムムムムッ!私の場所が無いわ!」

「僕は.....明日可愛がってね♡」

ズキュ〜〜ン!って音が聞こえた気がしたが、気のせいだろう.....

(トゥルスの甘え方は神がかっているよね)


俺の愛する家族は眠りに落ちていった......

テントに入らず皆んな遺跡の前で雑魚寝でスヤスヤと熟睡していた.....流石に女性だし有名人なのでそっと一人一人起こさない様にテントの中に移していった。

デメララだけは起こしてしまったが、俺が寝転んだ隣に来ると即座に眠りに落ちていった。

テントの外の冒険者のイビキが酷過ぎる!結界を張っているだけだったが、音声遮断も付与をした。

冒険者の中の女性が4人程いたので、小さなテントを張り一応テントに運び入れておいた。


更にバウンダリゾーン [ 結界 ] で全体を包んでいるので、結界内は適温に保たせてもいた。もしかしたら、彼等が俺たちがこれから借りる船の船員になるかもしれないからだ。なので体調を崩させない様に一応気遣ってみた。


チュン、チュン、チチチチチチ、チュン、チュン


小鳥の囀りが、聞こえ目を覚ますと何時もの花畑の様な香りだけでは無く、胸に蹲る青紫色の髪の毛の少女?デメララが俺の肌着を捲りあげてピッタリとひっついていた。

こそばゆいし、恥ずかしいし、どう反応をして良いやら、悩んでいると、何時も早起きのトゥルスが驚いた顔で.....

「ちょっ!....」

「デメララさん!それはやり過ぎです!僕だってまだ....」

「ん?んん?なんじゃ?まだ?なんじゃ?」

「うっ、ううう....何でもないですぅ....」

「なんじゃ、皆んなお子様じゃのぅ....」

バキッ!

「痛いのじゃ....」思わず俺はチョップをデメララにお見舞いしていた。

「好いてくれるのは、凄く嬉しいけれどやり過ぎだ!」

俺は、ドキドキが止まらなくなってしまって、何だか酸素が足りない.....コッソリそうコッソリと誰にも気づかれない様に、深呼吸をした。


..............まったく俺のまわりの女子は積極的過ぎて、嬉しい半分どう対処して良いのかまるで分からない....

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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