デメララ女王の訪問だね
宜しくお願いします。
屋敷に隣接する芝生の丘で朝の修練をしていると...
「ジョー様」
「何だ?ハリー」
バイソン獣人の執事が俺を呼んだ。
「プエルト城より使者様がいらっしゃいました」
「分かった、今行くが着替えてから行くので、応接室で待っててもらってくれ」
「かしこまりました」
俺は、汗を流し、運動着から少しでも綺麗目な服に着替えようってあれ?服が無い?探していると、うさメイドのアイが慌てて持ってきて俺に着せてくれた。
「ご主人様申し訳ございませんでした。お仕立てしたばかりでしたので....」
何だか、とってもしなやかな肌触りで光沢がある。上質な生地のスラックスにホワイトカラーとジャケットで少し軍服ぽい感じだが、派手過ぎず悪くない。
「誰の仕立て?」
「マイが採寸をして、ミイがデザインを致しました、後は私達が手分けをして裁断と縫製をいたしました。如何ですか?」
「うん、とても良いよ王族達が着ていたのは遠慮したかったからね。でもこの服はセンスが良くて俺にはもったいないかな?」
「うふふは、そんな事はございません。とても素敵です。それに気に入っていただけて何よりです」
「それにしても、サイズが良くわかったね」
「ええ、それは......マイが、お風呂で......」
アイのうさ耳がしな垂れて顔が真っ赤になりだした。
「あっああ、あの時か...」
(うっ気不味い.....)
「あの、その、私も....今度....ご一緒.....」
「え?」
「何でもありません、失礼致しました」
俺とアイは微妙な空気になりかけたが、気をとりなおして、使者の元へ向かった。
「待たせてすまない」
「いいえ、タカオカ様にお会いできて恐悦至極でございます」
フードを外すと、頭から小さなツノが生えた鬼人の若者だった。使者の話によると明日にはデメララ女王がプエルト国に到着するとの事で今日よりプエルト城に来ておいて欲しいとの事だった。
俺は快諾して、家にいるメンバーに出掛ける旨を伝えてプエルト城へ馬で向かった。数刻程で王城に着くと、いきなりランプ殿下に捕まった。
「ジョーさん」
「はい、何でしょか?」
「貴方、奥手ちゃんなの?それとも病気なのかしら?」
「?と言いますと?」 (突然俺が病気って....)
「貴方、あのチャコって言うエルフばかり可愛がっている様ね」
「記憶を無くしてからはずっと寝食を共にして来ましたから、何かと頼ってしまっています」
「でもその子はもう別の部屋で寝ているのよね」
「はい」
「それに毎晩、ラム達とベッドを共にしているのよね」
「え?」
(何故その事を....最近では日替わりでメンバーが俺のベッドに入って来ていた)
「何も無いの?」
「えっええ、はい......」
「何とも、思っていないのかしら?」
「そんな事は無いのですが.....」(あっ言葉遣いが変だった...)
「まぁ良いわ、今夜は私と呑みましょう」
(うっ!恐いんですが.........陛下〜〜〜助けて〜〜)
俺の心の叫び虚しく、レオン陛下は現れなかった。
そして、バーサクヒーラーのランプ殿下とサシで呑む事になったのだった。
コップに酒が注がれ乾杯をして呑んだ。
(あれ?この酒美味い!)
「ランプ殿下、このお酒美味しいですね」
「殿下はやめて!」
「ランプ様」
「様もやめて!」
「何とお呼びしたらよろしいですか?」
「ラ・ン・プで良いわ」
「そっそれは、出来ません」
「あはははははは、ランプさんで良いわよ」
「はい.....ランプさん」
「できるじゃない」
「まぁ、呑んで」
「はい...........」
・
・
・
・
・
「ランプさん、俺はどうすればよいのれすか」
「ウフフフ、そんなの簡単じゃないの」
「ど〜ゆ〜事れすか?」
「抱いちゃえ!」
「へぇ〜〜そうれすかぁ〜〜」
「何なら、わたしで.....どう?」
「お〜し!なんれできませんて......」(酔いが少し覚めた)
「なんだい、意気地が無いねぇ〜」
「ああ、そ〜〜れすよ、おりゃ〜ドテチンですよ」
「うっそうなの?.....」
「何レスか?その態度わぁ〜」
「ジョーの実年齢を知っているからね、ひくわ〜〜」
「おれの、実年齢?何レスか〜〜それ〜〜」
「まぁ、呑みなさい!」
「オッス!」
「ラム、ルクリウス、アレス、ディア、トゥルス達をどうすんのさ」
「いつまでも一緒にいたいれすよ」
「ちゃんと答えてあげないとダメだよ、ただでさえ記憶を無くしてあの子達との思い出をジョーが忘れてしまって口には出していないだろうけど、傷ついているんだよ」
「そうですよね.....」
「ああああ〜〜俺はどうすれば」
「頭で考えるな、心で感じて行動を起こせ!しっかり受け止めろ!分かったか!」
「はい!」
「よし!呑め!」
「うおっし!」
(全くもって、本当に奥手な男だな....やっぱり私が....)
(ゾワリ...ん?何故か寒気が?....ランプさんの目が....)
更にランプさんと酒を呑み続けフラフラになりながらも、メイドの誰かに以前使っていた部屋とか言われながら、ベッドに寝かせてもらった。
・
・
・
目が覚めると未だ月明かりに照らされて見慣れない窓や壁が目に入り俺は何処にいるのか分からなくなった、花の様な良い匂いで目が覚め、更に美しい美女が隣に居るという、俺まだ酔っているのだろうか?
エメラルドグリーンの美しい髪の女性はスヤスヤ気持ち良さそうに寝ていた。
昨夜のランプさんの言葉が頭の中で反響していた。
心で感じて行動を起こせと.....
何故ここにラムがいるのかは不明だが?頭を撫ぜると彼女を感じる事が出来た。
「ううん、ジョー君?」
「ああ、ラム起こしちゃったかい?」
「いいの」
薄着の彼女は俺に抱きついて来た。
俺は彼女の唇に吸い込まれる様に熱いキスをしていた。
「んっ」 少し漏れ出る声が可愛い♡
唇が離れると、彼女は艶っぽい口調で
「嬉しい...」
(何だ、なんなんだよ!俺ドキドキしすぎて死にそうだ)
ラムは俺に寄り添って来て首に手を回しその身を預けてきた、俺も腕をラムに回すと、何て柔らかく華奢な身体だと改めて思った。
「俺と、俺と、えっと.....」
「ジョー.......焦らなくていいんだよ」
「ああ、すまない」
「エヘヘへ」
俺は、ラムの身体を抱きしめた。
頭を撫でていると少し硬いツノが手に触れたそのツノを指で撫で回すと。
「んっんんん」
何だが、ラムの艶めかしい声が.....
俺の指は止まらなくなった.....
(かっ可愛い....もっと愛でたい.....)
プルプル震えるラムが愛おしくて、しばらく堪能をした。
ラムは俺の撫でている手に手を添えてきて俺の手を何か確かめるかの様に触って...
「私、ジョー君の手も大好き」
「そうか?」
「うん」
しばらく俺達は二人で絡み合った後、身体を起こすと空が朝焼けに染まり始めた美しい光景が広がっていた。
「ラム、泣いてるのか?」
「うん、嬉しくって.....」
「ラムは王女様なんだろう?俺なんかで....」
[ コツン! ] ラムの柔い拳が胸の中心部、心臓のあたりを叩かれた...
「それ以上言うと怒るよ!」
「私は、ジョー君がいいの、ジョーしか考えられないの!分かった!」
「はい、ラム王女.....」
(はぁ〜〜〜ラムに先に言われてしまった.....叩かれた胸の部分がズキズキした....)
ベッドを後にした俺達は朝食を食べに食堂へ向かった。
ドアを開けると、満面の笑みで座っているレオン陛下とランプさんが既に座っていた。
「おはようございます」
「ふむ、おはよう。よく寝られたのかな」
「はい」
「そうか、ならば食事にしようか」
「うふふ、ラムは寝られましたか?」
「うっうん...」エヘッ
レオン陛下との食事は最近冒険者としての活動内容の話題に触れて盛り上がり、何だが今後は[ キャッツライト ]との合同で依頼もしたいと切り出したので俺は快諾した。
「ジョー君良いの?」
「ああ、面白そうだしね」
何だが、今日はいつもより緊張しないでラムと話ができるぞ俺の進歩か!フフフッ何だが距離が縮まった気がして嬉しくなった。
[ コンコン ]
「何だ!」
「失礼します! デメララ女王がお越しになられました」
「そうか、分かった! ジョーすまないが先に迎えてくれないか?」
「え?私がですか?」
「ああ、頼む」
「はい、かしこまりました」
俺とラムは部屋に戻り身支度を整えて、貴賓室に向かった。
「失礼します」
「妾がデメララ..........タカオカ様ん♡」
デメララ女王は俺に向かって走り出し首に抱きつかれたのだ...
「あああなんたる....女王様はしたないですぞ」
横に控えていた、魔族の一人が唸った。
「ああ、すまなかったのじゃ....つい、ついな....」
「................」 バチチチチチ
(はっ!ラムが無言で放電している.....ヤバくね....)
「ジッジッジッジョーくん!これはどういう事かな、かな?」
「へっラム?......それは.....」
「あはははは、俺にもサッパリ...」
[ バチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ ]
「ウキャーーーーーーッ」
俺は雷を受けて、上等な服が少し焦げていた.....
「なんじゃ、お主は」
「私はジョーくんの、ジョーくんの.......おくしゃん....で....」
「なんじゃ?聞こえんぞ?」
「待てっ待ってくれ、俺はグヤナ国で何をしたんだ?」
ちょっと怖いけど、確かめなくてはならない...
「ほう、忘れてしもうたのかあの夜の事を」
(へ?ダメだ、もう俺....詰んだわ.....)
「ゴホンッ......デメララ女王様お戯れが過ぎますぞ」
「見れば、あのお方はプエルト国のラム王女様、タカオカ様の婚約者様ですぞ」
もう、既にラムは涙目になっていた....デメララを後でぶん殴るリスト確定だな!....
(そういえば、何だが気になるワードが聞こえた気がしたが......?)
「なんと、そうであったか、それはすまぬ事をした」
「私はウェインです、覚えておいででしょうか?」
「俺は少し記憶を無くしてしまっていて、記憶に無いんだよ......すまない」
「そうでしたか、タカオカ様に我等は命と国を救って頂いた大恩がございますので、こうして伺った次第でございます」
「少しはその話を聞いてはいたのですが本当にそうだったんですね」
「はい」
「プエルト国に来るまで約4ヶ月も掛かってしまったのは?」
「はい、我等が出立する日に精神支配と言いますか、訳の分からない事を口走る怪しげな魔族達が乗った船を一隻回収したのです。その魔族は我等と敵対している獣人型魔族と見たことも無い身体が大きく魔力も膨大な魔族らしき物も乗船していたのです。その調査に時間が掛かってしまい.....」
「そいつらは、フォリナー族とか言ってませんでしたか?」
「何故それを...」
(まさかね....)
「新たな魔神が復活したとか、寝言の様に繰り返し怯えていたのです」
「はははは......」 (おいおい....)
「ジョー君もしかして...」
「ああ、多分俺が始末したフォリナー族の事だと思う。そして、その魔神の名は『タルタロス』では?」
「え? 何故その名を....まさにその通りです」
(あっそれ俺確定だわ....)
「あははははは、妾の目に狂いは無かったのじゃ!やはりタカオカ様は我等の王の器じゃな」
「あ〜えっとぉ....タルタロスは勝手に付けた名前で、魔神アルゴの復活を少しでも遅らせる事が出来るかな?何て思いまして....」
「しかし、あのフォリナー族を倒されるとは.....」
「なになに?なにそれ?私そこまで聞いていないよ」
「ああ、魔神の件はまだ話して無かったね、まぁついでだったので、俺も失念していたよ」
「え?そうなの....だって新たな魔神の復活だよ、事と次第によっては、国中で大パニックだよね」
「俺もあの時は、あの海域で魔神が暴れていると知れば、フォリナー族達もおいそれと来れなくなるかと思ったんだよ」
「ん???ちょっと待つのじゃ!妾の情報を元に獣人族と魔族そして新種の魔族の群れは、来なかったのかえ?」
「ああ、浜辺で物凄い数の兵が待ち構えていたけど、襲撃されたとの報告は無いな」
「おかしいのじゃ、20隻程の艦隊で向かったはずなのじゃがな」
「え?20隻?」
「なんじゃ?」
「そっそうなのかぁ〜〜」頭を掻いた....
「まさか、ジョー君?もしかして又やり過ぎちゃったの?」
「う〜〜ん.....多分そうなるかな?」
「もう、ジョー君はすぐやり過ぎちゃうんだから♡」
ツンツンと俺の脇腹を突いてくる。やはり、愛しいなぁ〜・・・
「えっ?」 (私は、耳を疑った。あの艦隊を殲滅させた事よりも、あの王女の肝の座りようは....我等より鬼人族の方が戦闘狂なのでは?などと思ってしまった)
「ん?ウェインさん、どうかされましたか?」
「へぁ?いいえ、なんでもございません」
・
・
・
少し沈黙が続き.....
「あっ誤解しないで欲しいのだけど、一応 最初は会話を試みたんだよ、そうしたらそいつらの仲間と思しき鬼人族の若者を目の前で殺され、そして最強のフォリナーとか言っていた奴がやけに好戦的で俺に仕掛けてきたんだ。更には話を聞く限り、他国まで滅ぼそうとしていたから.....奴等の数名を残して殲滅したんだ」
「あっだけど、獣人族の何人かは逃したよ、ベンガール獣王に報告とか何とか言っていたから見逃したんだ。何だが仲間割れしていたようだしね」
「そして先程の話で出てきた、訳の分からない事を口走っている魔族は俺が脳内を弄って恐怖を植え込んでから小舟に乗せた奴らだ。一応2隻に分けて解放したんだが....後の一隻は何処へ行ったんだろうか....」
「ならば、我等のお伝えした20隻の魔族船団達は?フォリナー族達は?」
「ああ、俺が殲滅して沈めたよ」
「本当に軽々しく言うのですね.....」
「ガァッハハハハハハ、遅くなってすまないな!」
「レオン陛下」
「少し会話が聞こえて来てな、何だがジョーと親しそうだから、硬い挨拶は抜きで良いか?女王デメララよ」
「ああ、妾もタカオカ様の御身内とあれば、敬意を表するぞ、それに敬称はいらん」
「何と、同族以外を受け入れるとは....儂もレオンで良い」
(お互いに、打ち解けた雰囲気だな)
「妾はタカオカ様の僕になると申し伝えたのじゃがな、あっさり断られたのじゃ.....」
「何と、ジョーの僕だと?」
「妾は、タカオカ様こそ我らを統治するに足る我らの魔王と思っておるのじゃ」
(おいおい、何だか話がでかくなってないかい?)
「ガァッハハハハハハ、まぁ魔族は力こそが王の条件だったか?しかしジョーは種族が違うぞ?」
「ふふっ...そんな些細な事か....あの魔神の如き力と魔族に対しての偏見のない様を見れば我らを治めるにたる人物と判断したのじゃ」
「なるほどな、しかし本人の意思を確認せねばなるまいな」
俺は悩んだ.......[ 緋き絆 ]のメンバーへ現在の記憶喪失中の俺の口から未だハッキリと気持ちを伝えて無い。
執事のハリーにこっそり聞いていたのだが、俺はメンバー全員と婚約しているのだと...さもなければあの屋敷に同居とかあり得ないだろう。でも皆んなはそんな事一言も言わずに俺からの言葉を待っている様でもあった。
先ずは、最も大事なメンバーにケジメをつけてからかな。
デメララが俯き加減に頬を染め...
「妾を眷属にしてくれまいか」
「えっ眷属?」
「なるほど なるほど....ジョーよ、悪くない話だと思うぞ」
「レオン陛下どういう事でしょうか?」
「今まで散々魔族との諍いや戦争の歴史があったのだ、プエルト国に来て日も浅いジョーが突然グヤナ国と友好関係を結んだと唱えたとて民達も直ぐには信じられないというものだ」
「しかし、眷属ともなれば話は別になるな、デメララ儂は、気に入ったぞ」
「ウフフ、ありがとう私の想いも本物なのじゃ」
(良いのかな?家族が増えるのは嬉しい事だけど...)
「ええっとぉ、私は記憶を一部無くしている話はしたと思います。ですが既に私には沢山の家族がいるので直ぐには返事は出来ません」
「そうか、分かったのじゃ」
「えっ?えっ?ジョー君記憶が戻ったの?」
「いいや、でも俺だってそこまで鈍臭い男じゃ無いと思っているんだけど?」
「ウフフ、ジョー君は、鈍いと思います」ああ、天使の笑顔がたまらない。
「皆んなに伝えたの?」
「いいや、でも直ぐにでも伝えるつもりだよ」
「すまない、デメララ様返事は少し待って欲しい」
デメララはコクリと頷いた。
「さて、そろそろ本題に入ろうかの先にも出た話題じゃが、バルバド帝国はほぼ壊滅状態なのはご存知か?」
「ああ、儂らの諜報部隊もバルバド帝国へ赴き事実確認をして来た所だ」
「流石はレオン様、情報が早いのじや」
「儂もジョーからバルバド帝国のパウラ皇后とアンデットになったマイリ皇女更に500人もの藍鬼を生贄として攫われたとの話を聞いた時は信じられなかったが事実だったようなのだ」
「何と、妾の領地でも生贄の儀式によって、魔神の眷属が召喚されたのじゃが、グラデ国でも何かを召喚したかも知れんのじゃな」
「フォリナー族供も魔神の眷属であるベリアル とか言ったか、そいつを召喚させて魔神アルゴを異界より連れて来ると言っていたようだ」
「妾の国で召喚された眷属は、タカオカ様が完全に消滅してくれたから安心じゃが.......きな臭くなって来おったのじゃな」
「恐れながらレオン陛下、私はグヤナ国の騎士団長をしておりますウェインと申しますが、秘密裏に調査した所更にヴァリウス・アル・バッシア王は、帝国を棄て暗殺ギルド『邪眼』の頭目になったとの噂もあります」
「そうか、それはまた厄介だな。帝国の皇帝であれば、動けば直ぐに伝わっておったのだが闇に潜む暗殺ギルドとなると奴の動きが読めなくなってしまうでは無いか」
「ジョーは何度か [ 邪眼 ] 共と戦ったと思うのだがその時の記憶は?」
「申し訳ございませんが、ありません」
「そうか、奴らは転移魔法の使い手がいるから厄介だ、しかも邪眼には儂の......まぁ良い」
「デメララ殿、今後はもっと細かく情報交換が必要のようだな」
「妾もその事を告げたく来たのじゃ」
「ならばメッセージを送る事が出来る魔道具を寄贈しよう」
「それは有り難いのじゃ」
その後は、雑談を交えながら会談は終了した。
レオン陛下は女王デメララを気に入っていたのが、印象的だった。
デメララと別れて俺はレオン陛下と別室にて話し合う事になった。
「ジョーよ儂はグヤナ国で作られておるマナワインが大好きなのだ。しかも回復薬もプエルト国で精製される物より強力なものもある。魔術の道具も然りだ!めでたい話になれば人族達とも更に絆は深まるのだ、よくよく考えて欲しい」
「はい、考えさせていただきます...」 (何だがレオン陛下はグヤナ国の通なのでは?と思ってしまう...)
暫く雑談を交わしたのちレオン陛下は思い立ったかのように、 [ 邪眼 ] について調べておきたい事が有ると言い残し部屋を出て行った。
読んで下さり、ありがとうございました。
次回も宜しくお願いします。




